パピア姫ことドキンちゃんのところでランチを取るのがすっかり日課となってしまったグーちゃん。
ドキンちゃんにとってグーちゃんは楽しいおもちゃ。一緒にご飯を食べた後は、「グーちゃんロデオ」をして遊ぶ。グーちゃん、怒りもせず耐えているけれど、その心中はいかなるものか。
しばらく遊ぶ(遊ばれる)とグーちゃんがヘルプを求める。
「ボク、もう帰る。」
グーちゃんをドキンのかごから出してやる。
でもまたディナーの時間になれば、グーちゃんはいそいそとドキンのかごへ行く。そして小さなお餌入れから仲良く一緒に食べる。ドキンちゃんに時々尻尾を噛まれながら、或いは口の餌をねだられながらも、グーちゃんは幸せそうである。
ドキンちゃんはグーちゃんの若紫なのか…。それにしても、ロデオをする若紫なんて聞いたことがない。
(画像 一緒にランチをするグー公(左)とドキンちゃん)
ドキンちゃんはまだ4ヶ月という幼さできれいになった。まだまだ早いけど、将来のお婿さん候補として乳母やが考えているのは、ドリー、ビアンコ、グーちゃん(ちょっと年が離れすぎ?)。
第1・第2候補のドリーとビアンコは、ドキンちゃんにはいっこうに興味を示さない。やはり●モなのか、この兄弟。
グーちゃんはというと、気がないわけではないが、ちょっと引いている。
「ボクはロリコンじゃない。」
そしてドキンちゃんを目の前にして、グーっと寝ている…。
ドキンちゃんはグーちゃんが大好き。
「おじさま!おじさま!こっち向いてってば!あ~ん、むこう向いちゃダメッ!」(グーちゃんの尻尾を噛む。)
ドキンちゃん、グーちゃんに叱られようが、少々のことではめげない。いや、反抗する。女の子なのにグーちゃんに立ち向かっていくとは…。
「こらっ!ピアちゃん!コドモのくせにオトナをからかうんじゃないっ!」
(グーちゃんはドキンちゃんを「ピアちゃん」と呼んでいる(ようだ)。)
「おじさま、おこっちゃだめ!あたし真剣なんだからッ!」
そして困ったことに、ブラッシュがドキンちゃんのかごの上へ一日に何度もやってきて、歌って踊る。そのたびに、ブラッシュをむんずと捕まえてはお説教しなくてはいけない。
「こらっ!ブラッシュ!この浮気者!ゾルちゃんにいいつけるよ!ドキンちゃん、だまされちゃだめよ!ブラッシュは妻帯者なんだから!」
さらに困ったことに、ドキンちゃんがブラッシュに負けじと踊り出す。この子はグーちゃんにも立ち向かっていくし、他の子から少々威嚇されても逃げずに戦う。本当に女の子なのだろうか。こんな調子で、お婿さんはもらえるのだろうか。
乳母やの悩みは尽きない。
恋をすると美しくなるというのは人間だけではないようだ。文鳥もまた然り。
ドムちゃんはめっきりきれいになった。少し前までは「美しい」よいうより、「かわいい」感じだったのが、今では一番上のお姉ちゃんであるゾルキーに似た美しさとなった。ぱっと見ると、「あれ?ゾルピー?それともドムちゃん?」と迷うくらいに。ほおのうっすら茶色味がかっていたのが取れ、全体の羽も滑らかになった。むっくりしていた姿勢も、こころなしかよくなったような…。
片やマグはどうか?王国に来たときより、顔つきがはるかに柔和になった。おなかがすいたときには、特にかわいい顔をして、かわいい声を出して肩にやって来る。あ、これは恋愛とは関係ないか…。
今日はマグはドムちゃんを晩ご飯にご招待しなかったらしい。それぞれ、あっさり自分のかごにご帰還。
ドムちゃんはめっきりきれいになった。少し前までは「美しい」よいうより、「かわいい」感じだったのが、今では一番上のお姉ちゃんであるゾルキーに似た美しさとなった。ぱっと見ると、「あれ?ゾルピー?それともドムちゃん?」と迷うくらいに。ほおのうっすら茶色味がかっていたのが取れ、全体の羽も滑らかになった。むっくりしていた姿勢も、こころなしかよくなったような…。
片やマグはどうか?王国に来たときより、顔つきがはるかに柔和になった。おなかがすいたときには、特にかわいい顔をして、かわいい声を出して肩にやって来る。あ、これは恋愛とは関係ないか…。
今日はマグはドムちゃんを晩ご飯にご招待しなかったらしい。それぞれ、あっさり自分のかごにご帰還。
マグとドムを一緒に放鳥する時にはいつも、アル・ヴェル夫妻とブラ・ゾル夫妻を同時に放鳥している。仲の良いペアがお手本になるようにと思って。ゾルキー、ヴェルデはどちらもドムちゃんのお姉ちゃん。
きゃるるrrr!と威嚇の声が上がっている時は大抵、ペアで張り合っている。マグとドムも寄り添って先輩ペアに負けずにきゃるるるrrr!!と気勢を上げている。噛み付いたり、追っかけたりのけんかにならないところはさすが。先輩ペア達はつぼを心得ている。
今日は放鳥時間がいつもより長かったせいか、途中でお腹がすいたらしい。マグが先に自分のかごに入ってお餌を食べ出した。するとそれを見たドムちゃんもマグのかごに入った!!
