多動っぽい子、アスペっぽい子、学校行けない子  ~精神科から診た子ども、ときどき大人~

地方の精神科勤務医です。発達障害や子どもの話を中心に書いてます。(診断治療は、直接専門の先生の方を受診して下さいね。)

お笑い大好きアスペっ子

2009-09-13 21:50:00 | 発達障害
(以前、他のブログに書いた記事の一部を書き直しての再掲です)

 アスペルガー症候群というと、専門書を見ると、冗談が通じにくいと書いてあったりして、何となく、楽しいことは嫌いの様に思っている人もいますが、そんなことはありません。

 小学校のアスペっ子の中には、「お笑い系」の子もいます。(そうじゃない子もいます)

 「好きなテレビは?」
 「エンタの神様」(この他にも、「レッドカーペット」「笑点」とか)
 「将来、なりたい職業は?」
 「吉本興業」
        ・・・なんて子もいます。

 言葉の遊びが好きなのか、「ダジャレ」がとても好きな子もいます。

 小学校3年、4年の頃は、クラスの皆の前で、漫才をして人気者だったという子もいます。けれども、こういったギャグは、5年、6年となってくると、だんだん「お寒いギャグ」になってきて、皆が、引き出してきます。皆が引いているのが、時々分からなくて困ることがあります

 中には、皆が引くのが好きで、「お寒いギャク」を続ける子もいます

 この他にも、人気キャラクターをパロディった4コママンガが好きな子もいます。
   うひゃーーーー、とか、 どぎゃーーーーー、とか言うヤツですね。

 もっとも、中学校くらいになってくると、こういったお笑い系は表面的には徐々に少なくなってくるようです。

 大人になっても、自宅で、一人でお笑いを楽しんでいる子もたくさんいますが