アメショー コチカの FIP 猫伝染性腹膜炎 完治の記録<標準治療>

2014年生後3ヵ月でFIPウェットタイプを発症後、標準治療で寛解。治療過程とその後の日々の記録。

闘病記 3/10~3/12 トイレの進歩

2015-10-30 02:06:39 | ペット
<2014年>

3/10(月)
4:15 朝ごはん。i/d缶1/2、薬まぜまぜ
※この頃には食欲も定着してきたので、i/d缶1缶を6つに分けるやり方は
やめていました。
7:40 おやつ ささみほぐし少々(1片の1/3ぐらい)、コロコロウン

11:00 昼ごはん ロイカナ1パック(1/5ぐらい残し、昼寝の後で食べている)
15:30 お昼寝おめざめ、残したロイカナを完食
食後、トイレに直行。はじめてウンとチーを一緒にしていた。いままでは、
ウンのときはウンだけ、チーのときはチーだけだったのに。
※この頃から、お皿のフードを食べ切るのではなく食べられる量だけ食べて
残しておく食べ方をするようになっていました。フードがあるときに全部食べなくても
大丈夫なんだと思うようになったのだと思います。

16:30 晩ごはん i/d缶1/2 少し残したが後で食べるかもと思い、そのままお皿に残しておく。


3/11(火)

3:40 飼い主帰宅後、朝ごはん。i/d缶1/2。やはり一度で食べ切らないで、
少し残す。後で食べるのだろうとそのままにする。コロコロウン。

8:20 昼ごはん。ロイカナ1/2パック。

10:30 昼ごはん2。残りのロイカナ1/2。ビオフェルミンを混ぜて完食。
※この頃はフードに毎回少量のビオフェルミンを混ぜていたように思います。
コロコロウン。

1:20 おやつにささみ少々。トイレにチーの跡。1回あたりのオシッコ玉が大きくなってきた。

18:20 晩ごはん(量はメモ忘れ)、留守番用にロイカナ1/3を追加、でもすぐに食べてしまう。


3/12(水)

3:40 飼い主帰宅、朝ごはん i/d缶1/2、薬まぜまぜ。
ごはんの後で私が寝室で座っていると、コチカがリビングから走って来て、
トイレに入る。いつものようにすぐに砂の上に座るのではなく、
わざわざ砂落とし用のすのこを通って砂の上に、そしてチー。
それから、一度外に出て、また入り、砂の上に座ってウン。
盛大に砂をけちらして、まるでトイレの使い方のデモンストレーションみたいで
大笑いした。なんのアピールでしょうか?

8;20 目がさめたので早めのお昼としてロイカナ1/3。チーとコロウン。
11:20 昼ごはん。残りのロイカナ2/3。
14:45 お昼寝から目ざめる。お皿が空なので、ロイカナ1/5ぐらい足す。
15:00 コロウン。
16:50 晩ごはん、薬まぜまぜ。

18:20 コロコロウン+オシッコ玉2つ。
18:30 おるすばん用にロイカナ1/3、でもまたすぐに食べてしまう…。


闘病記 3/8~3/9 粗相がなくなった!

2015-10-29 01:33:47 | ペット
<2014年>

3/8(土)
3:30 飼い主帰宅。コチカ粗相なし。朝ごはんに与えたi/d缶1/2(薬混ぜ)を猛然と食べ始める。
たちまち完食。

4:15 ネットで見て、試しに整腸効果を期待してプレーンヨーグルト(森永ビフィダス無糖)を
大さじ2与えてみる。よく食べる。その後コロコロウン。

9:00 昼ごはん。コチカがおきてきたので、時間が少し早いけどロイカナキトンパウチを1/2。
11:50 昼ごはんその2 ロイカナ1/2。

14:00 コチカが起きて、飼い主も起こされる。おやつにヨーグルト大さじ3。

16:45 晩ごはん。i/d缶1/2。コロコロウン。多めのチー。ヨーグルトの水分のせい?

