今日の午後の事だ
隣の会社の社長さんが倉庫に遊びに来たのだ
彼は40代半ばで若く、小鉢君と趣味の合う友達でもある
…
この社長さん
とにかく話が好きな人だ
1時間半ぐらい時間を潰していったのだが
ずーっと喋りっぱなし
会話が楽しく相手を飽きさせない
多少の毒を吐くも嫌な気にもさせずにユーモアを忘れない
見ようによっては軽いペラペラした奴かもしれないが
それが他には見ない魅力と言える
とにかく色んな話をして笑わせてくれた
そうこうしているうちにアンガスをいじり出した
コレが絶妙なイジリで
軽く馬鹿にしてるような、そうでも無いような
彼の人柄が悪い方に思わせないという
何とも不思議なトーク術
そして彼はアンガスに
『アンガスさん綺麗ですよね』
と、言った
間髪入れずにアンガスが
『ありがとうございます』
と、自信たっぷり答えた
…
その言い方
自分にかなりの自信がある人なんだ…と、驚いた
いや、女性の容姿について云々言うアレはないけれど
でもさ
あのさ
なんてのかな
へりくだれよババア(コラ!言い過ぎ!!
1〜2回ぐらいは
『いや、そんな事ないです』
って言った後に
それでも綺麗とか言われたら
少し恥じらいながら
『あ、ありがとうございます』
なら許す
100歩も1000歩も譲って許す
何に対して譲ったのか分からないけれども。
それを食い気味に自信たっぷり
『ありがとうございます』
ってさ。ないわ。
些細な事かも知れないけれど
俺的には、ないわ。
逆にそんな風に褒められて
延々と否定する人もどうかと思う。
なんか、丁度いいとこあるはず。
ま、アンガスから見た俺もきっと
コイツないわ
って、いっぱい思ってるんだろうけれど。
…
こうしてみると
俺、会社の中に信用してる奴が誰もいない
一番仲良くしているっぽいアンガスだけど
口が軽い事も知ってるし、どこから湧くのか自分に自信あり過ぎるし
小鉢君は、ズル賢くて汚い奴だし
鳩のオッサンは論外
…
誰一人、同僚を信じられてない俺
大丈夫かな。
もしかして、孤独なのは俺なのかな。
隣の会社の社長さんは
ジョークたっぷりにアンガスをナンパするみたいな事を言い
ピアスが可愛いとか、飯に行こうとか
本気じゃないとは言えよく言うなぁと驚いた
俺、心にもない事は言えない人間なので
少し見習うべきなのかと思ったりなんかした
ちなみにどんどん大きくなるアンガスを
ブタやクマに例えたりするので
そろそろ本気で怒られるかも知れないという危機は感じている。
うっすらと。