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よしたろーのクリエイター日記

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動画時代に枚数あげる意味とは・・・・

2010-11-25 19:25:15 | アニメーターを目指している方へ
私もそうだったんですが、動画時代は生活するために枚数を稼ぐものであり、動画自体はその後の原画なり後々の作業にあまり影響しないと思っていました。

ただ、動画で線の質を底上げするくらいにしか思ってなかったわけです。


つい最近、アニメ会社がたつのこや東映くらいしかなくその当時から作画をやられているベテランの人の話を聞く機会が幸運にもありました。

私が所属しているような小さな会社では、あまり、そういったベテランの人の話を直に聞く機会がないんです^^;
大手の会社なら新人のために講演を開いて、ベテランの話を聞く機会というのがあるところにはあるみたいですね。


聞いた話を簡単にまとめると、
昔の作画の厳しさ、今と比べるといかに生ぬるいか痛感させられました・・・・
そして、動画の枚数を上げることの意味、気持ちの持ちようなどなど。。。



今はどうなのか知りませんが、昔たつのこでは、新人は最初の一ヶ月で、500枚かけないともうだめだったみたいです。
で、あまり正確には覚えていませんが、30人くらい新人を取り、基礎を教えて、その中でうまい人だけ3~4人だけたつのこに残ることができ、後は、他の制作会社にいってもらうという形だったそうで・・・w

たぶん推測ですが、入るのも難しくてさらに研修期間で相当うまくないとたつのこでは仕事ができないとう感じだったんでしょう。
他にもその時の生活状況とか色々聞きましたが、いかにいまの自分が楽をしているのか痛感させられましたね^^;

まあ、時代がかわったんで、今もそんなところはないとは思いますが・・・
でも、今のベテランの人はその厳しい環境を生き抜いて今にいたるわけなわけで、その人たちが体験した厳しい環境以上に頑張らないと追いつくことすらできないと思ったのもまた、確かなことで・・・

しかし、あまり無理をして体を壊してもやばいので、私はあくまでマイペースでやるつもりですが・・・w



次に動画の枚数を上げる意味ですが、私は周りにこんなに枚数を書いているんだということと、生活に直接つながってくるので、枚数を上げるということしか思ってなかったわけです。
ただ、これもそんなの当たり前のことじゃないと思われガチですが、枚数を上げる意味。
それは、簡単に言うと、

・手を早くするため
・枚数を上げることはたくさんのカットを見るということにつながる。よって、より、たくさんのカット(原画)を見るため

だそうです。
そのベテランいわく、動画時代は一つに手を早くするための期間、動画で枚数を上げれると、それは原画になったときのスピードにも反映されるみたいです。

で、カットを多く見るということはただ何も意識しないで見ているだけじゃダメで、動画の作業をやり前に、ラフ原を見て、原画を見て、レイアウトを見て、タイムシートを見て、
それらをまず、脳内で動画になったときを想像して、再生するんだそうです。

まあ~非常に難しいことなんですけどねぇw

特にタイムシートはよく理解してみておくといいみたいで、結局は原画になったら自分が描かないといけないもの。なので、動画時代にタイムシートをよく見ておいて、どういう意図で書かれていてどういう映像になるのかわかっていれば、原画になったときすぐに自分で書けるようになるとのこと。

やっぱり、動画時代は我慢の時期であり、常に勉強の時期、
一瞬たりとも手を抜けない大切な時期みたいですねw

今まで、軽く動画を見ててあまり、意識してなかった自分に後悔w
本当に、よい話をきくことができました。

最後に動画の最低枚数ラインは500枚とのことw
これぐらいかけないと一人で生きていけないですからね~^^;

新人動画マンのくせに何言ってんだと思われるかもしれないですが、以下アニメーターになりたい人に向けて・・・



うたれ強くて、手の早さには割りと自信があり、絵もそこそこうまい、がむしゃらに何が来ても描き続けらる。
何事にも興味を持っていて、日々勉強を怠らない。

ちょっとでも、迷いがある人やちょっとのことでくじける人、有名になりたいとか思っている人はまずアニメーターにはならないほうがいいですね。
覚悟の度合いとしては心配するのはわかります。自分のそうでした。だけど、アニメーターになりたい。じゃあ、お金とか単価とか関係ない。とりあえず、アニメを作りたいから会社に入るために上京した!
くらいの覚悟がある人じゃないとダメな気がします。

