お近く用のメガネ

夕方、眼鏡屋さんから電話があり

テメェのメガネが入荷したから取りに来いバカヤロウ

と言う事で

仕事終わりに眼鏡屋さんに寄って来ました






老眼鏡を安いからと言って3本も作ったのです

お店のお姉さんがフレームの調整をしてくれると言い

俺を椅子に座らせて、鏡を俺の前に置いて新聞を持たせて

一つずつメガネを掛けて

どうしたこうしたと聞かれて

調整をしてもらったのが一個。

…

キラキラして明るい店内の

窓際の席に座らせられて

似合うんだか似合わないんだかも知らないメガネを掛けて鏡を覗き込む自分を

『スーパー俺ドローン』が撮影ですよ

高画質で俺の心にその映像を転送してくれるのです

…アホかと。

お前のメガネなんかなんだっていいだろ

ただの老眼で似合う似合わねぇもねぇだろ

しかも安いメガネを3本も買いやがって…と

スーパー俺ドローンは、非常に辛口の意見をビシビシ俺に伝えてきますので

もう早く店を出たいのです

一通りの説明を受けて

あとはメガネを受け取って帰るだけだと思ったら

『お出口で商品をお渡しいたします』と来た

どんな高級ブランド店で買い物したんだよ俺は

いやいや…ただの全国チェーンの安い安い臭い眼鏡屋だろ（臭いは余計だろ

…

そういう恥ずかしい事をしないでください。特に俺には。

普通にスーパーのシャラシャラのビニール袋にメガネを三つぶち込んで渡してくれたら

『なんだこの店！二度と来るか！！』っても言えるのに。

シャレた紙袋に入れて、入り口で渡すなんてね

本当に余計なサービスだっての。








ブログのネタになるかと思って

買ってきたメガネを白い紙の上に広げて

写メを撮った














これをメールに添付して

ブログに書こう

せっかくだし、メガネを掛けてスマホを操作してさ

…

…

何か操作を誤ったらしく

メールに写真を添付するはずがカメラが起動して

しかも自撮りモードみたいに俺の顔が画面に映った

老眼鏡をかけて

油断しまくっているその顔は

お爺ちゃんだった…

しかも老眼鏡をしているから

ハッキリ画面が見えやがる

そしてハッキリ感じたこの悲しさ。

お近く用のメガネで

ハッキリと自分の老い先が見えた。

…

ここはどうか

『上手い』と言っていただけないだろうか。（やかましいわ