2018年4月3日(火)、北上市和賀町藤根の「ざぜん草の里」にザゼンソウ(座禅草)を観に行った帰りに、「詩歌の森公園」に立ち寄りました。市立図書館の駐車場近くに植栽されているアセビ(馬酔木)が、白くて小さな壺形の花を沢山咲かせていました。昔、農家で人糞を肥料に使用していた時代、便壺にこの木を枝ごと入れて、蛆(うじ)殺しに使用していました。樹液が有毒だそうです。
アセビ(馬酔木)ツツジ科 アセビ属 Pieris japonica
山地の乾燥した所に生える常緑低木。庭木としても広く植えられている。高さは1.5~4m。葉は互生し、長さ3~8㎝の倒披針形で、厚くて光沢がある。花期は3~4月。枝先に白い小さな花が多数垂れ下がってつく。花は壺形で長さ6~7㎜。有毒植物で、馬が食べると苦しんで、酔ったようになるので「馬酔木」の名がついたという。花がピンク系の園芸品種もある。分布:本州(山形県以南)~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]