以上のことにお前(私)はすべて当てはまるのかといわれたら苦笑いしかできませんが・・・w
でもまあ、生半可な気持ちでアニメーターにはならないほうがいいです。

下手な絵を描いているとすぐに制作の人に・・・・・
とか当たり前のようにある世界ですから^^;

鉛筆の考察①

2010-11-04 06:56:24 | アニメーターを目指している方へ
考察ってほどでもないんですが、鉛筆のことについて・・・・

アニメーターの命ともいえる鉛筆w
最近はデジタル作画をやっているスタジオもあるみたいですが、やっぱり私はいつまで経ってもアナログ派ですw

うれしいことに今でもほとんどが鉛筆での作画がほとんどです。

で、今回鉛筆の事についてなんですが、はっきりいって私は鉛筆をこう使ってます~程度ですw


アニメーター(動画)になってはじめてすることはずばり、クリンナップ!!
つまり、原画の書き写し。
ただ、上からなぞるだけですねw

でも、このなぞる作業すなわち線を描く作業。
これがなかなか難しいw

私の場合、アニメーターになるまで、ろくにクリンナップの練習などしていなかったので、はじめのうちは、色々な動画作業を終わったものを見せられ、均等の濃さで、同じ太さで描いてって、いわれても自分が鉛筆なんかで描けるわけないって!!とか思っていました。

なので、会社にはいりたての頃は、毎日毎日、クリンナップの練習。
だけど、どうやったら見せてもらった動画のように線を描けるようになるんだろう、と毎日試行錯誤を繰り返してました。

鉛筆が悪いんじゃないかとか、いつまで経ってもきれいな線がかけなかったらどうしようとか思って必死に書いてましたね。

で、鉛筆も色々な種類を買い集め(笑)色々試してみました。
鉛筆の種類によって微妙に癖が違うので、逆に毎回毎回色々な鉛筆をつかいすぎて混乱していた気もしますw

結論から言わせてもらうと、弘法筆を選ばす、線が書けるようになったら鉛筆なんて関係ないということです^^;

だけど、芯の硬さ、鉛筆の種類によって癖が違うのでその辺をすこし私なりに紹介?したいと思います。



アニメ業界では、普通B以上の鉛筆と決まっているんですが、ぶっちゃけ関係ありませんw
どんなに薄い鉛筆で、描いても濃さや太さが均等ならば、スキャナーは読み取ってくれるのでw

H,HB,B,2B,となっていくにつれて芯は柔らかくなっていくんですが、
私の経験ですが、最初のうちは比較的硬い鉛筆のほうがうまく描けると思います。
やわらかい鉛筆だと、芯がやわらかいので、違う方向に簡単にいってしまうので。

しかし、鉛筆の濃さ、種類に関係なく使いこなせるようになってくると場合によって使い分けることができます。
硬い鉛筆は、細かく、小さいな動画を描く際に。
やわらかい鉛筆は、大きく、比較的長い線がある動画を描く際に。

わたしは、最近、硬い鉛筆からやわらかい鉛筆に移行しようかなーと思っているところです。
やわらかい鉛筆は慣れないとあつかいづらいんですが、ちゃんと使いこなせれば、硬い鉛筆よりも すっ と線をスムーズに描けるので、スピードもあがると思います。
まあー色々含めると、どっちもどっちかもという気もしないでもないですが^^;

ただ、今回なにが言いたかったのかというと、もうすでにクリンナップなんてよゆう~、線もきれい~という人には関係ないんですが(笑)、これからクリンナップをやっていくという人。
最初は、絶対にかけるわけない。本当に自分に描けるようになるんだろうか・・・・
とか、思ってしまうですけど、毎日毎日描いていればちゃんと描けるようになりますbbb
ということですww

