ある休日の昼下がり 庭の大葉を摘みに出たところ
日陰に チャーリーが落ちていました

「あ~姐さん おはよぉさん


うわぉ!びっっくりした

ベテラン組長なだけに 猫好きを見分ける能力はぴかいち。
その時点で もう私が負けてるわけですが
私が奴を追い払いたい時と どうでもいいリラックスしてる時の雰囲気を
適切に読み取って こんな態度をしてくるのです。くそにゃんこめ

シマジ君なんか 大抵 忍者みたいに気配無いぞ。
そっと来てた


かつてのぶっち君と同じで 声をかけ続けて
やっとこさ寄ってくるようになった身障猫です。
忍んでたか シマジ…

ぶっち君でも見てく~?


「いいんすかっ


相変わらず けなげな舎弟…。なのかゲイなのか知らんけど。
ぶっち君のほうは もう忘れたい過去かもしれません

今や鳴き合いもせず あ~ お前か~

「うるせぇぞ シマジ


この時は 試しに置いてみた もふい枕で お寛ぎ中でした。
使い勝手が悪くて 捨てようとしていた大きなヘアバンド

「ふむ。なかなか


顔の膿ですぐ汚れてしまったから 結局捨てることになりましたが。
撮っといて良かったー の 貴重な写真です

あら 可愛い


「アニキこっち見て〜!」

シマジ君の偏愛は この先もアニキに届くことはないでしょう。
こいつも ぽっくり死にそうな痩せ方してます

その時はまた うちで葬ることになるんでしょう