18:20 るすばん用にロイカナ1/3、でもすぐに食べてしまう…。

3/9(日)飼い主仕事休み。
3:45 飼い主帰宅。朝ごはんにi/d缶1/2(薬まぜまぜ)

10:30 コロコロウン

11:30 病院へ。インターキャット注射5回目。これ以降は週一に減るそう。
整腸作用を期待してヨーグルトを食べさせていることを獣医師に話すと、
ヨーグルトは脂肪分が高いので、粉状のビオフェルミンのほうがいいと言われる。

12:10 昼ごはん。ロイカナ1/2。ビオフェルミンを小さじ1/2混ぜる。
お天気がよく暖かいので、リビングから寝室へ、陽射しを追いかけて
長時間ひなたぼっこ。とても気持ちよさそう。

15:20 お腹がすいている様子なので、早めに晩ごはん(量はメモなし)

17:00ごろ おやつにゆでたささみ少々(味付けなし、細かくさいて)

20:00 夜食。ロイカナ1/2。


体重が1kgを超えたせいか、食欲もりもり、腹水も減った気がする。
何より、ウンとチーの粗相がなくなったのがうれしい。
猫用インターフェロン(インターキャット)の注射も、隔日×5回が終わり、
次からは週一に。
晴れている日が多いので、せっせとひなたぼっこをさせている。
私自身は、朝型眠りにつく仕事なので、睡眠を中断するため、
ちょっと眠い。でも、コチカの気持ちよさそうな様子を見ていると
少しの眠気はなんでもない、と思える。ヨーグルトの件は
ちょっとすべったけれど、逆に考えて、幼猫の飼育経験がない飼い主にとって
何でも相談できて親身になってくれる病院の存在が
いかにありがたいことかと、感謝。




闘病記 3/6~3/7 食欲旺盛、そして初のヘソ天。

2015-10-26 20:00:47 | ペット
3歳でFIPを発症、克服された方におすすめいただいて
この闘病記をブログとして書き始めて2週間、暗い気持ちになる内容にもかかわらず
毎日見に来てくださっている方もいるようで、ほんとうにうれしいです。

おかげでコチカは、きょう、2015年10月27日で2歳。
アメショーにしては少し小柄ですが、とっても元気で、
アメショーらしくツンデレ、抱っこが嫌いなくせに、
私が家に帰ったときなど、自分が淋しかったときだけ
スリスリして抱っこをせがむという、超ワガママぶり。

昨年、治療が終了しても、しばらくの間は、仕事にでかけて
帰ったときに、ドアの向こうで、具合が悪くなって、
倒れてるんじゃないか、もしくは、息をしていないんじゃないかと
気が気でない日が続きましたが、最近は、その心配からも解放され、
「ほんとにワガママなお嬢なんだから」と、安心して
デレデレと可愛がれることがうれしいです。

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さて、闘病記に戻りまして

<2014年>
3/6(木)
3:30 飼い主帰宅。粗相なし。トイレ使用なし。出かける前のロイカナキトン
少し残っている。ヒルズ1/2、キトン1/4はさすがに一度には食べきれなかったのだろう。
残ったキトンを食べる前にトイレに連れて行く。大きなオシッコ玉。
おそらく、私が出て行ってからはほぼ寝ていたのだろうと思われる。

4:00 トイレできばっているが、結果はコロコロウンがひとつ。
お便秘かな?ロイカナのせい?お腹がつまっているように思うので
運動させてから朝ごはんを与えることにする。

4:20 細めのかりんとうウンを2コ。あれだけ食べたのに、
お腹を壊していない。食事量を増やしていけることを確信。

9:00 ロイカナ3/4袋。

10:00 私は寝ていたがコチカは元気よく部屋中を走り回っている。
トイレに大小。ロイカナ残り全部与える。

15:20 私が目ざめる。今週は午前中に3回も病院へ注射に行ったので
寝不足だったためか、爆睡してしまった。コチカは気にせず
ひとりで遊んだあと、ベッドの上で私にくっついて眠っていた。

15:45 早めの晩ごはん。i/d缶1/2、ほぼ一気に完食。
16:10 いいウン。コロコロ太め、多め。

18:05 店に出かける時間になったので、置き餌用に
ロイカナ1/3。でもすぐに食べ始めてしまう…。
なくなったので、あらためて1/3追加。一緒にリビングでころげまわって
遊んだので、お腹がすいたのだろうか?


