goo blog サービス終了のお知らせ 

集まれ スピーカー好き!

スピーカーやオーディオに興味がある方に、いろいろな情報を発信していきたいと思っています。

真空管オーディオフェアの出品内容について(2)

2010年10月06日 23時57分32秒 | オーディオ


こんばんは。今日は昨日に引き続き、真空管オーディオフェアの出品情報です。
今日お知らせするのは、PARC Audio初の試みである1コインでの試作ユニット放出です。内容は写真でお分かりのように、ちびっ子ウッドコーン(DCU-F071W)の検討用で製作した各種試作ユニットです。残っているサンプルで、動作OK品のみを選びました。量産ユニットとは違い鉄板フレームということだけは共通ですが、それ以外では布エッジやVC径違い(MG大)、F0を調整したもの、ネック接着剤の量を微調整したものなど、多岐にわたります。
中にはABSフレームを起型する前の初代神様(昨年の音展で音出ししたもの)などもありますが、元気いっぱいの布エッジや、余裕の馬力感のVC径違いやら、お好みによっては現行モデルよりも好きなんていうモデルもあるかも知れませんね。またこの鉄板フレームは角型のため、現行フレームよりも最外径が小さいので、よりスリムなBOXをお考えの方には現行よりも面白いかも知れません。

ただ今回の販売はあくまでフェアを記念してのお祭り企画ですので、下記の条件にご同意いただける方のみに販売させていただきます。また基本的にはフェアにご来場いただいた方を優先とさせていただきますので、もし売れ残りが出た場合はフェア終了後に通販での販売もさせていただこうと思います。

販売条件

1)価格は全て@500円/1個(税込)です。カートン以外の付属品はありません。

2)基本的な動作は問題ありませんが、ジャンク扱いですので、外観に関しては一切不問とさせていただきます。

3)いろいろな仕様がありますが、販売時に仕様はお選びいただけません。一種の福袋のようなものとお考えください。幸運にもお好みにぴったりのユニットに当たった方もいれば、あいにくお好みに合わない方もいらっしゃるかも知れません。まぁ外れた場合は、500円ということでご容赦ください。もちろん同仕様でのペア販売になります。

4)1個だけ下の写真のように端子が折れて、リード線を半田付けしているものもあります。ただ、これは最後までひつこくチューニングしていたもので、音的には当たりのものですので、ご容赦ください。
 

5)今回のサンプルに関しては、オークション等での転売は不可とさせていただきます。気に入らなかったらどこかで転売でもしてとお考えの方はご遠慮いただければ幸いです。


以上勝手なお願いではありますが、ご同意いただける方がいらっしゃれば、是非お試しいただければと思います。明日は、いよいよ新ユニットに関してのお知らせです。お楽しみに。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真空管オーディオフェアの出品内容について(1)

2010年10月05日 23時50分53秒 | オーディオ


こんばんは。今日はお約束の真空管オーディオフェアの出品内容です。
今日からフェアまで毎日、少しずつお知らせしていきますので、お楽しみに。

さて第一弾は、写真左側に写っている5cmウッドコーン(DCU-F071W)をダブルで使用したシステムです。
実はこのちびっ子ウッドコーンを商品化する時からWユニットの構想は持っており、インピーダンスをPARCで多い6Ωにしなかったのも、そういうことが少しありました。5cmウッドは4Ω仕様ですので、今回のシステムはシリーズ接続にしています。

で肝心の音ですが、予想通りというか、やはりWユニットのおかげで、シングルユニットに比べて余裕たっぷりのゆったりとした鳴り方をしてくれます。シングルユニットのPARC初の塗装付きキット(DCK-F071W-C)も5cmユニットとしてはかなり生意気な音を出してくれていると自負していますが、やはりこのWでの音を聴くと、その差は結構大きいですね。ユニットを複数使いすることのメリットというのは、この余裕感ですが、聴感上の歪み感も大きく改善されるのも忘れてはならない大事なポイントだと思います。

フェアではシングルのものも音出ししたいのですが、さすがに会場の大きさを考えるとやはりこのW使いのお兄ちゃんに頑張ってもらった方が良いかと思っています。別室のセミナー会場では、両方のシステムを用意したいと思いますので、その差を確認されたい方はそちらでリクエストをしてみてください。

明日は、PARCとしては初の試みである1コイン(500円)試作ユニットの販売についてです。では今日はこの辺で。
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10cm限定ウッドコーン(DCU-F122W)入荷日程のお知らせ