暇があれば、鉛筆の種類によっての硬さの違いなどを紹介できたらなあ~と思ってます

アニメーターに向いている人

2010-10-23 03:48:13 | アニメーターを目指している方へ
どこの情報を見ても、たいていアニメーターに向いている人とは?
という質問があった場合その答えは、たいてい、そんなのやってみないとわからないという大まかな答えしか返ってこないと思います。

まあ、どんなことでも実際にやってみないと向いているとか向いていないとかなんてわからないものなので、正解っちゃ正解なんですが^^;


ですが、今回個人的にまだ、半年ちょっとしかアニメーター(動画)をやっていませんが、どんな人がアニメーターに向いているのかこの短い期間で思ったことをまとめてみたいと思います。
注)あくまで個人的に思ったことなので、参考程度に・・・、ここでも向き不向きの対象は動画マンです。原画以降の向き不向きはまた別の話になるかと・・・


1.健康かどうか
もっとも基本的なこと、体の丈夫さですw
やっていて思ったのが、この仕事は徹夜は当たり前、家に帰れず、ろくにまともな食事も取れません^^;;
このようなことをやっても平気な体の丈夫さが必要になってきますw
加えて思ったのが、風邪とか体調不良を起しやすい人はちょっと危険かも・・・
大きい会社で、頼れる人が大勢いる場合はたぶん特に問題ないかと思いますが、もし、小さな会社で締め切りぎりぎりの量の仕事を渡されたとします。で、締め切りぎりぎりになって自分がどれくらいの量の仕事をもっていてどんな内容なのか知っているのは自分だけです。
そんな中、もし、体調を崩して仕事ができない、最悪会社に行くことすらできなくなった場合、電話で連絡はできるにしろ、仕事ができないので、当然締め切りには間に合わなくなります。
そうなると、当然、スケジュールが狂い、大げさに言うとアニメーションを制作しているすべての人に迷惑をかけることになります。
動画の場合、迷惑がかかるのはおもに、仕上げさん、撮影さん、その他制作進行さんなどなど・・・

でもまあ、たいてい制作進行さんは締め切りといっても間に合わなかったことを前提にしてスケジュールを組んでいるので、多少締め切りがずれてもなんとかなるといったらなんとかなるにはなるんですけどww

クダクダと長くなりましたが、以上のことで体調を崩せないな~ということから風邪とかもあまりひかない丈夫な人がいいかと。

2.手の早さ
これは、絵を描く人の個性ともいえるようなことなのでなんともいえないのですが、やっぱり、手の早いほうがいいです。
会社によっては固定給の会社もありますが、たいてい今のご時世でも動画は完全出来高です。
悲しい話、出来がどうあれあげれば枚数になり、それがお金、生活費になります。
いくら動画が雑でも、動画検査を通り、映像でみたとき問題なければいいという世界なので、枚数あげたもの勝ちというクリエイターとしていかがなものなという世界^^;
まあ、丁寧な仕事で早い人もいるみたいですが、私はめちゃくちゃ雑で、普通よりちょっと早いくらいです^^;

で、動画に関してどこが早さに影響するのか。
動画作業で一番の割合を占めるクリンナップ、すなわちトレス線を描く作業が一番早さに影響するので、当たり前のことですが、線を引く早さを早くすれば全体的に早く動画をあげれるのではないかと思います。
これも人によってまちまちだとは思いますが、
動画マンなる→毎日クリンナップの仕事をする→線を描くのに慣れてくる→枚数を上げれるようになる
という形なので、誰もがはじめ線を描くのに慣れていない状態なので枚数を稼げないということにつながってくるのだと思います。
もちろん動画の作業全体になれて早くなるというのもありますが。

で、結論として、申し訳ありません^^;
手の早さで言うとこれはもう実際にやってみてみるしかありません^^;;
動画になれて線が描くのに慣れてからも人によって早くとか遅いとかあると思うので、慣れてからどうなるか・・・ですね^^;

