タカラヅカ姉妹のひとり、イーヴォが卵詰まりになった!しかも殻のない卵(軟卵)。殻のある卵は押し出すことができるけれど、殻のない卵は押し出すことができない。最悪の場合は卵性腹膜炎となる。
病院ではエコーで軟卵であることを確認し、お腹にカルシウム剤を注射してもらう。あとは自宅で要観察。いろいろと注意事項を伺っている時に、意外な話を聞いた。
小鳥では病気の場合はにはまず何をおいても保温が必要なのはよく知られている。問題はその温度である。大抵は28℃から30℃というのがセオリーだけれど、軟卵の場合には25℃以上に上げてはいけないという。その理由は、先生から聞いた話と後から調べたこととをつなぎ合わせると、どうやら次のことであるらしい。
温度が高いことによる過呼吸→血中炭酸ガス濃度低下(呼吸性アルカローシス)→血中のカルシウムイオンが血漿蛋白と結合し、カルシウム濃度が低下(低カルシウム血症)→血液中のカルシウム濃度を一定に保とうとして骨からカルシウムが溶出→卵殻のためのカルシウムが不足する。
軟卵になる理由としては、高齢、多産、餌のカルシウム不足、ビタミン不足(とくにD)、ホルモンバランスなど。イーヴォちゃんの場合は多産によるカルシウム不足とホルモンバランスか。
卵は産んでもよくないし、産まれなければ一層悪い、ほんとに困った問題である。あぁ、それにしても心配なイーヴォ。現在かごの中の温度は25℃。ゾフィーがぴったりと付き添っている。頑張れ、イーヴォちゃん!
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