多動っぽい子、アスペっぽい子、学校行けない子  ~精神科から診た子ども、ときどき大人~

地方の精神科勤務医です。発達障害や子どもの話を中心に書いてます。(診断治療は、直接専門の先生の方を受診して下さいね。)

幸せになろうね、必ず

2009-06-03 00:30:00 | 家族
 今日は、私の大好きなmihimaruGTの 「幸せになろう」 を聞きながら・・
 
   なにげない日々も つまずきそうな日々も 信じれる 必ず 幸せになろう

             

 高校2年になるA子さん、幼い頃にお父さんを亡くし、お母さんが、女手一つで育ててきてくれました。

 A子さんは、とてもやさしい子、お母さんが大好きです。
 小さい頃から、いつもお母さんを喜ばせようと、勉強も、スポーツも一生懸命、頑張ってきました。
 けれども、高校に入った頃から、なかなかうまく行きません。
 時には無理をしすぎて体調を壊し、逆にお母さんを心配さてしまうことも。

 A子さんは尋ねてきます。
「私は、お母さんに幸せになって欲しいんです。
       お母さんに幸せになってもらうにはどうしたら良いですか」と。

  「A子さん、お母さんに幸せになって欲しいと思うなら、
      今は、お母さんの事を考えすぎるのはやめましょう。
      そんなことよりも、A子さん自身が、幸せになることを考えようね。
      A子さんが幸せになってくれること、
      それが、お母さんにとって、最高の幸せだから 

   幸せになろうね、必ず。

日本のお父さん

2009-05-22 21:00:00 | 家族
 とあるご夫婦の、お話で。

 何でも、親子3人、とっても仲良しで、子どもは、お父さん、お母さんの間に挟まれて、「川」の字になって、寝ておりました。

 いやぁ、昔の日本のご家庭ですね。

 今年の春から、子どもは中学校、まぁ、年齢も年齢で、自分の部屋を作ってもらい、一人で寝るようになりました。

 「じゃあ、今は、お父さんと、お母さんと、仲良く同じ部屋で?」

お母さん曰く 「いや、子どもの寝ていたところに、『溝』ができていました」

 ・・・・お母さん、ちょっと、きつい・・・