早足にして早く着けるとこは、去るのも不思議に早い。
長く留まりたくあるのなら、せっかちではお天道さんも手配しにくいだろう。
周囲にも「そうながらえさせてやりたい」気を起こさせるのも肝心。
自分一箇所より周囲一帯でそうあれば、おのずからほころびにくくなるというものです。
執拗に粘りついた怨嗟は、態度によく見える。
性格なのか経緯なのか起因は存ぜぬが、そこ発祥で続くものには、その種の芽吹きも内包する。
行動原理にこれの透けるケースが見受けがちな時世にハナヒラクものもそれに沿うでしょう。
身の近くにそれを置きつづけぬことです。
「うるさくにぎやかす」だけの人や存在がいる。
本質に頓着せず、自己都合多めでうろつく。
そういう精神性か生業なのだろうが、傍目には雑多さがかさばり不快である。
放送より通信の配分が世に広範化して、ややしつらえの怪しい存在も流布多めになった。
増えたところでノイズはノイズ。
人は振り返るも大事です。
されど進む気概をくじくほどの頻度で振り返ってばかりも程よいとはいえません。
進むばかりが善ともいえません。
億劫さが出るほどは、やりすぎています。
いい塩梅を肚(はら)において見渡せとくのも心得です。せっかちも慎重すぎも微量に毒を含みます。