「わた」の世話ないよ!

色々好きなことを、適当に。

’201115-16面河尾根・石鎚南稜

2020-11-18 | ヤブ漕ぎ

沢登りシーズンが終わって、

山スキーが始まるまでの移行期間中は、

ヤブ尾根を登ったり岩を攀じったり。

 

 

面河尾根の完登と石鎚南稜の岩峰登攀をねらった。

 

15日

面河尾根末端、

面河の「パノラマ台亀腹遊歩道」からスタート。

 

 

尾根に乗ると鉄砲石川方面の展望が開ける。

五代ヶ森と二ノ森。

 

 

尾根には松桧等の大木が多い。

原生林は神々しく、敬服するばかりだ。

 

 

 

面河山手前、

潅木と笹のバランスいいヤブ。

 

 

面河山ピークから、

石鎚主稜の南面が子細に見える。

幕岩とはよくぞ名付けたものだ。

 

 

樹林帯を越すとササ原。

面河カールのふところの深さがよくわかる。

 

 

面河ノ頭が近づくと、

存在感のある西冠南壁がヌッと現れる。

 

 

うしろをふり返って

今日歩いてきた長い面河尾根を

しみじみと目でたどってみた。

 

 

16日

御来光の滝を経由して、南沢出合へ。

出合から南稜に取り付く。

 

 

けもの道がなく傾斜のあるヤブ。

一歩一歩踏みしめながらチビチビ高度を獲得してゆく。

 

 

行く手に岩稜帯になるとさらに傾斜が増す。

 

 

背後には昨日歩いた面河尾根がゆるいラインを伸ばしている。

 

 

南尖峰が見えはじめると

ねらう岩峰はもう近い。

 

 

上部リッジ状10m峰、

松枝タイオフ、カム3ケの合計4支点でトップアウト。

確保支点はハーケン2枚

 

 

東稜合流点から、

解放感に包まれながら南稜末端を振り返った。

 

東稜から土小屋へ下山する。

遅い午後、晩秋の太陽はもう西の空へ傾こうとしていた。

夕陽のこちら側には、面河尾根と石鎚南稜が逆光にシルエットを浮かび上がらせている。

たんたんとヤブ漕いだ昨日と今日が、いい山旅だったと脳裏をかすめた。

石鎚の南面にスッとした軌跡を2本描いた。

 

 

 

※面河ノ頭ピークの画像

シラベの枝が無残に刈られていた。

明らかに人間の仕業だ。

いったい人はこんなことをやる資格や権利があるのだろうか。

少なくとも山では謙虚であるべきだと思う。

自然の中に生かされている一生物であることを忘れないようにしたい。

 

 

 

 

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