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parismaris's days*

ひな祭りのしつらえ *2025*

『立春』も『雨水』もとうに過ぎてしまいましたが…ようやくおひなさまを出しました。



今年は、立ち雛です。

暮れに片付けものをしていたときに、ひな飾りの入っている3つもの巨箱を横目に見ながら、「来春こそは七段飾りを出そう!」なんて思ってはいたんです。

いたんですけどね…重く大きなひな壇を組み立てるのがどうにも億劫で、ずるずると先延ばしにした挙句、「もう日にちもないことだし」と、すぐに出せる立ち雛のほうにお出まし願うことにしての、このしつらえです(横着)




立ち雛は、私の初節句に、母方の祖父母から贈られたもの。

なので、私の年齢と同じだけ、このおひなさまも、昭和・平成・令和と時を重ねているわけです。

そう考えると…おたがいに、すっかりよい年齢になりましたねぇ。




脇には、にぎやかしの小物をいろいろと。


小さなおひなさまは、京陶人形。

京都の大学に通っていたときに、ふらっと入った四条のお店でひとめぼれして買ったもので、ずっと大切にしています。


ヒヤシンスの芽出し球根を植えた蛸唐草模様のうつわは、父方の曾祖母のもの。

キセル(煙管)を吸う人で、煙草盆の中に入れたこの『火入れ』で、きざみ煙草に火をつけていました。
(うつわの中を細かな灰で満たし、その上に置いた小さな炭で火をつける)

離れた地に住んでいたし、私が物心ついたときには既にとても高齢だったので、話をした覚えもあまりありませんが、『ひいばあちゃん』に頼まれてたびたびおつかいできざみ煙草を買いに行ったことと、それを煙管に詰めて吸う姿だけは、強く記憶に残っています。

先日、母が「こんなものがあったんだけど」と、わが家へ持って来てくれたので、懐かしくなって、おひなさまと一緒に飾ることにしました。



母方の祖父母と、父方の曾祖母。

大好きだったひとたちの思い出の品に囲まれて、今年の桃の節句はおだやかににぎやかです*

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