2010年10月04日 23時42分33秒 | オーディオ


こんばんは。
今日は10cm限定ウッドコーン(DCU-F122W)の入荷日程のお知らせです。
と言っても、実は予定より遅れて入荷することになりました。先週からずっと中国をプッシュしていたのですが、工場からの出荷自体が少し遅れたことに加えて、中国の通関が大幅に遅れたため予定していた船に載せることが出来なかったことが原因です。
ニュースでも報道されていますのでご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、最近問題となっている尖閣列島の問題がらみで中国サイドが日本向けへの通関を非常に厳しくする措置をしており、これと10/1から始まった中国の長期休暇(国慶節)とが重なり、想定以上の時間がかかったというのが実情のようです。
ということで、販売店様にお届けできるのが10/25前後になりますので、ご予約をいただいている皆様には何とか10月中にはお渡しできるのではと思います。本来なら、真空管オーディオフェアに是非間に合わせたかったのですが、まぁ上記のような事情もあり、何卒お許しください。ちなみに同じ便で、現在メーカー欠品中の8cmウッドコーン(DCU-F101W)と、13cmウッドコーン(DCU-F131W)も入荷します。
それにしても尖閣の問題がこんなところにまで影響するとは夢にも思いませんでした。一日も早く収束することを祈るばかりです。

ところで今日は真空管オーディオフェアの情報をお知らせする予定でしたが、今回は展示や販売品が多いのでまだまとまっておらず、もう少しお待ちください。では今日は短いですがこの辺で。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スピーカーとアンプとの接続について

2010年09月24日 23時55分14秒 | オーディオ
今日はよくいただくご質問についてです。
その内容とは、ユニットのインピーダンスとアンプとの関係に関する下記のようなものです。

「PARCのユニットを使いたいのですが、6オームのユニットは真空管アンプのどの端子に繋げばいいですか?」

「PARCの6オームのユニットを2個パラ(並列)接続で使いたいのですが、アンプはOKでしょうか?」


おそらく、このご質問は一番多くいただくものではないかと思います。でいつも私は下記のように回答させていただいております。
「申し訳ありませんが、この質問に関してはスピーカーメーカーではなく、お使いのアンプメーカー様にご確認いただくのがベストです。」

皆さん、最初はこの回答で少し驚かれることが多いのですが、特に最初の質問などはスピーカーメーカー側が回答する内容ではないのです。つまり4Ω端子と8Ω端子のどちらが6Ωユニットと相性がいいかは、アンプによっても相性があるようですし、やはりスピーカーメーカーが勝手にどっちというのはちょっと越権行為といった感じなのです。スピーカー側はあくまでパッシブ(受動的)な立場であり、鳴らされる側ですので。

後の方の質問は信頼性に関わることでかなり重要なことなので、ここでちょっと補足説明をしておきたいと思います。アンプとスピーカーの関係で皆さんが一番恐れているのは、間違った接続をして機器が壊れることがないかということかと思いますが、ここでアンプとスピーカーの関係で故障が発生するケースはおおよそ下記のようなものになります。

スピーカーが壊れる場合
1)アンプからDC(直流)分が流れて、スピーカーのボイスコイルが+(前面)か-(後面)のどちらかに張り付いて動かなくなり、完全に電気コンロ状態となって焼損する。
 →これは接続の問題というより、アンプそのものの動作不良であり、一般的にアンプではDC分を出さないようにプロテクターが装備されていることが多いようです。昔の話ですが、安いミニコンポなどのアンプとのセットもので、パワーテストをしたらアンプの不良でDCが発生し、結果としてスピーカーが壊れて、最初はスピーカー設計者が犯人にされたなどという笑えないこともありました。

2)スピーカーの許容入力以上の入力を入れて、スピーカーが壊れるもの。
これも接続の問題ではなく、使い方の問題です。

アンプが壊れる場合
3)上記のように大パワーを入れすぎたりしてスピーカーが壊れた時に、スピーカーのボイスコイルの線材が絶縁不良を起こしてショート状態になった場合、アンプの負荷がショート(短絡)状態つまり(インピーダンスは0Ω)となり、結果としてアンプに過電流が流れて壊れる場合。
→これはアンプから見れば、ショート状態になったスピーカーが犯人ということになりますが、スピーカーから見れば壊れるような大入力を出したアンプが悪いということになり、まぁ微妙なところです。(^^;
ただこれも一般的なアンプでは、過電流に対してのプロテクターが装備されていることが多いようですので、最近ではアンプが壊れるケースは少ないのかも知れません。なお知人の話では、真空管アンプでは入力電源のところにフューズを入れているだけのものもあるようで、この場合は最終的にはフューズが切れてストップしますが、それまでに結構深刻なダメージを受けることもあるようですので、まぁ保護回路が働くような状況にしないようにするのが基本でしょう。

