「わた」の世話ないよ!

色々好きなことを、適当に。

’231127水晶尾根、夜明尾根

2023-12-06 | ヤブ漕ぎ

「水晶尾根」、といえば、

まず最初に頭に浮かぶのは雪崩遭難だ

今から55年前の1968年2月23日に事故は発生した

夏の北米遠征を控えた松山商科大学(現松山大)山岳部部員7名が、

2月18日に強化訓練で石鎚山系へ老ノ川から入山

強力な寒波大雪によって水晶尾根で停滞を余儀なくされ、

明日は撤退と決めた日に4名が雪崩に飲みこまれた

 

『石鎚山気象遭難』小暮照(著)には

事故のてんまつが詳しく書かれている

それをたよりにして、

遭難現場の特定と

そこに建てられた碑文を刻んだケルン探しにおもむいた

3回目となる今回捜索する支尾根には、

これまで以上に期待をいだいて臨んだ

 

西之川を夜明け前にスタート

初芽ヶ成谷を徒渉して

水平道を進む

 

お目当ての支尾根取付点

  

 

まず水平道の下を少し探ってから

H=1420mまであたりに注意しながら登る

雪崩の発生しそうな急斜面が2ヶ所あったが、

そこが現場の証明となるケルンは見つけられない

時間切れで、結局今回も収穫なく引き上げることになった

 

「夜明尾根」

速足で水平道を取って返して、

徒渉点から初芽成谷をすこしさかのぼり

夜明尾根取付点へ

夜明尾根は前社森から西へ派生した尾根なので、

大剣小剣尾根のように

岩峰や岩壁の現われる可能性があると読んでいた

しかし

そんなメリハリはなくて

すんなり登山道にぬけあがった

松や杉の大木が見事な四国らしいB級笹ヤブ尾根だった

 

 

登山道を八丁坂の途中までは

軽アイゼンをつけて下った

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