<庄内空港:全日空機がオーバーラン 9日の便に欠航も>
毎日新聞 2012年12月09日 03時37分(最終更新 12月09日 03時43分)
8日午後10時半ごろ、山形県の庄内空港で、羽田発の全日空899便ボーイング737が滑走路から数十メートルオーバーランした。機体は9日未明現在、1本しかない滑走路の先の緑地帯に停止したままで、離着陸に支障があることなどから、9日の羽田−庄内定期便計8便に欠航などの影響が出る見通し。
全日空によると、「重大インシデント」に当たり、近く運輸安全委員会の調査が入る。乗客161人、乗員6人にけがはない。
同社や庄内空港事務所によると、機体は停止位置を越え、全長約40メートルの機体全体が緑地帯にはみ出した。損傷はない。乗客らは機体に横付けされたタラップで外へ出たという。当時の天候は雪で、北西の風約6.5メートル。滑走路(約2000メートル)は東西方向で、機体は斜めから風を受ける形だった。同機は上空で一時待機後に着陸したという。滑走路は除雪を終えていた。