アメショー コチカの FIP 猫伝染性腹膜炎 完治の記録<標準治療>

2014年生後3ヵ月でFIPウェットタイプを発症後、標準治療で寛解。治療過程とその後の日々の記録。

闘病記ーこのブログを始めた理由(再)

2015-11-10 23:54:38 | ペット
コチカがFIPを発症した当時、私も、他のFIP猫の飼い主さんと同様に
どんな情報も貴重と、ネットで同様にFIPに感染した猫の情報を
目を皿にして探しました。
いくつかのサイトで、闘病記がアップされていましたが、読み進むうちに、
「虹の橋を渡りました」という悲しい1行に当たってばかりで
(やはり治らない病気なんだ)と絶望的な気持ちがつのるばかりだったとき
唯一、克服しました、とあったのが、下記のkukiaさんのブログでした。

http://blog.goo.ne.jp/akira96may-chike/c/cac863511558e9b5bb95a547e5900642

ただ、kukiaさんの晶ちゃんは当時3歳。
体の出来上がった大人の猫で、体重740g、生後3ヵ月のコチカに
どれだけ当てはまることがあるのかという気持ちもありましたが、
ただ、FIPになっても、助かった猫ちゃんがいる、その事実がわかったことが
とてもありがたく、励みになるものでした。

コチカは、奇跡的に、生き伸びることができました。

コチカが危機を脱してからも、kukiaさんのブログはたまに見に行っていました。
幼くして発症したけれど生き延びたということで、コチカのような生後1歳未満で
発症した猫ちゃんがいれば、アドヴァイスしたいと思ったからです。

そして、このブログの立ち上げ時からコメントをくださっている
ロブさんとも出会いました。

ロブさんの猫ちゃんは、小康状態を保っていたけれど、
最近痙攣が起きてしまったということです。

闘病の様子を聞かせていただいていただけに、とても胸が痛みます。

同時に、同じFIPでそんな重篤な猫ちゃんもいるのに、回復の記録を
書き続けていいものか、悩みました。

でも、かつて私がそうだったように、愛猫のFIPを宣告されて、
治った猫がいないか、必死で探している飼い主さんもいる、その方に
「うちの子は治りました」という事実を示せることは、もしかして
先の見えない難病と闘う飼い主さんたちの力に、少しでもなれるのではないか、と。

そう思って、このブログを続けることにしました。

コチカはいま2歳を超え、好みのチキン系のフードを食べ
ささみほぐしをおやつに、ときどき猫草をかじり、
トイレは避妊手術後一切の問題もなく、お腹をこわしたことも一度もなく
自在に2つの部屋と階段を走り回って遊んでいます。

ロブさん、ロブさんの猫ちゃんも、こうなってほしいです。
でも、もし、神さまが、ロブさんの猫ちゃんが可愛すぎて側においで、と
手招きされたら、私のもとに残ったコチカのブログは、つらいものになるかもしれません。

コチカが生き残ったのは、ほんの神さまの気まぐれだと思います。
でも、生き残った子には、FIPは治る病気でもあることを、伝えて行く義務が
あるのだと思います。

ロブさんの猫ちゃんが、1日でも長く、ロブさんのもとで、
愛された幸せな猫生を送れますように。

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6 コメント

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感謝です (ロブ)
2015-11-30 07:34:41
久しぶりにブログをのぞかせていただきました。
こんなふうに書いていただき、とても嬉しいです。
9日に初めて痙攣をおこしてから、良くなったり、悪くなったりを繰り返し、26日に亡くなりました。
最後に痙攣をおこし、私の腕の中で亡くなりました。長い間苦しかったろうけど、かわいいお顔で私を見て、亡くなりました。
次は健康体の体で生まれてくるんだよ、
必ず見つけてあげるからねと、約束しました。
とても悲しいお別れですけど、ぴーちゃんさんや、kukiaさんのブログでいろいろ情報をいただけましたので、私に出来ることはすべて、やったつもりです。
だからああすればよかったなど、後悔はありません。
本当にありがたかったです。

