パピユ王国日誌 

文鳥の国「パピユ王国」のにぎやかな日々の記録。

長崎、ひたすら教会(建築)を(見て)廻る旅 2

2010年03月31日 | 文鳥と音楽以外


2日目は平戸を廻る。目的地は2箇所。まずは紐差教会。幸い天気には恵まれ(晴れ女!)、空と外壁のコントラストがまるで日本じゃないようだ。ここはものすごく来たかったところのうちの1つ。

聖堂内の柔らかなおごそかさ(矛盾するような表現だが)に心臓を刺し抜かれたような、そんな気がした。柱も柱頭も真っ白。床の赤い絨毯とのコントラストがすばらしい。なによりも見入ってしまうのはその天井。

天井部には、白地に大きな白い花。花の真ん中では黄色い花芯が丸く輝く。まるで大きな白いデージーのようだ。それを茶色のラインで亀甲形と正方形に縁取っている。その四角いモチーフは奥までリズミカルに続き、この聖堂へ足を踏み入れた人の視線を、いやおうなく正面奥の内陣へと誘う。

そこにはいくつもの細く小さな尖塔のある立派な祭壇と、その上に細長い十字架を持った天使?の像。「目と心を神に向けよ」という、なんと心憎い演出であることか。

聖堂入り口を出たちょうどそのとき、教会の鐘が鳴り始めた。「アンジェラスの鐘」と呼ばれる、朝昼晩の「お告げの祈り」を唱えるための時刻を告げる鐘である。初め、低く重々しい音色の鐘が、そしてそれに続いて明るい音色の鐘が高らかに鳴った。

私達は足を止め、最期の余韻が聞こえなくなるまでそこに立ち尽くしていた。



長崎、ひたすら教会建築を見て廻る旅 1

2010年03月30日 | 文鳥と音楽以外

長崎は、博多より特急みどりに乗って佐世保へ向う。「みどり」というだけあって、車体のテーマカラーは緑色。




旅行はもちろんヴィヴィも一緒。
駅で、定番の佐世保バーガー(写真撮り忘れ)を食した後、向うは、佐世保駅前の三浦町教会。



聖堂の中は撮影禁止。綺麗なんだけどね。白いボールトの天井が美しい。すいーっ、すいーっとリズム感にあふれている。柱とボールトの梁はベージュ色でいとも軽やか。祭壇横には女性っぽい天使がライトを持って立っている。内部は女性美に満ちている。

しばらく見とれていたが、先を急がねばならない。この日は平戸まで行かねばならないのだから。三浦町教会を後にして、特急バスで平戸へ向う。着くや否や、一目散に聖ザビエル教会へ。急な坂道と階段を、荷物を持ってふうふう言いながら登る。やっと見えた教会堂。



でもなぜか扉は固く閉まっていた。まだ空いている時間のはずなのに…。そこへ神父さんらしき人が司祭館へ入って行くのを見つける。地獄に仏、教会に神父?!呼び止め、頼み込んでなんとか開けてもらうことができた。(強引なヤツでごめんなさい。)Gott sei Dank! のっけからついている!幸先がいい。

ここも内部は撮影禁止。ここも白いボールトの天井。祭壇両脇の天使は膝まづいている。天使のピンクの衣装とグリーンの衣装が、ややもすれば暗い印象を与える祭壇を明るくしている。なんだかかわいい。そしてこの教会の名前の由来になっているフランシスコ・ザビエルの像がある。

「ゆっくりどうぞ」という言葉に甘えて、結構ゆっくり見てしまった。親切な神父さんに暇(いとま)を告げて、この日の日程は無事終了。

夜、宿でテレビを見る。太宰治の小品、『きりぎりす』と『とかとんとん』をドラマ化したものに、大爆笑。「とかとんとん」、「あなたは嘘つきです」の二つのフレーズが、この後ずっと私たちの頭を支配することになる。