「おや!一緒にかごに入ったじゃない!やった!」と喜んでいると、やにわにマグが飛び出した。ドムちゃんが来たのが恥ずかしかったようだ。せっかく一緒にお餌を食べるかと期待したのに、残念、残念。結局その後も、それぞれのかごへ帰った。まぁそれでも、めでたく同居への第1歩をふみ出したとみなそう。焦らず、せかさず。本人達の思うようにまかせよう。
ドムちゃんはというと、マグが飛び出て入った後も、臆することなくそのままお餌を食べていた。その態度たるや、堂々たるもの。
不死身のブラッシュを尻に敷くゾルキーといい、「巴御前」ヴェルちゃんといい、はたまた他家へ行くなり押しかけ女房になったモコラといい、うちのシルバーの女の子たちは皆、おしなべて強い。きっとマグ・ドムのペアも「かかあ天下」になるのでしょう。
ペアリング進行中のマグぽん(♂)とドムちゃん(♀)。いい線行っているのだけれど、まだお互いに恥ずかしがって、傍から見ていてもどかしいやら、ほほえましいやら。人間の純情恋愛ドラマと同じ。
マグもドムも、夜のお餌タイムにはそれぞれ自分のかごへ帰ってくるのだけれど、今日はふたりとも「迷い」があった。ドムちゃんはマグぽんのかごに入りたいけれど、まだマグのことが怖い。放鳥している時はそばにいても、一緒のかごに入るまでは行かない。マグはドムちゃんには来て欲しいのだけれど、なかなか優しくできない。両者、ついつい乳母やにヘルプを求めにやって来る。
「ねぇ、乳母やぁ、どうしよう…。どうしたらいいの?」
マグに言い聞かせる。
「あのね、マグ。ドムちゃんには優しくしなくっちゃ。手の上のカナリーシードを独り占めしちゃダメ。『ドムちゃん、先にどうぞ』っていうのよ。それから『ボクのところに来てちょうだい。ボク、恐くないよ』って言うのよ」などなど、延々と教える。マグは肩にとまって神妙に聞いている。(本当に聞いている)
片やドムちゃんにははっぱをかける。
「マグぽんはドムちゃんのことが好きよ。だから恐がらないで、マグぽんのところへ行っておいで。マグぽんのところでお餌を食べてもきっと怒らないよ。」
ドムちゃんも考え深げに聞いている。(本当に聞いている)
そうこうしているうちに、ドムちゃんがやっと決心してマグのかごに入ってお餌を食べ始めた。マグは少しの間じっと見ていたが、「ボクも!」とばかりにかごへ入った。するとドムちゃんはびっくりして、かごから出て行ってしまった。しょんぼりするマグ。
マグがドムちゃんを獲得するために覚えなくっちゃいけないことは「レディ・ファースト」と「騎士道精神」。今日はだめだったけれど、また明日頑張ろうね、マグ。焦らずゆっくり。でも、ギャーピーにまで色目使うのはやめなさいね。節操のない男だと思われるよ。
本日午後7時50分、イーヴォ皇女が卵詰まりのため逝去しました。
イーヴォ皇女(イヴォンヌ、3歳と5ヶ月)はグリージョ王と亡き初代女王ヴィヴィフィエの長女。「タカラヅカ姉妹」のひとり。
タカラヅカ姉妹のひとり、イーヴォが卵詰まりになった!しかも殻のない卵(軟卵)。殻のある卵は押し出すことができるけれど、殻のない卵は押し出すことができない。最悪の場合は卵性腹膜炎となる。
病院ではエコーで軟卵であることを確認し、お腹にカルシウム剤を注射してもらう。あとは自宅で要観察。いろいろと注意事項を伺っている時に、意外な話を聞いた。
小鳥では病気の場合はにはまず何をおいても保温が必要なのはよく知られている。問題はその温度である。大抵は28℃から30℃というのがセオリーだけれど、軟卵の場合には25℃以上に上げてはいけないという。その理由は、先生から聞いた話と後から調べたこととをつなぎ合わせると、どうやら次のことであるらしい。
温度が高いことによる過呼吸→血中炭酸ガス濃度低下(呼吸性アルカローシス)→血中のカルシウムイオンが血漿蛋白と結合し、カルシウム濃度が低下(低カルシウム血症)→血液中のカルシウム濃度を一定に保とうとして骨からカルシウムが溶出→卵殻のためのカルシウムが不足する。
軟卵になる理由としては、高齢、多産、餌のカルシウム不足、ビタミン不足(とくにD)、ホルモンバランスなど。イーヴォちゃんの場合は多産によるカルシウム不足とホルモンバランスか。
卵は産んでもよくないし、産まれなければ一層悪い、ほんとに困った問題である。あぁ、それにしても心配なイーヴォ。現在かごの中の温度は25℃。ゾフィーがぴったりと付き添っている。頑張れ、イーヴォちゃん!