自分でクリンナップの作業をやってみて一枚どれくらいかかるか計ってみればとも思ったのですが、ある程度慣れた後の問題になってくる気がします。


3.頭の回転のはやさ
ここでもはやい、おそいになってくるのですが^^;
原画を見てすばやく、どのように動いているのか、どうやれば一番効率がよく中を割れるのか、などなどすばやい判断を下すことによって動画の効率が上がるような気がします。
ちょっと手の早さにもリンクするんですけどね。頭の回転がはやいから手も早い。みたいな

動画といっても、色んな個性あふれる(笑)原画がまわってくるので、たいてい似たり寄ったりですが、そのカットごとにすばやく判断をしていかないといけません。
何を考えるのかというと、原画と原画の間の動きをどうしたらいいか、つめをどうつけたらいいか、タイムシートはちゃんと映像にしたときにおかしく番号を振っていないか、原画トレスの際設定どおりに物体もしくはキャラの構造を理解しながらやれているか、ちゃんと原画の指示通りなっているか、合成がうまくできているか&どうやって合成すればより効率よく動画ができるのか、
などなど・・・w

つめとかタイムシートとか合成とか実際にやってみないとなんのことを言っているのか想像つかないと思いますが、こんな感じですw

意外と項目挙げれば複雑に見えるんですが、ような慣れでなんとかなるんじゃないかとww
今はどうかわかりせんが、昔はパートでおばさんが動画やっていた、ってこともあるみたいなのでぶっちゃけ誰にでもできる作業だとは思いますw

↑のような考えることを瞬時に考えて、より効率のよいやり方をやることによってタイムロスをなくすことができるのでやっぱり、頭の回転の早さは重要なのかと思います。


4.精神面
一番重要な適性だと思います。
もちろん精神面が強い人が向いていますw
動画という作業自体、誰でもやっていて楽しくない作業だと思います。たいていの人はw
なぜなら同じような絵を何枚も何枚もひたすら描いていく単純作業なので^^;
人間なので、同じことを繰り返し繰り返しやっていれば、飽きてきます。飽きてくるということは、少なからず嫌だということにつながってくるのかと思います。
まあ、繰り返しやることで、その絵を覚えるなどのメリットはあるんですけど。
なので、いかにその動画の作業を楽しくできるか、もしくは耐えれる精神力が必要になってきますw
耐えることはあまりおすすめできないので、いかに楽しく変換できるかなのかなぁ~

実家から通えるぜ!っていう人は問題ないのですが、
アニメーターでもちゃんとした社会人。
仕事以外のこともすべて自分で管理しないといけません。
仕事以外のこともやりつつ、加えて仕事もちゃんとこなす。
当然仕事以外のこともあるので仕事もたいへん、食費、生活費などなどを考えるのも大変。
となってくると、たぶん、もうすべてが嫌になってきてしまうんじゃないでしょうか。
なので、その辺もこなせる自立性というか精神力?が必要かとw

なんか精神面であげるときりがないので、簡単にまとめると、
私を例に挙げることしかできないんですが、何事もいかに楽しくこなすことのできる都合のいい頭を持っているかということが向いているメンタルの一つだと思いますw

嫌という感情でやっているとぜったいにいつか色々と崩れてしまうと思うので。


以上、四つが半年弱しかやっていない新米アニメーター(動画)が思ったアニメーターの向いている人です。
なんだか、書いていて思ったんですが、結局やってみないとわからないことばかりじゃん・・・
ってことのような気がします^^;

最後に一番向いているのは、アニメーターという仕事をやっていて楽しいと思えれば、それはもう一番の適性者ですb
仕事が楽しいということは、毎日がハッピー?みたいな?
失礼しました・・・w

動画のクリンナップ(写し描き?)