とかとんとん…。

旅行から帰る

2010年03月29日 | 文鳥と音楽以外

長崎へ行っていた。昨夜遅く、帰宅。皆さんはもう寝ていたけれど、電気をつけて「ただいま」の挨拶をした。ビアンコは「帰ってきたの?え?本当に帰ってきたの?」という顔をしていた。4日も留守にしたものだから、帰ってこないんじゃないかと思っていたのかもしれない。

旅行の詳細はまた後で。

待望のダブル・リハ

2010年03月23日 | 文鳥


今日はニコとガブのダブル・リハとなった。

ガブに触発されたか、かなり久しぶりにかごから出たニコ。ぶるん、ぶるん、ぶるん、ぶるんと続けさまに神経質に身震いをし始めたので、フリーズするかと思ったが何とか持ちこたえた。えらいぞ、ニコ!

ガブが先に上へ飛んで行く。今日はエメちゃんのかごの前。ニコちゃんも続いてエメちゃんのところへ。ガブは「ボクが先だぞ!」と怒ったけれど、結局収まった位置は…

ガブはエメの隣のかごに入り込み、(ビアンコはお留守だったので)、ニコはエメのかごの前に陣取る。そしてふたりそろって、

「黒髪の美しいお嬢さ~ん!」

ガブはこの前は「白いお嬢さ~ん」って言ってたのに!どっちでもいいわけ?まぁ、どっちでもいいけどね。かわいいお嬢たちがいると、リハビリもこうもすんなりいくものなのか。(笑)

フリーズされると困るので、そろりそろりと写真を撮る。ふたり並んで、というわけにはいかないらしい。残念。

画像は、エメとマリの両方に見とれているニコ。(実は換羽中でトゲトゲ)。

「コノ門ヲクグル者ハスベテ、頭ヲ垂レヨ」

2010年03月22日 | 文鳥と音楽以外


京都へ行った。「味禅」へ行った。何年ぶりだろうか。昔はふたりで足繁く通ったものだった。パッパが亡くなって以来、足を運んでいない。ひとりで行くのは初めて。

場所は変わったが、入り口の「大馬鹿門」はあるし、女将も大将も健在だ。ちょうど客が途切れた時刻だったので、ゆっくり出来た。長らくの無沙汰を詫び、店の「あれから」と「これから」の話をたっぷりと聞いた。

考えると、自分の「これから」の話はしていない。どうにもヴィジョンがないのだから、しかたはないのだけれど。でもこの店の「これから」を聞くと、他人事ながら嬉しくなる。まだ「これから」があるのだ。いいなぁ、こういう店って。ひとつ、自分の「これから」も考えてみようかという気にさせてくれる。

うまい蕎麦にこれほど感謝したことはない。「美味しい蕎麦」という言葉よりも、「うまい蕎麦」という表現がぴったり当てはまるのだ、ここの蕎麦は。うまい蕎麦には頭を垂れる。入り口の大馬鹿門は実に云いえて妙だ。

ただ、ひとりで行くと、肴があれこれ食べられない。今回は訳あって(健康上の理由ではない)酒断ちをしていて飲まなかったけれど、今度行く時は是非、数人で行き、片っ端から肴を頼み、八海山と十四代を飲まなくては。当たり前のことだけど、蕎麦を食べるのも忘れずに。とはいいつつ、蕎麦粥、最高です。(笑)

幹部Fよ、関西にもうまい蕎麦があるんだよ~!(笑)

帰ってから気がついた。彼岸だったんだと。まんまとパッパにはめられたような気がした。(笑)

ただいまリハ中

2010年03月19日 | 文鳥


ガブちん、ただいまリハ中。

「リハ」は「リハ」でも「リハビリ」のほう。今日、一緒に放鳥しているのはグー公、ビアンコとチャイカ。グー公は隠居部屋だし、ビアンコは平和主義、チャイカは自分のことしか考えていないので、けんかをする心配がない。