今はたくさんの思い出を胸に、また出会えるのを楽しみにしているところです。

ぴーちゃんさん、寒くなってきましたが、お体に気をつけて下さいね。
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お悔やみ申し上げます。 (ぴーちゃん)
2015-12-01 20:21:39
ロブさん

猫ちゃん、残念なことになってしまったのですね。
とても胸が痛みます。
年末で仕事が少したてこんできたので、ブログもしばらくお休みしていました。
でも、獣医さんからロブさんの猫ちゃんが11月末ごろまでと余命宣告されていたことが、いつもいつも気になっていました。

涙がとまりません。

よく看病なさいましたね。強い絆ができたので、しばらく神さまのところで遊んだり休憩をした後、きっと毛皮を着替えて、またロブさんのところに来てくれると思います。

その日を楽しみに、亡くなった猫ちゃんのこと、しばらくの間はたくさん思い出してあげてくださいね。

つらいですが、私も、今週中にはまたこのブログを再開しようと思っています。

闘病中の飼い主さんの力になるのは、「希望」だと思うので。

ロブさんと天国の猫ちゃんに幸あれと願います。
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はじめまして。 (momota)
2016-04-05 10:12:48
こんにちは。
猫伝染性腹膜炎で検索しておりましたらこちらのブログを見つけました。
2か月半、700gで伝染性腹膜炎と診断されました。
どうしていいか分からず、目の前が真っ暗の時にこちらのブログを見つけ、とても元気が出ました。
ありがとうございます。
なんとか奇跡が起こることを信じて
治療頑張っていきます。
返信する
momotaさまへ (ぴーちゃん)
2016-04-06 00:29:37
こんにちは。ブログを読んでくださり、ありがとうございます。
ここのところ仕事に終われ、更新ができないまま時間ばかりたってしまいましたが、コメントいただき、さきほど久しぶりの更新をしました。
猫ちゃん、2ヶ月半で700gですか。コチカとほぼ同じ状況で発病されたのですね。どんなにか心配なことと思います。

医学的な治療は獣医さんにお任せして、飼い主ができることは、とにかく免疫力をあげることだと思います。猫ちゃんがしてほしいこと、気持ちがよさそうなことをたくさんしてあげてください。

「この子が死ぬはずはない」そう信じて、いっぱい陽にあてて、おいしいもの(好きなもので栄養のあるもの)を規則正しい時間に食べさせて、無理のない範囲運動、遊ばせてあげてください。
まいにち、かわいい、かわいいって、撫でてあげてください。

猫ちゃん、きっと、momotaさまの思いにこたえてくれます。いっしょに戦ってあげてくださいね。
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ぴーちゃんさま (momota)
2016-04-10 23:58:10
お返事が大変遅くなり申し訳ありません。

お忙しいなかお返事いただきありがとうございました。
また、温かい励ましのお言葉までいただき本当に感謝しております。

ブリーダーさんからお譲りいただいた2日目からずっと体調が悪く治療を続けています。
いろいろな検査をしましたが、やはりFIPという診断でした。
とても難しい状況ですとお医者さまからは言われていますが、コチカちゃんのような奇跡を信じて今できることをやっていきたいと思います。
今コチカちゃんが元気でいるということが大きな勇気をもらっています。
本当にありがとうございます。
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momotaさまへ (ぴーちゃん)
2016-04-11 19:28:10
猫ちゃん、momotaさまのおうちに来て2日目で発症したのですか。どんなにおつらい日々かと、コチカの発症時を思い出しております。
FIPはウェットとドライがありますが、どちらだという診断でしょうか?コチカは腹水がたまるウェットタイプだったので、毎日、「水なくなーれ」とお腹をマッサージしておりました。
繰り返しになりますが、この季節、ひなたぼっこさせるのはほんとうによいようです。コチカの主治医も言っておりました。
ごはんは食べてくれますか?コチカのときは、おくびょうな子であったので、食事の時間はいつもそばについて「もぐもぐ、もぐもぐ」「ぱくぱく、ぱくぱく」と、食べている間中声かけをしておりました。治ろうと一生懸命食べる姿にはげまされました。
何かあればいつでもまたメッセージくださいね。
がんばって!
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