すっかり忘れていたのだが
今日は中学校時代の同窓会的な集まりがあった日だった
歳祝いの時に幹事をしたメンバーが声掛けをして
飲もうじゃないか!というのである
しかし俺は気分がずっとすぐれず(秘密の日記にも書いてますが
幹事会メンバーからも外してもらっていた
当然、プチ同窓会のハガキも届いたのだけれど
出席するしないの返事も出す元気もなく放置していた
今日はカミさんが飲み会で出かける日で
俺はごんちゃんと二人で留守番
午前中のうちに夜の食材を買ってきて
もう外には出ないつもりで家にいた
掲示板で遊んだり
いつものようにからかわれたり
ちょっと多めにからかわれたり
からかわれまくったり…(からかわれる事しかないのかっ!!
そして気持ちが疲れていたのもあって
ずっとエアコンをつけたリビングで昼寝をしてました
夕方
カミさんが飲み会に行く支度を始めた頃
俺に電話が掛かってきた
俺の着メロは『あまちゃん』のオープニング曲だ(余計な情報いらないから
…
表示を見ると…!!!!
中学校時代に学校で一番のワルだった男Tからだった
さんざんワルをやってきた奴だったが
俺、中学時代から彼の性格の良さは知っていた
何を会話したわけじゃなかったけれど
知っていた
卒業してからも警察に厄介になったりした噂も聞いたが
2年前の震災の時
彼が先頭に立って物資集めを始めて
その和が大きくなって大きくなって
総勢、数百人の人間が動く大プロジェクトになった
…という話は消したブログに書いた
そのスタッフになれた事
震災直後の被災地に少しだけれど物資を届けられたことは
すごくいい思い出になっている
そんなTから久しぶりの電話だった
『お~愛してるぜ!!』
『あはは…何だよ急に、どしたの?』
『いやいや~ぱぱ、今日の飲み会に行くの?』
『いや…ごめん、行かないんだ俺』
『なんだ?病んでるのか?あはは~何だよお前~』
この人懐こい話し方…そしてゲラゲラ笑いながら話す感じ
何だか心の中に置いていた重い荷物がすぅっと動いた気がする
『なんだ~行かないのかよ~んじゃ俺も行かない』
『え~行っておいでよ』
『だってぱぱが来ないと面白くねぇもん』
『そう言わないでさ~みんな待ってるよ?』
彼は滅多に飲み会に来ない
きっと…これは俺が想像するに
さんざんみんなに迷惑をかけたという気持ちがまだ残っていて
そう簡単には行けないんだ
どこかで誰かが彼が行く事で嫌な気持ちを思い出すんじゃないか…って
どっかで思ってるからなんだ
『遠慮しないで行きなよ~』
『いや、いい。ぱぱが行かないんだったらマジで面白くねぇし』
それから
俺の心の中の荷物をほどくように話して
『いいか?よ~く考えてみろ?一回だけのお前だけの人生だぞ?楽しくやらなきゃ損だべ!』
泣けるからやめてくれぃ
『いいって!仕事なんてどうだって、何だってやれるから!死なないから!』
鼻の奥がじ~んとしてくるからやめてくれと言ってるじゃないか
『転職したら一年生から?それが普通だぞ?でも3日もすればこんなもんかって思えるから』
『うん、そうだな』
『こんなもんだって思えたら勝ちだから』
彼は時々笑いながら
ちょっとガサツに俺の荷物を軽くしていく
『いつでもいいから電話して来いよ?いいか?』
『はいはい…』
『いいか?わかったか?』
『どうもね。お前の声きいてたら気持ちが楽になってきたよ』
『そりゃよかった~ガハハハ』
『ありがと』
『はいよ!!愛してるぞ~!ぱぱ!!』
彼とこんな風に話ができるようになったのは
皮肉なことにあの震災があったからだ
中学時代は怖い存在だったし
話もしなかった
ただ、優しい心の持ち主だということは漠然と知っていた
…
これ以上ないというタイミングで
俺のトコに電話して来て
心の中のガラクタを半分ぐらい持って行った
遠慮しないで全部持ってけばいいのに
最後、電話を切る時に
俺は『またね』って言って電話を切った
本当はそんなんじゃなく
こんなに気持ちを軽くしてもらえたんだから
俺も言うべきだったんだよね
『愛してるぜ!!』
今日は中学校時代の同窓会的な集まりがあった日だった
歳祝いの時に幹事をしたメンバーが声掛けをして
飲もうじゃないか!というのである
しかし俺は気分がずっとすぐれず(秘密の日記にも書いてますが
幹事会メンバーからも外してもらっていた
当然、プチ同窓会のハガキも届いたのだけれど
出席するしないの返事も出す元気もなく放置していた
今日はカミさんが飲み会で出かける日で
俺はごんちゃんと二人で留守番
午前中のうちに夜の食材を買ってきて
もう外には出ないつもりで家にいた
掲示板で遊んだり
いつものようにからかわれたり
ちょっと多めにからかわれたり
からかわれまくったり…(からかわれる事しかないのかっ!!