ガブちんはかごの上まで飛んで行って、お歌を歌える余裕がでてきた。
「美~女、美女美女美女、ほえ~、パピヨっ!」

ガブのリハビリ・トレーニング

2010年03月17日 | 文鳥


かごから出るとパニックを起こすニコとガブのリハビリ・トレーニングをしている。今日はガブが何と45分もかごの外に出ていた。しかもパニックを起こすことなく。

ガブはかごを少し横にずらしたり、シートを替えただけでもパニックを起こすことがある。最近はそれが少し少なくなってきていたので、いい傾向だと思っていた。昨日、初めて自分からかごの外に出てきて、少しだけ飛んだ。パニックを起こしかけたのでかごに戻したけれど、数秒のうちにおさまった。

「ガブちん、えらいね~!すごいね~!フリーズしなくなったね!自分から出てこられるようになったんだね!」
うんとほめてやった。ガブはぶるん!とひとつ身震いをして、得意げにしていた。

そして今日、まだ他の子を放鳥していない朝、ガブが出たそうにしていたので、出してみた。しばらくあちらこちらをきょろきょろと見回し、観察している。そして一番上のかごのうえまで飛んだ。それからどこへ行ったか?

ドキンちゃんのいるかごの上。(笑)

「あれ?こんなところにこんなかわいいお嬢さんがいるよ?!」
そしてカバーのビニールをカミカミして自己アピールする。
「白いお嬢さ~ん!」
オノエと同じ。さすが、兄弟だけのことはある。

ドキンちゃん崇拝者がまたひとり増えた。

格闘技、爺さん vs 孫

2010年03月16日 | 文鳥

グーちゃんの隠居部屋、本人(鳥)曰く、「執務室」は他の子達にとってもとっても非常に魅力的らしい。なかでもブラッシュの隠居部屋に対する執着には、はっきり言ってあきれてしまう。

少し目を離すと、隠居部屋に侵入し、フリースの中でグーちゃんとくんずほぐれつの大格闘。文字通りがっぷり四つに組んで、ぎゃ~ぎゃ~と大騒ぎ。あまりの激しさに、フリースをめくり上げ、組み合っているふたりをがしっとつかみ、引き離す。

「やめなさ~い!!!」

叱られるのは決まってブラッシュ。そりゃそうだ。ここはグーちゃんの隠居部屋だもの。この戦いは、ブラッシュをかごに戻すまでしつこく、しつこく繰り返される。ブラッシュを強制送還し、やっと静かになる。やれやれ…。

グーちゃん、隠居部屋でゆっくり寝ている暇がない。まだまだ隠居はできないということで、ハイ。

(画像:勝利のグー公。まだ息が荒い。)

転用

2010年03月15日 | 文鳥

「王室」のお掃除用にロール・ペーパーを使っているが、やっと素敵な?ボックスを見つけた。ロールむき出しはいくらなんでもいやだもんね。

使い心地はまぁまぁ。2個入れると引っ張り出すときに左右に揺れなくていいかもしれない。片手でちぎることができればもっといいけど、片手を添えてというのも優雅かな。もっとも、入れているものと、それで何を拭き取るのかを考えれば優雅なんてものではない。

シード入れにした梅酒ボトル以来の転用ヒット商品になるかも。(笑)

さらにバリアフリー化

2010年03月13日 | 文鳥

グーちゃんの脚がまた少し弱くなった。手に飛んでくるのはいいが、するするすべって、手にとまれない。それで頭の上にとまろうとする。なかなか賢いとは思うが、頭の上はねぇ…。飛ぶのも少しおぼつかない。よたっている。気だけはしっかりしているのは、せめてもの救いか。

かごの中でも少し不自由らしいので、さらに少しバリアフリー化を進める。

上段だけだった藁筏を、下の段の止まり木にも取り付ける。そして、グーちゃんのいつもの寝場所、上段左端には筏よりやや幅広の「藁マット」を取り付ける。

「乳母や、何作ってるの?」
藁マットを細工している時から、グーちゃんは興味津々で見に来る。藁が好き。
やっぱり「巣が藁文太」。(笑)

(画像:新しい「皇帝ベッド」にご満悦のグー公。)