3/7(金)

3:20 帰宅。コチカがドアの手前まで来ている。抱っこ。
お腹があたたかい。ほぼずって寝ていたようで、トイレの形跡なし。
朝ごはん i/d缶半分。薬を混ぜたが、完食。
私の顔を見て、(やばい!)と思ったかのように、自分から
トイレに突進。大きなオシッコ玉。
※薬の記載のない食事も、すべて必要な薬を混ぜて、完食しています。
この頃から、フードの量が多く食べきれないときは、
食器のふちに少し残すようになった。我が家に来てからこの頃までは
まるで欠食児童のように、家でも病院でも、出されるフードはすべて
「スプーンまで食べちゃいそう」と看護士さんに言われるほど
がつがつと食べていたのに。我が家に来るまでに、そんなにも
ひもじい思いをしていたのだと、しんみりしていました。

寝室とリビングの温度を、18度から20度に設定したので、
コチカが元気にとびまわっている。楽しそうである。

3:50 寝室トイレにコロコロウンを2個

1030 起床。自分でトイレに行こうとするが、横のキャットハウスに
潜り込みそうになったため、ひっぱり出してトイレに座らせる。
コロウン2個。注射に行くので食事は軽めにロイカナ1/3のみ。

11:50  病院にてインターキャット注射4回目のあと帰宅。体重が1.05kgになっていた!
よく食べるので当然か。ウンがコロコロ×1日3回だと病院で話すと
ビオフェルミンを混ぜる事をすすめられた。お昼ごはんにロイカナ3/5ぐらい。
お天気がいいのでソファーでひなたぼっこ。
いいウンを3つ。

買い物に出かけたので、スーパーで猫草を買って帰る。コチカ食いつく。

15:00-16:40 お昼寝。途中で目が覚めて横を見ると、
コチカが上半身だけ布団から出して、バンザイのポーズで爆睡。
子猫なのにオッサンみたい、と心の中で爆笑。
のちに、それが、猫がもっとも安心しきっているときのポーズ「ヘソ天」だと知る。

17:00 晩ごはん。i/d缶1/2と薬。たちまち完食。お留守番用にロイカナ1/3
(これもたちまち完食)、お腹のふくらみがすごい。帰宅時にどうなっているか、
ちゃんと消化されてウンになっているか、心配。







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闘病記 3/4~3/5 え、トイレのはしご?

2015-10-25 02:02:36 | ペット
<2014年>
3/4(火)
3:50 朝ごはん ヒルズ3pc、投薬、1/2pcおかわり。
投薬 留守中、トイレに大小の跡なし。寝起きに多めのチー。
9:40 昼ごはん ヒルズ2pc
10:50 ヒルズおかわり1/2pc
15:35 晩ごはん ヒルズ2pc
16:45 細長いウンをどっさり
この日はお天気がよかったので、陽当たりのいいソファーでひなたぼっこ。
とても気持ちよさそう。
18:25 間食 ヒルズ1.2pc
この日は私が在宅中こまめにトイレに連れていったので、チーの粗相なし。
ウンは自分でトイレでしていた。

3/5(水)
留守中、トイレに大小の跡なし。帰宅後トイレに入れたらたっぷりとチー。
私が夕方出かける前に、ごはんを食べてしっかり運動させているので
ひとりになったらほぼ寝ているのだろうと推測。
3:40 朝ごはん ヒルズ3pc、投薬
4:00 おやつにロイヤルカナンキトンウェット(パウチ)を1/3。
食いつきのよさにびっくり。お腹もこわさず。
9:00 寝起きでかけぶとんの上にチーをもらしたので
すぐトイレに入れたら残りをトイレでした。
病院へ行くのでごはんはロイカナ1/4だけ。
9:30 コロコロのウン。ロイカナを与えてもゆるくならなかった。

10:50 病院にてインターキャット3回目の注射のあと帰宅、昼ごはん。
体重が940gに減っていたので、ヒルズi/d缶を1食缶半分(3pc)に増やした。

※この昼ごはんの後、11時すぎに、コチカが不思議な行動に出る。
彼女の生活範囲は、リビングと隣の寝室で、どちらにもひとつずつ
トイレを置いているのだが、まず寝室のトイレでチーをしたあと、
大急ぎでリビングのトイレに走っていき、そこでウンを。
猫は他にいないのに、まるでマーキングのような行為に、笑ってしまう。
「トイレのはしご」と、酒好きのはしご酒を連想していまいました。
いや、おかしかった。真剣に飛ぶように寝室からリビングまでを疾走したんですよ。

ウンはややゆるめだったけれど、試しに私のサラダ用の生のまぐろ1/3切れを
すり鉢でつぶして、お腹をこわすのがこわいので、念のために
下痢止めの薬が残っていたのを少しまぜて食べさせたら、完食。

