パピユ王国日誌 
文鳥の国「パピユ王国」のにぎやかな日々の記録。
 



 
 ドリーとビアンコ、仲直り。


 「ビアンコ、ぼくたち離れ離れになっても心はずっと一緒だよ。
 (ビアンコの奴、見張っとかないとママに歌を売り込みに行くんだもの。)」

 「もちろんだよ、ドリー。(あ~あ、腐れ縁、腐れ縁!)」

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 オノエはいつもお気に入りの場所に陣取って、誰かが来て遊んでくれるのを待っている。お気に入りの場所はかごの前面すぐのところに付けた止まり木。取り付けるまでは餌箱カバーの上でいつもかしゃかしゃ音を立てて、ずるずると滑り落ちそうになりながらも頑張っていたので、見かねてかご付属のホルダーつき止まり木を1本、つけ足した。

 ある日の夜中、オノエが何かばたついていた。見に行けばいつもと違って下にいる。声を掛けて様子を見るが、何だかフリーズしている。病気の様でもなさそうだったので、指に留まらせていつもの寝場所へ連れて行ってやった。すると後はおとなしく寝た様子だった。

 次の日、あれはなんだったんだろうと考えていて、ふと思い当たった。オノエって、寝ぼけて止まり木から落ちたんだ。かごの端まで止まり木があると思って横に移動していたら、先がなかった・・・、ということらしい。

 あれ以来、オノエは脚で止まり木の先があるのを確かめるようにツイツイツイと、止まり木を横移動している。かわいそうで可愛くておもしろいオノエちん。


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 薬が効いているのか、ドリーの「ぼく、脚痛いの…」が見られなくなった。まだ少し腫れは残っているけれど、元気。

 ドリーとビアンコの別居はふたりの関係に微妙な影を落としている。○モの巣でけんかをすることが増えた。ビアンコがドリーを○モの巣へ入れない。ドリーを追いかける、など。別居したことで「なんだ、こいつ。僕を捨てて出て行ったくせに」と思っているのかもしれない。明らかにドリーに腹を立てている様子。そしてドリーを追い払い、ヴィヴィの玉座に座る。すわ、ビアンコの反乱?!この際、皇位継承権を我が物に、と思っているのかも…。

 ビアンコが乳母やに何か言いに来る。おねだり?いえ、おやつではなさそう。カナリーシードを見せても食べない。きっとドリーとのことなんでしょう。そこでビアンコに言う。
 「ドリーは自分から出て行ったんじゃないよ。ビアンコを捨てたんじゃないよ。ドリーはお薬飲まなくっちゃいけないから、乳母やが別のかごに入れたのよ。」

 わかったのか、わかっていないのか、ビアンコはドリーのかごに入り込んでお餌を食べている。(薬の水までは飲んでいなかった。セーフ!)ビアンコは、自分だけ取り残されたように感じているのかもしれない。

 「ドリーの奴、ぼくを捨てて独立するなんて…。くすんくすん…。」

 

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特権  


 
 ビアンコと別居と相成ったドリー。「脚が痛いの」というドリーに処方されたのは消炎剤と抗生剤。薬は飲み水に混ぜての自由飲水なので、同居のままでは元気なビアンコまで薬を飲んでしまうことになる。ビアンコに飲ませるわけには行かない。それでこのふたり、生まれて初めての別居。かごは隣同士に置いたけれど、ビアンコは昨日から食欲がない。(ドリーはいつもどおりの旺盛な食欲。)

 夜の給食タイムにはふたりともそれぞれのかごに帰るわけだけれど、ドリーがすんなりと帰るはずがない。「ビアンコのところへ帰る」といって、ビアンコが帰っているかごへ行こうとする。昨夜は仕方なく、ドリーをいったんビアンコのかごの中へ帰らせて、それからドリーを捕まえてかごに戻した。当然ドリーは暴れる。いいやり方ではない。

 それで、今日からは自分でかごに戻ってもらうことにした。でも「わかっちゃいるけどやめられない」ということか、ドリーはかごの前まで来てもUターン。なかなか帰ってくれない。そこで作戦変更。

 「これはドリーだけが飲めるお薬よ。ビアンコにはやらないの。ビアンコが飲みたいようと言っても、飲んじゃいけないの。ドリーだけが飲んでいいのよ。ドリーだけの特権なのよ。」

 乳母やがオノエの世話を終えて戻って来たときには、ドリーはいつの間にか自分のかごに入っていた。「おや、ドリー、自分で帰ったの。えらいねぇ~!さすがドリー。賢いねぇ~!」うんと褒めてやった。

 明日からはドリーはすっかり調子に乗って、ビアンコに薬を自慢するに違いない。ビアンコがどんな顔をするか、見ものである。


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 このところよく登場するグーちゃん。何かと存在を主張しないといけないシチュエーションにあるということか?