2010-10-21 07:25:45 | アニメーターを目指している方へ
はじめに、動画の仕事は、原画(あれが第2原画)があがり、作画監督、演出のチェックが終わり、何も問題がなければ、カットごとに動画にカット袋と呼ばれるでかい封筒みたいがまわってきます。

その中に、動画作業する際に使うタイムシート、原画がはいっていて(他にもレイアウト、ラフ原、作監修正などなど)それをもとに動画の仕事をします。

まず、原画をクリンナップ・・・ トレース台と呼ばれる下から光がきて、紙を透かすものがあり、その上に原画を置き、その次に白紙の動画用紙を置き、そのまま上からなぞる作業をします。

で、その作業がすべて終わると、タイムシートに刻まれた指示通りに原画と原画の間に、動きがスムーズにつながるように絵を自分でいれていきます。

これが、大まかな動画の仕事です。


基本的に、タップ割りと呼ばれる、動画用紙についてあるタップを通すための穴を使って中割りをするやり方でたいていの動画は割ることができると思います。
タップ割りができればぶっちゃけ動画なんてへっちゃらですw


だけど、原画の動きが、走り、歩き、振り向き、手などの体の回転運動、その他エフェクトなどなどは自分で立体的に考えて中に絵をいれなくてはいけません。

このタップ割でできる簡単な動画を除いたほかの動画が完璧にできればもう原画ができるくらいのレベルだと思います。

私の説明が下手&何事も実際にやってみないとわからないと思うので^^;
動画の仕事内容はこんな感じですw

で、今回は、原画のトレス略して原トレの作業について私の汚い絵を参考にちょいちょいとww

原画はないので原トレのイメージをつかみ難いかもしれませんが、一応原トレみたいなことをやった絵がこれ

私のおりじなるなので色々と問題点がいぱ~いなんですが目を瞑っていただけるとうれしいですw(鎖骨とかクビの辺りとか目とか・・・・ん~^^;)

格会社によってやり方は異なるので、参考程度に見てもらえるとうれしいです。

鉛筆で描かれている線が主線と呼ばれるもので、キャラクターのアウトラインです。
赤色鉛筆で描かれている線がハイライトの線
水色鉛筆で描かれている線が影の線

鉛筆はB以上、色鉛筆は硬質のものを使うのが主流になっているみたいです。
どちらも例外はありますがw


ちなみに蛇足というか私事ですが、普段クリンナップの作業は会社で毎日のように嫌になるほど(笑)やっているので絶対に家に帰ってきてからはやりたくなかったんですが、仕事を家に持ち帰ってやるはめになってしまったので、家でやってみたら、鉛筆削りのせいなのか普段使ってない鉛筆のせいなのかわかりませんが、会社でやるよりも思いのほかトレス線がきれいに描けたので、ちょっとこの線どうよ?ってことで載せましたwww

というか、動画の仕事は当たり前なんですが、線を描くのがうまくなるw
これが動画をやる一番のメリットかと
私がそうだったんですが、誰も最初は清書の作業なんてやりたくないでしょうw
でも、動画はいやでも毎日毎日清書、クリンナップの作業をやらなくてはならないので、線だけはうまくなる。
で、線がうまくなると、絵を描く上で基本となる線を描く作業というか、絵を描くという事は線を描くことなんで全体的に画力が上がると思います。
実際、私がそうだったので。

毎日毎日クリンナップしているだけで全体的に画力が向上してびっくりしたくらいw

まあ、ずっと座りっぱなしで来る日も来る日も絵を描いていたらクリンナップじゃなくても、うまくなるのは当然のことといっちゃ当然のことなんですがw



ちなみにこの画像がトレス台をつけた状態の絵。
薄っすらと、絵に色が塗られているのがわかると思います。


で、これが、後ろから見た絵
これも動画の仕事の一つで、クリンナップが終わったらそれで終わりじゃなく、仕上げさんがちゃんと間違わないで、色を塗れるように、どこの部分がハイライトなのか、影なのか色を塗って指示しておきます。
色塗りの指示は原画に描いてあるのでそれに従ってやります。

会社によってやり方が違うんですが、
普通は、軟質の色鉛筆で色を塗り、
使っていい色が、ピンク、黄緑、黄色、緑、肌色、水色、朱色
たいていどこも、ハイライトは黄色、BL(黒の塗りつぶし)は緑、その他の色は部分ごとにどこがどの部分がわかるように塗りわけ。
といった感じに使うのが一般的みたいです。
あと、赤鉛筆で「×」とか「ヌキ」とか描いてありますが、このように明らかにそこの部分は色を塗らないとわかる時には書かなくていいんですが、細かい絵のとき、このような指示をいれておかないと仕上げさんがわからないのでいれておきます。