17:00 お昼寝後起床。ヒルズ 缶半分。ウンよし。
18:00 私が出かける前にロイカナを1/3皿へ。さすがに一気には食べられず、
少し残す。

闘病記 3/1~3/3 体重増加

2015-10-22 01:04:54 | ペット
<2014年>
3/1(土)
2:30 寝室トイレ※にチーの跡。粗相なし。
薬がきいて体調がいいのかフードはヒルズi/d缶2/6に1/6の半分をおかわり。
3:55 コロコロウンチ。
11:30 コチカにおこされ、ごはん。体調がいいのでヒルズ2pc(1缶を6つにわけたものを2ピース)。
食後すぐトイレに。チーとウン。粗相なし。
0:00すぎ おやつ、カルカンの子猫用ウェット少し、コロコロウン。
15:30 早めの晩ごはん。ウンがコロコロなので下痢止め投薬中止。
20度にエアコンをつけたリビングで、ゆたんぽを敷いたキャリーの下半分ベッドでお昼寝。
23:00ごろ 夜食 ヒルズ1pc
※トイレは間に合わないとかわいそうなのでリビングと寝室の2カ所に置いています。

※日曜日はメモなし

3/3(月)3:30 朝ごはん、投薬
4:00ごろ いいウン
10:00 飼い主(私です)と起床。就寝中の粗相はなし。インターキャット2回目の注射に病院へ。
0:00ごろ 帰宅。体重が960gに増えていた。病院での注射時、初めて「フーッ」と怒りの表現。
主治医は「これがアメショーの本来の姿。いままでは大人しすぎました」と肯定的なコメント。

ところが、帰宅後、私が片付けをしていると、ベッドの上で得意げにチー。
叱ったが、どうも、このところ、トイレでチーのたびに私がほめるので、かんちがいをして
チーをすればほめられると思っているかのよう。もうチーのたびにほめるのはやめよう。

病院にて、主治医がお腹をさわって、「うんちができかけていますね」と下痢の終了を確認してくれたので、
体重を増やすためにフードの量を増やすことに。フードの間隔が9時間なら3pc(いままでは2pc)、4~5時間なら
いままで通り、プラス、おやつに、ロイヤルカナンのキトン、パウチ(ウェット)を与えることにする。

0:20 昼ごはん(2pc)、投薬なし、おかわり1pc
17:20 晩ごはん(2pc)、投薬



闘病記 2/26~2/28

2015-10-20 00:53:36 | ペット
<闘病記をお読みいただくにあたって>

※闘病をスタートするにあたって、3つの方針を決めました。
免疫力が落ちて発症したのだから、免疫力を上げることが必要。
そのために、1.陽にあてる 2.食事の管理(量、質、間隔) 3.しっかり遊ばせる(運動)
自己流で決めた方針でしたが、陽に当てるのはよいと主治医にも言われました。

※フードは闘病スタート時、獣医師からすすめられたヒルズのi/d缶を
与えていました。量がわかりやすいように1缶を6つにわけ、食べた量はその1片を
何片食べたかで記録しています。3/6は1缶を6つに分けたうちの3片を与えたという意味です。

※病気の性質上、細かな排泄の記録があります。ウン=ウンチ、チー=オシッコです。

※飼い主がバーの店主をしているため、一般の方と生活時間に時差があります。
そのため、時間の表示はおおざっぱなものだと思ってください。


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<2014年>
2/26(金)
夜、主治医よりコチカFIP確定の電話あり(陽性/DNA検査)。

2/27(土)
正午 治療開始 インターキャット(猫用インターフェロン)第1回目
14:20 よいウン(黒っぽいひも状)
18:00頃 ゆるめのウン、多め
夕方投薬開始 (ブレゾニゾロン=ステロイド剤、抗生物質、塩酸オグザイル)
以下、投薬の内容は同じ

2/28(日)
3:30 投薬、朝ごはん:ヒルズi/d缶。量はメモなし。
10:40 投薬、昼ごはん:ヒルズi/d缶。量はメモなし。
13:40 おやつ:カルカン子猫用パウチ少々
13:50 ウン(いいコロコロウンチ、量は中ぐらい)
17:15 投薬、晩ごはん:ヒルズi/d缶。量はメモなし。
17:20 ウン(いいコロコロウンチ、量は中ぐらい)