そして気持ちが疲れていたのもあって
ずっとエアコンをつけたリビングで昼寝をしてました
夕方
カミさんが飲み会に行く支度を始めた頃
俺に電話が掛かってきた
俺の着メロは『あまちゃん』のオープニング曲だ(余計な情報いらないから
…
表示を見ると…!!!!
中学校時代に学校で一番のワルだった男Tからだった
さんざんワルをやってきた奴だったが
俺、中学時代から彼の性格の良さは知っていた
何を会話したわけじゃなかったけれど
知っていた
卒業してからも警察に厄介になったりした噂も聞いたが
2年前の震災の時
彼が先頭に立って物資集めを始めて
その和が大きくなって大きくなって
総勢、数百人の人間が動く大プロジェクトになった
…という話は消したブログに書いた
そのスタッフになれた事
震災直後の被災地に少しだけれど物資を届けられたことは
すごくいい思い出になっている
そんなTから久しぶりの電話だった
『お~愛してるぜ!!』
『あはは…何だよ急に、どしたの?』
『いやいや~ぱぱ、今日の飲み会に行くの?』
『いや…ごめん、行かないんだ俺』
『なんだ?病んでるのか?あはは~何だよお前~』
この人懐こい話し方…そしてゲラゲラ笑いながら話す感じ
何だか心の中に置いていた重い荷物がすぅっと動いた気がする
『なんだ~行かないのかよ~んじゃ俺も行かない』
『え~行っておいでよ』
『だってぱぱが来ないと面白くねぇもん』
『そう言わないでさ~みんな待ってるよ?』
彼は滅多に飲み会に来ない
きっと…これは俺が想像するに
さんざんみんなに迷惑をかけたという気持ちがまだ残っていて
そう簡単には行けないんだ
どこかで誰かが彼が行く事で嫌な気持ちを思い出すんじゃないか…って
どっかで思ってるからなんだ
『遠慮しないで行きなよ~』
『いや、いい。ぱぱが行かないんだったらマジで面白くねぇし』
それから
俺の心の中の荷物をほどくように話して
『いいか?よ~く考えてみろ?一回だけのお前だけの人生だぞ?楽しくやらなきゃ損だべ!』
泣けるからやめてくれぃ
『いいって!仕事なんてどうだって、何だってやれるから!死なないから!』
鼻の奥がじ~んとしてくるからやめてくれと言ってるじゃないか
『転職したら一年生から?それが普通だぞ?でも3日もすればこんなもんかって思えるから』
『うん、そうだな』
『こんなもんだって思えたら勝ちだから』
彼は時々笑いながら
ちょっとガサツに俺の荷物を軽くしていく
『いつでもいいから電話して来いよ?いいか?』
『はいはい…』
『いいか?わかったか?』
『どうもね。お前の声きいてたら気持ちが楽になってきたよ』
『そりゃよかった~ガハハハ』
『ありがと』
『はいよ!!愛してるぞ~!ぱぱ!!』
彼とこんな風に話ができるようになったのは
皮肉なことにあの震災があったからだ
中学時代は怖い存在だったし
話もしなかった
ただ、優しい心の持ち主だということは漠然と知っていた
…
これ以上ないというタイミングで
俺のトコに電話して来て
心の中のガラクタを半分ぐらい持って行った
遠慮しないで全部持ってけばいいのに
最後、電話を切る時に
俺は『またね』って言って電話を切った
本当はそんなんじゃなく
こんなに気持ちを軽くしてもらえたんだから
俺も言うべきだったんだよね
『愛してるぜ!!』