parismaris's days*

秋、ほのかに (庭だより*2021.晩夏)

長い長い雨の日々が明けました。

果てなく広がった青空のもと、さっそく庭に出て、巡回点検、掃除、雑草除去のメンテナンス。
(もちろんその前には洗濯物も布団も盛大に干して、気分すっきり!)

十数日ぶりにじっくりと庭を廻ってみると、長雨に溶けた草花がちらほらとあって、少しばかり落ち込んだりも。


けれど。

そんな植物たちへの処置を終えて腰を上げ、改めて庭をぐるり見まわせば、小さくほのかな秋の気配があちらこちらに見えて、気持ちが晴れました*



ヤマボウシの実

今夏はほんとうにたくさんの実がついていたのですけれど、雨に打たれてその多くが落ちてしまいました。

秋の色づきを楽しみにしていたのに…なんとも残念なこと。



ガマズミの実

おちょぼぐちに紅を差すように、染まり始めました。

色気のない(笑)雑木ばかりの庭の、貴重な冬の色どり。
真っ赤になる日が楽しみです*



斑入りヤブラン(藪蘭)

いつのまにか足元で咲いていて、毎年それを見つけるたびに、「え! もうそんな時季?」と言ってしまいます。

今回もやはり、言いました(笑)



シュウカイドウ(秋海棠)

今年もきれいに咲きそろいました。

日も差さぬ敷地の最奥の、無機質なブロック塀とコンクリート製の犬走りとの5ミリ足らずの隙間から、今日もご機嫌で風に花を揺らしています。




うちでは植えたこともない植物やのにね。
どこから来はったん?



クレマチス 『ロウグチ(籠口・篭口)』

初夏の花が終わってすぐに、ばっさりと切り戻したら、再び芽吹いて二度目の花をつけました。




この花を愛してやまない母が、毎日ほんとうに嬉しそうで、私も嬉し*


アスパラガス

5年ほど前、母といっしょに庭の雑草を抜いていたら、根元にベージュ色のまぁるい水袋のようなものをつけた植物を引きあてました。

ほんの7センチほどの丈の、ごく細くたおやかな1本の枝葉を持つ、さほど珍しくもない姿の草でしたが、根元のそれだけがどうにも不思議で、捨てずに取り置き、植木鉢に上げてしばし観察することにしました。


そして調べてみると、その特徴はどうやらアスパラガスに当てはまるよう。

それを知って俄然おもしろくなったらしい母が、「ちょっと本気で育ててみる!」と言い出して、日々せっせと世話を焼きました。


そして二度の鉢増しを経て、たくましく育ったアスパラは、今年初めての花を咲かせました。

上手くいけば、この花の後にはまんまるな小さな実がなって、クリスマスの頃に赤く色づくらしいのですが…はてさてどうなることやら。


あ、ちなみにこのアスパラガスは、どうやら食用タイプではなく、観賞用(観葉植物)タイプのようです(笑)



バラ 『アマダ』

今夏はどういうわけかバラの返り咲きが著しくて、例年ならば株ごと夏バテ真っ最中の8月にもかかわらず、バテることなく形の整った花を次々と咲かせています。

真夏なので施肥もまったくしておらず、自力の光合成で得たちからだけで咲き続けています。

よう頑張ってて、きれいでほんまに嬉しいんやけど…大丈夫かいな。



バラ 『アバランチェ』

手折っても手折ってもどんどん咲き、それをまた私がせっせと隣の実家へと運ぶので、実家のリビングと玄関はバラだらけ。

母が毎日喜びの悲鳴をあげています(笑)



バラ 『スペード』

でもね…真夏にこんなにも咲いちゃったら、10月の秋バラはどうなるんやろかと、少々心配でもあります。

9月に入ったら施肥をして、軽い剪定で刺激を与えれば、また新しい枝を芽吹かせて咲くでしょうか。

こんな事態は初めてで、喜びつつもちょっと困惑しています。



長雨の日々はずっと秋を思わせる気温だったのに、晴れ間が広がったとたんに連日の猛暑。

躰がついていきません… _:(´ཀ`∠):

早よ、秋にならへんかなぁ…


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