この時点で、粗相はなくなり、下痢もおさまっていました。
お腹はぽっこりしていましたが、さわっても痛がらなかったので、
「お水なくなれ、なくなれー」と、ときどきマッサージをしていました。
食欲もあり、よく遊ぶしよく眠るし、見た目は病気の子猫とは思えませんでした。
眠るときは私のベッドにもぐりこんできて、一緒にくっついて寝ていました。
ふわふわで暖かくてとても愛おしく感じました。
(絶対に、ママが治してあげる!)医者でもないのにそんなことを思っていました。




「完治」の表現についてー闘病記の前に

2015-10-19 21:57:43 | ペット
具体的な闘病記に入る前に、ひとつだけご説明があります。
それは、タイトルにある「完治」という表現についてです。

このブログにたどりついてくださった方は
ご存知のように、FIPは猫だけがかかるきわめて致死率の高い病気です。
したがって、治療後、症状がおさまっても、いつ再発するかわからない。
治療で症状の進行をくいとめても、その猫が何歳まで生きるかわからない。

コチカの治療がひととおり終了したとき、主治医に
「治ったと思っていいでしょうか?」と尋ねたら、そのようなことを
言われました。
一命をとりとめた症例が少なくて、医学的に完治の診断が
下せないそうです。

ですので、ここで「完治」という言葉を使っているのは
ひとつには、FIPを発症して絶望的な気持ちであきらめないですむ
情報を探している飼い主さんの目にとまってほしい、検索ワードとして
より有効な単語をタイトルに使いたいということ。
そして、その言葉を使ってもいいのではないかと思う
飼い主としてのよりどころがあること。
よりどころとは、2015年5月の避妊手術時、
女の子は全身麻酔での開腹施術になるので、万が一を覚悟していた
その手術を乗り切ったこと、そしてその際の体内の様子が
健康な猫のそれであったこと。この2点で、
医学的には使えない表現、「完治」を、このブログでは
使うことにしました。

これから、当時のメモを見ながら、実際の闘病のようすを
書いていきますが、コチカが生後3ヵ月、体重740gからの
闘病スタートでしたので、もう体の出来上がった大人の猫に比べ
体重を増やして体をつくることも同時に考えなければいけなかったので、
文中に、「ウン」「チー」の単語が頻発しますが、
ブログの性質上、必要な情報ですので、ご理解いただきますように。


治療開始

2015-10-16 01:14:12 | ペット
このブログを見にきてくださった方で、FIPについて
ご存知ない方はこちらをご覧ください。
http://news.mynavi.jp/news/2014/01/14/153/

なお、この記事の中には、FIPを確定する方法はないと書かれていますが、
日本で(たぶん)唯一、遺伝子検査で判定が下せる、ケーナインラボというところがあります。
私も、病院での検査の前にたまたまネットで知ったところですが、
コチカの主治医もそこに検査に出してくださいました。
検査料は、病院の採血費を除いて\10,000でした。

馬鹿がつくほどお気楽で能天気な私も、
さすがに21日の血便と22日の粘膜の混じった便を見て
事態の深刻さを感じるようになっていました。
ですので、以下の主治医からの言葉も、前後関係はあやふやです。

「初めて診たときから、FIPではないかと思っていた」
「毛並みが悪くてパサパサ、痩せているのにお腹だけぷっくりしている」
「この時期の(3ヵ月齢)の子猫は毎日体重が増える時期なのに
この子は初めてうちに来たとき(2月10日)からぜんぜん体重が増えていない」
「体重が増えるべきときに増えていないというのは、
逆に痩せていっているということ」
「私が診た中で、1歳未満でFIPにかかって治った子はいない」
「この子は、1歳になる前に、99%、この病気で死ぬと思う」

「でも、(こんな状態でも)この子はまだ(死なずに)もっている。
だから、治療してみましょう」

26日の夜、FIP確定の電話をもらって、翌27日、コチカを病院に連れていき、
写真のメモにある注射と投薬での治療が始まったわけですが。



その日の帰り道、不思議なことに、天を仰ぎながら、
妙に冷静な自分がいました。
「縁あってうちに来た子がこんな病気で死ぬなんて
そんなダサいことにはぜったいにさせない」