ちなみに、スピーカーが壊れる時にボイスコイルがショートになるかオープンになるかは結構微妙で、必ずオープンになるように設計することは難しいので、ユニットが壊れた場合に最悪はショートになることもあると覚悟しておいてください。また許容入力が高いユニットほどなかなか死なず電気コンロ状態になって最後は煙を出したり最悪発火なんていうことも無いとは言えませんので、まぁそれを防ぐ意味でも、スピーカーに実力以上の入力を入れないようにすることが最善の方法かと思います。

4)ユニットのインピーダンスが低すぎて、アンプの設計時に想定された以上の電流が流れて、アンプが壊れる場合。
冒頭のご質問はこのケースになります。ただこの場合、壊れるのはあくまでアンプであって、スピーカー側はインピーダンスが何Ωだろうが全く関係ありません。そのため、重要なことはお使いのアンプが最低インピーダンスを何Ωまで保障しているかということであり、これを確認するためにはやはりアンプメーカー側に聞くしかないのです。
基本的な話ですが、スピーカーを複数個接続する場合、シリーズ(直列)に接続する場合はインピーダンスは足し算でどんどん大きくなりますので、アンプは全く問題ありません。ただパワーが出せなくなるということだけです。
問題になるのはパラ(並列)接続する場合で、この時は総合インピーダンスは例えば2個パラの場合半分になってしまうので、要注意です。ユニットを4個使うような場合は、シリパラ接続が可能で、この場合は総合インピーダンスは同じになるので、一番楽な方法です。下記にそれぞれの接続についてまとめましたので、参考にしてください。特に各ユニットの極性には注意してくださいね。+-を間違うと逆相になって、とんでもないことになってしまいますので。




さて今日は非常に基本的な内容でしたが、参考になりましたでしょうか。次回は、そろそろ近づいた真空管オーディオフェアの出展内容について少しお話したいと思います。では今日はこの辺で。
コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

analog誌で記事が掲載されました。

2010年09月15日 23時54分24秒 | オーディオ



こんばんは。今日は、ちょっと嬉しいお知らせです。
本日発売のanalog誌でPARCの17cmユニット3モデル(DCU-C171PP, DCU-C171W, DCU-F171P)と、キットの記事が掲載されました。今回の取材はほんと急に決まったので、準備の時間が全く無く、手元にあったサンプルをとにかく送ったという感じでしたので、どんな記事になるのか心配しておりましたが、記事を見てみると予想以上のご評価をいただき、ほんと安心しました。出来れば、ここに記事の内容を載せたいところですが、それは著作権の関係で出来ないので、ご興味のある方は是非本屋さんに行ってみてください。

ちなみに当初の予定ではキットをメインにした自作スピーカーについての記事とのことでしたが、時間の関係で17cmの3つのユニットをメインに、それぞれのユニットの特徴などを試聴を中心に進めるといった感じになっているので、例えばコアキシャルはウッドとPPどちらにしようかなどとお悩みの方には非常に参考になるかと思います。試聴されたのは炭山さんで、前回コイズミ無線様で行われた10cm限定ウッドコーン試聴会でもお世話になった方です。先日の試聴会でも、「私はスピーカークラフトの世界を盛り上げられることなら、何でも協力していきたい」とおっしゃっていましたので、PARCに限らずクラフト業界には強い味方となっていただけるのではと思います。



それとこれも急遽決まったことですが、5cmウッドコーンに続き、17cmでも塗装付きキット(DCK-171-C)を正式にレギュラーモデルとして発売することを決めました。本当は限定生産で来月の真空管オーディオフェアで販売する予定で進めていたのですが、せっかく雑誌に紹介していただくのに限定生産というのもちょっともったいないなぁと思い、急遽レギュラー化を決めたところです。まだHPには掲載していませんが、定価は58,500円(1ペア・税込み)で、例えばPPコーンコアキシャルとNWのセットで定価が10万円をほんのちょっぴり超える感じですので、おそらく店頭での実売価格では十分10万円以下でシステムが完成します。自分ではかなりコストパフォーマンスの良いものに出来たのではと、ちょっと自己満足しております。(^^;
これの仕様は、昨年の真空管オーディオフェアで限定発売したものと全く同じですが、内寸は推奨箱と同じで、MDF(t18)+補強桟となっています。国内製のMDF(t21)補強桟無しと比べると、ウレタン塗装ということもあって、よりゆったりと鳴ってくれる感じですので、初心者の方にも非常に扱いやすいものになっております。現物は今年のフェアでもデモ予定ですので、是非お聴きいただければと思います。では今日はこの辺で。
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする