カミさんと一緒に銀行へ行った
用事があったのは俺だったので
車にカミさんを待たせて
1人で用事を済ませた
…
駐車場の車に戻ってドアを開ける直前に
カミさんの顔が見えて
呆れたような笑い顔をしていたのに気付いた
『ん？どうかした？』
『にゃびちゃんの銀行から出てきた時の顔！おっかないなぁと思って。』
『え？マジで？？』
『眩しかった？』
『いや、そうでもないけど』
『とにかくね、アレじゃ誰も声かけないよ。私、知り合いで良かったーって思ったもん』
どんだけ！！！
美容院の店長も同じことを言う
『アンタおっかない顔してるんだから、スマイル〜』
…
『お前とカミさんぐらいだぞ？俺の顔が怖いって言うの！』
と、言うと
『おっかない人に向かっておっかないって言えるわけないべじゃー』
…だ、そうだ。
俺の中身は俺が一番よく知ってる
気が小さく
人見知りで
乙女な部分が結構あって
可愛いものが大好きで
ドラマや映画ですぐ涙が出て
女々しさに可愛いキンタマつけたような
そんな奴なのだ
怖いとか、ヤクザ顔とか
そういう部分は俺の中には微塵も無い
それで怖いだなんて可哀想な顔である
もしも俺に会って
怖いと感じても
中身は乙女キンタマなので
どうかビビらずに仲良くして頂きたいのだ
