Parfait パルフェ

やさしいひとときをあなたに・・・

~ゆうきくん♪~

2007-11-27 21:25:50 | メッセージ☆
2つ前の記事の続きです

今日はゆうきくんのお話。。。
ちょっと長くなっちゃいますがお付き合いください

ゆうきくんは

今から16年前の6月12日に3,380gで元気に生まれました

母子共々退院して家で過ごしていた夜中
急に呼吸困難になり救急車で運ばれました。

検査の結果「先天性の心臓病」で生後13日でまず1回目の手術を。。
大動脈が切れていたので太ももの血管を移植したそうです。

生後4ヶ月弱で今度は
心室中隔欠損(穴が開いていた)で2回目の手術を。

その後は順調に成長し幼稚園に上がる前と小学校に上がる前に
赤ちゃん時代の手術の後遺症で心臓近くの血管にコブが出来ていたのを切り取る手術をしたそうです。

入院している以外はとても元気で食事も水分も制限なく
運動制限もリレーなどがんばらなくてはならないものはダメでしたが、自分で走るのもOKで伸び伸びと過ごしていたようです

その後小学校に上がり1年生の夏の7月
夏休み前最後のプールの時間におぼれて心肺停止。。。

たまたま医大病院に近く、ゆうきくんの主治医の先生が学校に飛んできて下さり、心臓マッサージをして貰えた事、ゆうきくん担当のスタッフがその時病院に揃っていた事で息を吹き替えして「ゆうきはとっても運が良かったのよ」と久美りん

その時久美りんがゆうきくんの手を握ったら
(ぼく、どうしたらいいの)とゆうきくんの声を感じ
(あなたは強い子だから大丈夫よ)と何回も何回も伝えつづけたとおっしゃっていました。
強く手を握って握りすぎて手が震えていたので
ゆうきくんの妹の1歳ちょっとのさやリンが走って来たとき
(ごめんね、今手が震えていてあなたを抱っこ出来ないの)と
心で伝えると「うん!」とうなづき静かにしていたそうです。。。

命が助かったゆうきくんは植物状態でしたが
1年間の入院の中でヴァイオリンを聞いた時に
指を動かしてるのを発見「奇跡だった」と。

その後あけぼの医療センターで7年間過ごす事に
コミュニケーション手段がなかった彼ですが
4年生の時にパソコンと出会います

そしてアシストしてもらいながら
パソコンでゆうきくんが話をしてるのを発見
はじめは不随運動だなどと言われてた様ですが
ゆうきくんしか知らないことを答えていくうちに
皆が「ああ本当に話せてるんだ」と実感

それから≪詩≫や≪絵≫を書き
笑顔も出るようになったそうです

土・日は学校がないから嫌いだったり
女の先生が大好きだったり
久美リンがピアノを弾くといつもむせてたのはゆうきくんが「一緒にうたってた」事がわかったりと。。。

たくさんの気持ちとメッセージを残してくれたそうです

自宅からゆうきくんのいる所までほぼ毎日通っていた久美リン
時間に追われ、信号を読みながらの年月だった様ですが
1度も病気になったり、倒れることがなかったそうです
それまで体がとても弱かったんだよ~と

家族やまわりの“愛”に囲まれていたゆうきくん

昨年11月20日に天使となって空に旅立ちました

そして
天使になった今でも
たくさんのメッセージと出会いを
プレゼントしてくれています

久美リンが言ってました
「母親ってすごい子どもの為なら、子どもを守る為なら、どんな事でも出来るんだ~
「親は子どもによって育てられ強くなる。でもいっぺんにそうなるんじゃなくて少しずつ、少しずつ、気が付いたらそうなってた
「子どもには母の(父もかな)心の言葉が通じる何かあっても決してあきらめないで
「私があきらめなかったのは、歯医者さんの先生に“1度勝ち取ったものは思い出せる。今は忘れてるだけ”と教えていただいたから
「もう1つ。。。
 母親と父親では感覚が違う。病気や障害の子にかかりきりになるととても父親は孤独感を感じる。。。だからコミュニケーションをとり、パパも一緒にね

。。。久美リンの大きな大きな愛を感じた取材でした

そして,ゆうきくんの大きな愛も。。。ありがとう

とても長くなりましたが
ゆうきくんの詩を紹介して終わります
パソコンが出来るようになった時に
おかあさまの久美リンにはじめて送った詩です


      ≪100てんをあげる≫   

    よみきかせをしてくれて
    ゆうきは
    100てんを
    プレゼントを わたしたい

    うちでピアノをききたい

    好きなりょうりをたべたい

    100てんをおかあさんに
    まるを
    おかあさんに
    はなまるを
    おかあさんに
    プレゼントしたい

            ゆうき

       


                (みかえる

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~あきらめない強い心~

2007-11-27 01:13:53 | 舞台裏
連日熱戦のワールドカップバレーボール
北京オリンピックの出場がかかっているので白熱の日々です
みティンク家でもテレビに釘づけの毎日
そういえば今年の夏、運よく小瀬の体育館で日本選手の試合をアリーナで見ることができ、しかも飛んでくるボールを手渡しすることができた娘ちゃんたち2m近くある選手たちはさすがに大きい
その選手たちとブラウン管を通して再会応援にも熱が入ります

その試合の中で日曜日のエジプト戦は凄かったですね~~
誰もが半分あきらめていたこの試合、交代交代で12人全員で戦った4セット終盤の6点連取!フルセットの末の勝利は喜びというより感動でした

長い人生の中には「妥協」も必要。
でも、ここぞ!というときの妥協は「逃げ」に近い。。
逃げない心が勝利に結びついたと思います

テレビなんぞ見てる時間は無いぞ~~と思いながらも、期末テスト前&受験生のサオリンと「キャー!、いけー!、オー!」などと大興奮
言葉では学べない「最後まであきらめない心」「勇気」を感じ取った今のサオリンには貴重な時間だったね

残念ながら今日4敗してしまいましたが残り4試合、がんばれ日本
12月1日東京体育館にサキリンと応援に行って来ます


そして今週木曜日は櫛形西小学校へ音楽を届けに行って来ます
今日はみかえると二台ピアノの練習をさせてもらいました
連弾と違う魅力がある反面、離れて演奏するので呼吸を感じあうのがむずかしい・・でも楽しい
今年で5回目になるパルフェコンサートはスペシャルゲストの演奏、サプライズゲストもいるかも・・
楽しいひととき一緒に過ごせるのを楽しみにしています


               (みティンク
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