 昨日は一日中かごの鳥だったドリーが今日はようやく出てくる。すると、ドリー、ビアンコ、グーちゃんの三つ巴の大喧嘩。原因は○モの巣の取り合い。
 
 激しくけんかをしている3羽を引き離し、グーちゃんに隠居部屋を作る。隠居部屋からも威嚇をする。いくつになっても親子喧嘩?ほどほどにしないと、血圧上がるよ、グーちゃん。


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 数日前から、目があうとドリーがしきりに訴える。「ボク、脚、痛いの。痛いの・・・。」右脚を出したり引っ込めたりする。「痛いの・・・痛いの・・・。」その様子がかわいそうやら、かわいいやら、滑稽やらで、乳母やが真似をしてパッパに見せると大受けに受けた。ドリーには悪いけれど。ともかくそれで病院へつれて行くことになった。

 昨日から言い含めていた。「明日、病院へ行くよ」と。ドリーにだけではなく、ケージに同居しているビアンコにも。するとビアンコが「ぼくも行く!」と言いたげ。うーん、遊びに行くんじゃないんだけどな・・・。

 今朝、ドリーをキャリーに入れた後も、ビアンコが心配顔で寄って来る。ビアンコもひとの言葉のよくわかる子だ。

 「病院へ行くんだから、ビアンコは行かなくっていいの。ドリーひとりで行かなくっちゃ。ビアンコは付いていかなくても大丈夫。乳母やがちゃんとドリーを連れて帰ってくるよ。だからビアンコはいい子でお留守番しててね。」

 こんな調子でビアンコをなだめるのに時間がかかった。その間、ビアンコは乳母やの顔の前でずっと「聞いてよ、聞いてよ!」と繰り返していた。やっぱりビアンコは優しい子。普段は「何だこいつ」という顔をしていても、ドリーのことがすごく心配なんだ、と思った。

 ドリーの脚はさほど心配するほどでもなく、お薬を2週間分頂いて帰ってきた。留守番のパッパにビアンコの様子を聞くと一言。「羽を伸ばしていたよ。」

 今朝のビアンコのあれは、ドリーを心配していたのじゃなくて、僕も遊びに連れて行けということだったのね。ドリーだけ連れて行くのはずるい!と言ってたのね。そしていつも補佐してやらないといけないドリーがいないと、せいせいして羽を伸ばしていたというわけ。兄弟○モの愛というのは所詮こんなもの!(笑)

 投薬の都合で、ふたりは今日からしばらく別居。


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 王国の実権を握るグーちゃん。一見ヌーボーとした天然の外観にそぐわず、その統治能力は高い(ようだ)。

 グーちゃんの統治戦略の特徴は女性を味方につけること。羽色の如何を問わず、女性達さえ抑えておけば、後の単細胞男の子たちは力技で何とかなる。そのためグーちゃんは、毎日マメに女の子たちのかごを巡回する。「どう、元気?」「今日もきれいだね。」 ついでに乳母やのところへもご機嫌伺いに来る。

 これでなかなか効果があがっているらしい。でもこれって、平たく言えばこういうことよね:「ボクがボスだぁ!ハーレムだぁ!」

 ヴィーが聞いたら怒るだろうな・・・。


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 ニコは最近、さえずりが微妙に変わる時がある。

 「おかぁさ~ん、ぴよぴよ。おかぁさ~ん、ぴよぴよケチ!」(しまった!口が滑った!)
 「え?ニコ!今なんて言った?もう一度言ってごらん!」
 「お、おかぁさ~ん、ぴよぴよ・・・美人!」
 「ニコ、いい子だね、10ポイントアップ!」

 その横でガブがつぶやく。
 「ニコのやつ、点数稼ぎしてらぁ!」

 最近はアル坊までがニコの真似をして「おかぁさ~ん、ぴよぴよ」とさえずるようになった。どうしてパパまでが息子の真似をするの?


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子犬  



 エメとマリの姉妹が遊んでいる。本を読んでいるとふたりしてやって来て、服のボタンは噛むわ、前髪にぶら下がって眼鏡を噛むわ、鼻の穴にくちばしを突っ込むわ、そのくちばしを口に突っ込もうとするわ、やりたい放題。本が読めない。

 乳母やをさんざんからかってそれにも飽きると、次はロコちゃんのかごに入り込む。ロコちゃんのかごはチャイカのお隣。そこでお餌を食べたり、小松菜をかじったりしながらふたりならんでチャイカ見物。「チャイカっていつ見てもすてきよね~。」ロコちゃんはチャイカの上で困っている。いつもの光景。

 エメとマリ、まるで子犬がじゃれて遊んでいるようだ。来月でようやく1歳に。


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 オノエ、3回目の通院。少しはお出かけにも慣れたかな?
 
 いつ行こうかと天気予報を睨んでいたけれど、雨が降らないうちにと思って今朝、出かけた。早朝には少し降っていた様子。西の空には雨雲がかかっていた。

 駅に着いたら快晴。うーん、オノエは晴れ男だったのか。前回の通院時も、台風が来るということだったけれど、雨は一滴も降らず。「天が晴れる」と書いて「あっぱれ」と読む。オノエは天晴れな男!(笑)

 天晴れオノエ、やっと水浴びの許可が出た。他の子が水浴びをしているのを横目に、「ぼくも水浴びする!」と言ってきかず、小松菜に突進していた。挙句の果てには小松菜を突き破って顔を出し、「襟巻き怪獣ジラース」になったこともあった。今度また、あれをすることがあれば是非とも写真を撮っておきたい。

 ジラース、襟巻きを取ればモスゴジ。この手の目付きの悪い可愛さはオノエとニコの特徴。どうころんでもやはり怪獣路線か、この子達は。


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