以上




自分の絵だけど、久々に線の少ない絵をクリンナップした^-^
線少ないっていいなあ~。
ちなみに、クリンナップの所要時間は10分くらい。
線が少ない割りにけっこうかかったかな・・;

最近の勉強法

2010-10-19 01:03:30 | アニメーターを目指している方へ
最近仕事(動画)をしているだけでは、ぜんぜんあかん!!ということで
自主練習をしています。まあ、当然のことなんですがw

はっきりいって、動画の仕事を続けていても決して原画の勉強にはならないです。
それは、まあ、レイアウト見たり、タイムシート見たり、しながらやるので、まったくならなというわけではありませんが・・・・

動画と原画な相違点は、はじめからできているか、できていないかです。
たぶんw

動画は、ただ、単に、原画の中を割るだけなんので、はっきりいって模写と対してかわらないというか、模写もりも簡単です。
まー、簡単とかいってる作業が難しくて現在進行系で苦戦しているんですが^^;

で、原画は、絵コンテがあって大まかな画面はできているものの、ほとんどレイアウトから動きまで、自分で作っていかなくてはいけません。

というか、絵コンテ見てきましたが、ぶっちゃけ、何かいてあるのかわからないのがほとんどといっていいと思います。
そのために、作打ちとかあるんですけどw

なので、実質、一から自分で作るといっても過言ではないんじゃないでしょうか。

まあ、キャラとかなら結局は模写の応用ちゃ応用なんだけど
なんにしろ、絵を描くということはなにかを真似するということが大前提だと最近思っています。

風景画とか、最初っからすべて想像だけで、美しい大自然をかけるわけないんだし・・・・


で、話を戻します。
動画をやっているだけでは、ぜんぜん足りないんですよ!!!

なので、仕事の合間合間、もしくは会社から帰ってきてから最近は、ちょっとずつ、最終目標の原画で大暴れwするという目標に向って勉強中ですw

それで、最近の私の勉強法と参考までに紹介したいと思います。
まあ、うまくなれればどんなやり方やろうが、自分にあってさえいればいいんだけどねぇ~

このブログにもちょくちょく載せていますが、ポーズ マニアックスというサイトにある30秒ドローイングというものを使っての練習。
これは、人体の把握と、ポーズの練習、あと、手もはやく・・・・なるのか?・・・・
最近は絵の練習を始める前の手ならしというかたちでやってます。

二つ目は、レイアウト模写。
これは、映画のこのレイアウトいいなっていうものがあったら、そのレイアウトをまるまる模写するというもの。
私は、まだ、目が肥えていないに加えて、まだまだ描く量が人と比べて少ないので、今、まるまる一本の映画をすべて模写している最中です。
でも、一日一枚くらいがいいところかな~^^;
いつになったらおわるのやら・・・・w

三つ目は、本を使ってやっています。
最近、知り合いの原画の人に教えてもらった本なんですが、これがとてもよくて、デッサンの練習本なんですが、
「デッサンの道しるべ」という本です。
ですが、この本良書なのに、絶版のような感じになっているので、私は、アマゾンの中古を購入しましたw

ただ、この本、ほとんど文字だけの本で、個人的な見方からするとほんとうに絵をうまくなりたいという熱心な方しか受け付けないかもしれないですw
たぶん大半の絵を描いている方は、文字を嫌うような印象があるので・・・

内容としては、順序ごとに課題が課せられていって、例えば、ある課題を3時間描きなさいという課題が終わるまではその先を読んではいけないといったように
非常に、絵をうまくなるために一からよりよい順序を踏んで教えてくれる本なので、すごく個人的におすすめ。
まだ、16分の1くらいしか読んでないですが^^;;;

だいたいことのくらいでしょうか。
あとは、遊びで、イラストを描いてみたり、らくがき描いてみたり、人体の勉強(解剖学)したりといった感じですね。

あまり見ている人はすくないと思いますがアニメーター目指している人に向けて参考までに・・・

2010-10-05 02:08:54 | アニメーターを目指している方へ
新人動画マン(アニメーター)を目指している方に向けてちょっと暇つぶし(?)に載せたいと思います。

