【牙を剥くロシアへの二次制裁】「プーチンの戦争」支えた対中貿易に異変、禁輸分野からふさがれる“抜け穴”
これまでの中国の所作で、二つの点が明瞭になっている。
こんな機に乗じて儲けることを厭わない倫理観の国であること。
兄弟国を苛むようなロシアに、兵站めいた支援を圧力がかけられない限り、続けるような国であること。
中国の挙動はその行動原理の内に「儲かりさえすれば多少の倫理観の劣りに目を瞑れる」程度であることを示したし、対処療法的に
周囲が許してくれてるうちは、倫理観・国際的な規範は目を瞑る程度を採択するってことにもなる。
こんなこと指摘し出せば「そんなことはない」と鼻息荒く申立てるのも織り込み済みで、世界はこういった有事の際に「どうふるまうか」を既にみたのであり、覆るほどの行動はとりようがない。
アメリカやヨーロッパの戦中の態度のうちには「ある程度泳がせとくモラトリアム」のうちに、相手の真意とか倫理、観念を探り炙(あぶ)る傾向があるが、この記事のそれは「見限った」のちの、常套として「わかった。敵認定」みたいな判を押した感がある。
中国ってどうしてこう振る舞うんだろう?長期的に損な短絡が国家規模で見受けられる。
この戦争でロシアから二桁の貿易上昇を得たことは、「ウクライナの国家存亡を軽んじる」に他ならぬことを意味する。「そういう儲け方をする国」とみられるのは必定。
言い草ではなく、振る舞いが全てなのに。