笑えない話

　突発性難聴が何とか治ったものの、かなり時々、ふらっとくる。依然として平衡感覚がおかしいようだ。

　先週の月曜は、駐輪場で自転車を止めて数歩歩いたところで、こけた。なんでこけたのかわからない。段差があった？左ひざを打ったけれど、それはそれで、うっすらとあざになっているかなっていないかでおわった。まあ、数日は痛かったけどね。

　そして今日。食事に行ったときのこと。自転車を止めてチェーンをかけたところで、よろめいた。わ、わ、わ！と思ったら、木製のプランターに右胸下を強打。しばらく声も出ず、動けもしなかった。やっとの思いで起きて、店に入った。

　動くどころか息をするのも痛い。これはまずいと思い、食事を終えた後、救急のある病院へ直行。肋骨にひびでも入っているかと思ったが、肋軟骨損傷。それでも痛みがなくなるまで3週間はかかるらしい。またもや安静。バストバンド（コルセットみたいなもの）をすると痛みがずいぶん和らぐ。でも、暑いのよね。これが冬なら暖かかったのにね。

　笑うと痛い。

オノエは懲りない

　オノエ、またもや闖入。
「お嬢さ～ん！！！」

ドキンは困り顔。



ドキンは明後日どころか再来年の方向を向いている。

この後、オノエは皿巣占領未遂に終わり、強制送還の憂き目にあう。

理解不能

今月初め、エメちゃんがつぼ巣を独占して、入ろうとするガブに怒って咬みついたりするものだから、つぼ巣を取り払った。かわりに皿巣を入れた。

もとどおり、仲良くなった。

なんのこっちゃ…。

かわいい子は何をしても許される

ブラッシュが「御出勤」すると、もれなくドキンちゃんがついてくる。
ブラッシュが乳母やのところでまったりしている間、ドキンちゃんは



ちゃっかりブラッシュの御出勤処でお風呂に入る。

かわいい子は何をしても許される。

「静かな単純と高貴な偉大」

「静かな単純と高貴な偉大」といわれる、シュティフター『晩夏』。
ようやく読了。

胸の上に、いや、胸の中にポーランドの王冠が静かに輝く。

an Trinitatisfest 2014

ああ、現実離れ

　今週から仕事に復帰したが、疲労感がはなはだしい。

　２週間、引きこもっていた。音楽が聞けないので、ずっと本を読んでいた。シュティフターの『晩夏』。数行、ないしは数ページ読んでは本を置き、文章に思いを巡らす。今回ほどじっくりこの作品を読んだことはない。今まで読み飛ばしていたところが、すうっと心に（頭にではなく）入ってくる。この分だと、もうすぐポーランドの王冠がもらえそうだと思った。（この小説を読み通したものにはポーランドの王冠を与えよう、とヘッベルという作家が皮肉ったことは、前にも書いた通り。）

こんなものを読んでいたせいだろうか、娑婆にでると妙な違和感がある。先週は心身ともに風にそよいでいるような浮揚感だったが、今週は自分の体が半透明の蝉の抜け殻のようになっていて、すべてが体を通り抜けていく感覚である。なんという現実感のなさよ。

　そのあいだも耳は周りの音をくまなく拾い、びんびんと鳴り響かせるし、孫悟空の輪が頭を締め付けているし、眠いし、ふらつくし…と、ありとあらゆる現実からの疎外感を五感に感じさせてくれる。電話はなんだか聞き取りにくい。本当に聴力は戻ってるのか？？？


　２週間の静養を終えて、また元の仕事ペースに戻っている。これではいけない。生活を変えなくては…。ある友人が言う。あなた（つまり私のこと）は、やることが多すぎる。減らしなさい。夜は早く食事を終えて、早く寝なさい、と。うんうん、その通りだ、もっともだと納得し、どうしてもはずせない主な仕事以外は、とりあえず今月いっぱいストップした。

　それでもあれやこれやの人から用事を依頼する電話がかかってくる。そのうちの一人は、やることが多すぎると私に言った人だったりして（苦笑）。（この人の用事はまる一日かかった。まぁ、いい。今度会った時にたっぷりそのお礼をしてもらおう。）

　

　ブラッシュはややご機嫌斜め。だって、２週間ずっと家にいて、朝からやれお風呂だ、菜っ葉だと、上げ膳据え膳だったのに、急にお留守番になったものだから。

治った…

耳が治った…。

悪い気が抜けて、今までにないくらいすっきりさわやかになった。

今日は、風の中の一本の葦のように、そよそよと歩いていた。

自分の体と心の中がまるで、台風が去った後の空気のような、そんな感じだった。

現実逃避するときは文鳥の世界に遊ぶに限る

先週に引き続き、静養中。笑っちゃうくらい何にもしたくない。仕事は特に。（たぶん薬の副作用…ということにしておこう。）


今日も何もしない。

…と言いつつ、エメ＆ガブの画像を後で。