実家に住んでいる方で、実家のすぐ近くに会社がある方は実家から通えるということで金銭面に関してはそれほど気にならないとは思いますが、

地方出の方で、一人暮らしやっていけるのだろうか、とか
けっこう金銭面の関係で、悩んでいる方も多いのだろうと思います。

そういう方は、固定給で、アニメーターを雇っていくれる会社にいければ一番いいんですが、やっぱりそういう会社の倍率は皆狙っているのでとても難しい、
よほど絵に自信があれば難なく受かるんでしょうが、そんな人は、たぶん一握りしかいないんではないでしょうか。

僕がそうだったんで^^;

それで、泣く泣く、出来高の会社に入る例がほとんどだと思います。
というか、ほとんどが出来高の会社なんですが^^;

で、その出来高の給料なんですが、
だいたい会社によって違うんですが、
平均だいたい動画一枚200~300円だと思われます。

ここで、参考までに、私の一ヶ月の生活費を・・・w

家賃  35000
光熱費 5000
食費  10000
計   50000

これで毎月いければさいこーなんですが、これプラスもろもろの諸費用に加えて、徹夜作業とか多いので、当然自炊だけでなくコンビニ弁当とかも買います。(ちなみに上の食費は自炊のみで一ヶ月生活した場合。)
なので、だいたい食費は一ヶ月に20000はかかるんじゃないでしょうか。

で、諸費用、などなどを加えて、
大体僕の一ヶ月の平均は70000~80000かかってしまいます。

単純に、この80000を稼ぐためには一枚200円と計算して、400枚描かなくては生活できません^^;

人にもよりますが、だいたい一枚描くのに30分から一時間はかかると思われます。
口だけの動画とかならば1分もかからないんですがwそんなのがしょっちゅうまわってくるわけじゃないので・・・・^^;

一日12時間描き続けて、一枚30分でかければ一日24枚、それを、毎日一ヶ月間できれば、720枚

なんだよゆーじゃんと思います。が、たぶんはじめてでここまでできる人はまじ超人だと思いますww
動画をする作品によって難しさや線の量、また、会社によって厳しいところもあるので、とっても難しいところです。

僕の場合、会社が厳しいところではなかったので、研修を終えて本番動画にはいってから
一ヶ月目150枚くらい
二ヶ月目300枚くらい

で、今はだいたい平均400枚くらいです。

厳しいところは300枚いくのも大変なところもあるみたいです。

最初のうちはぜったいに枚数稼げないので、できるだけ研修費と呼ばれるものがでる会社を狙うのがおすすめ。

ぼくの会社の場合、研修費が出たのでその出る期間が五ヶ月間だったんですが、その期間になんとか、慣れて、今はようやく研修費が無くても生活できているという感じです。


地方出の方は、親御さんの了解を得ていれば、たいてい仕送りを送ってもらえると思うので、最初の一年間は仕送りを送ってもらって生活しているという人が僕の周りにもかなりいます。
ちなみに僕は仕送りなんてないですが><

というか、会社にはいっているのに仕送りって・・・w
普通なら親にこっちから送るもんなのにねw
ほんと悲惨な業界^^;



まとめ
結局実際にアニメーターをやってみてわかったのが、動画に関しては、絵がうまいことには越したことはないんですが、向き不向きによってかなり違ってくるということ、
僕は絵はかなり下手なんですが、かろうじて動画の枚数だけは生活できる分くらいは描けています。
が、絵が割りとうまいのに手の早さ、遅さというんでしょうか、うまくても枚数をあげれない人はやっぱりいるみたいです。
だから、難しいところなんですが、実際に会社に入って仕事をし始めないと、生活できるかできないかわからないのが結論です^^;;;

僕の場合は割りと向いているのかどうかわかりませんが、仕事をやっていてまったく金銭面にしろメンタル面にしろ苦におもったことはありません。

あえてやっていける人をあげるならば、メンタル面が強い方ということですかね~wあとはやる気?かな

以上ですw

アニメーターを目指している方がみてくれて少しでも参考になればいいな~w