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もっと!なんかすいてた

岩手発グダグダ日記

実家

2016年02月15日 00時30分58秒 | 日記
誕生日のケーキを買ったから

仕事が終わったら家に寄ってから帰って~



ってオフクロからメールが来た

もうその時間は俺

自宅でパンツとTしゃつ姿で

痛い腰をフローリングの床で伸ばしていた

『もう家に着いた~』

ってメールしてから

でも、オフクロの事だから

歩いてでも届けに来ようとするなぁと思い

『今から行くわ』って返事して行った









実家

何だかひんやりするリビングで

コタツにあたって

親父とオフクロが二人で飯を食っていた

…何だか久しぶりに会った

『え?二人だけ?』

『うん』

一昨年の年末に離婚した弟は

休みになると家に居ないのだとか

年寄りが二人で飯を食っている姿は

何だか胸にチクンと刺さった








それでも親父は俺が来たのが嬉しいらしく

満面の笑みで

『刺身食べろ。この煎餅美味いぞ。一つ飲んでいくか。』

ってすすめてくる

『俺も家に帰ってから飯食わなくちゃだし、車で来たから飲めないよ』

『そっか~残念!!』

と、おどけているが

何だかそれもチクンとなる









『ああ~この前、産んだような気がするけど、もう46年も経つのかぁ』

ってオフクロ

『今日はビールは飲めないけど、おっぱい飲んでくかな、久々に!』

って言ったら大爆笑になって

『でも、私はおっぱいが出なくてね~アンタは○○さんから貰い乳してたんだよ』

…ああ、そうだった

そう言えば。

高校入学の時に、制服を買いに行った店でオバサンに挨拶され

『大きくなったね~アンタ、わたしのおっぱい飲んだんだよ~』

って言われて

もう何とも言えない複雑な心境になったのだった

『あのおばちゃんのおっぱいを飲んだかと思うと吐き気がするなぁ…おえぇ』

って言うと

また笑いが。

俺が来た事で少しは明るい気持ちになれたかな

近いんだからもっと来てあげればいいのにな…チクン









俺の好きなケーキを買って

誕生日プレゼントに仕事で使うようなハンカチを包んで

発泡酒が飲めないからビール買ったぞってプレモル

それを帰りに持たせてくれた

『近いうちに来るからな~良いお年を~』

『あはは~相変わらずお前は~』

チクン

チクン

チクン









46歳になったけど

俺は永遠に二人の子供であることに変わりはなく

二人にとっては、大切な存在なのだな

金銭的な面では安月給で何もしてあげられないけど

せめて顔を見せて

笑わせるぐらいはできる

お金もかからないし。

俺の中のチクンと痛むところを消すのは

もっともっと会いに行けば治ることなのかも。

ありがとう

二人のお蔭で46歳になりました