猫飼いの経験もほぼなし、子猫の世話はまるで初心者、
そんな私が戦闘態勢に入った瞬間でした。

※戦闘態勢って、大げさで笑っちゃいますが、
当時はまさにそんな気分でした。オットにも
「鬼気迫るものがあった」と言われました。






猫伝染性腹膜炎の診断

2015-10-15 01:40:10 | ペット
病院から帰ってきたコチカは、ヒルズのi/d缶をもりもり食べました。
薬が混ざっていても気にせず、まるでどんなときも
ものすごくお腹がすいて仕方がないのだというような食べ方でした。
ただ、ペットショップ時代の後遺症か、少しでも物音がすると
びくっとして、食べるのをやめてしまうので、
私が家にいるときは、そばについていて、「もぐもぐ、もぐもぐ。
だいじょうぶだから、いっぱい食べようね」と話しかけて
安心させていました。「だいじょうぶ」というと、
安心したように一生懸命薬が混ざったi/dを食べるコチカは
とても愛おしかったです。

薬のせいで、下痢はおさまりつつありました。
獣医師から見せられた猫伝染性腹膜炎(FIP、以下同じ)という病名のメモの存在も
忘れかけていたころ、異変がおきたのです。

2月21日、初めての血便。急いで便をもって病院に行ったら
カンピロバクター菌が異常に増えているとのこと。
抗生剤を16日分処方され、様子をみることに。

さらに翌日の22日、早朝、2度連続で軟便。
2度目の便には黒っぽい粘膜のようなものも混じっていて、
さすがに能天気が全身に回った私も、これは何かあるのかも、と
思ったけれど、軟便以外は、元気に見えるし、食欲もあるしで、
病院に連れていって、再度FIPの検査をすすめられたにも
かかわらず、薬を飲ませて様子をみますと
言ってしまったのでした。獣医師の我慢も限界に近かったと思います。

目の前の子猫がそんな病気には見えない、ただお腹をこわしているだけ、
そう思い込みたかったのかもしれません。

我が家はオットが単身赴任なので、日曜日の夜は電話タイムです。
翌23日の日曜日、オットにコチカの様子を話していたら、
すぐ検査をしたほうがいい、と。
それで、翌日24日月曜日、電話で検査をお願いしたら
すぐに連れて来てください、と。

初めての採血。

獣医師から夜、店にいた私の携帯に電話があったのは、その2日後の
ことでした。
「FIPの陽性が確定しました。遺伝子検査に出したので
間違いありません」
こちらの受けたショックをおもんばかるような、
落ち着いた優しい声でした。でも、陽性…。
コチカが、FIP…。まだ家に来て1ヵ月しかたっていないのに。
まだたった3ヵ月しか生きていない子猫なのに…。

ようやく動物病院へ

2015-10-15 01:14:39 | ペット
動物病院に連れていったのは2014年2月10日。
我が家に来たのが1月26日、下痢が始まったのが2月4日なので
6日間、フードを変えてみたり室温をもっと暖かくしてみたり
今思うと、よくその間に脱水症状でどうかならなかったものだと
自分に呆れてしまいます。

病院探しにも数日かかったような気がします。
ネットで調べたり、近所を歩いて看板を探したり。
そして、後から考えるととほうもなくラッキーなことに、
散歩のときに見かけたような気がした、家からそう遠くない動物病院を
ネットで調べたところ、女性獣医師で待ち時間が少なく
診察も丁寧でフレンドリーであることがわかり
そこに連れて行くことにしたのです。

初めは、下痢の相談をしました。すると、初めての受診なので
検便も必要だと言われ、下痢止めの薬をもらって、
なるべく早く、検査用の便をもって再来院することになりました。

その時点でも、まだ、私は、薬を飲んだらすぐ治るだろう、
ぐらいにしか考えていませんでした。
子猫の下痢がどんなに恐ろしいか、よく理解できていなかったのです。
獣医師もイライラしてもしょうがない能天気ぶりでした。

2月12日、検便。カンピロバクターが多いので
下痢はそのせいではないかということでしたが、
実はこのときすでに、獣医師に、もしかしたら
猫伝染性腹膜炎ではないかと示唆されていました。
早めに検査をしたほうがいいかも、と。

このときも私はまだ事態がよく飲み込めていなくて、
とりあえず病院からすすめられたヒルズのi/d缶を食べさせて
薬を飲ませて様子を見ることにしてしまいました。
繰り返しますが、獣医師はかなりイライラしたことと思います。
(言ってもしょうがないのでまぁ様子を見てください)
そんな感じの対応でした。