パナソニックは、「スマートテレビ」の販売を強化、薄型テレビの販売台数に占める比率を、2012年度は前年度の約2倍の45%に拡大する方針を明らかにした。
スマートテレビは次世代のテレビとして、世界的に需要が伸びると予想されており、ソニーや韓国のサムスン電子など各社も販売に力を入れている。
●収益改善狙う
パナソニックは、他社にないサービスを利用できるようにして違いを出すことで販売を増やし、不振の薄型テレビ事業の収益改善につなげる計画。
パナソニックは薄型テレビ「ビエラ」のうち、同社が提供するインターネットサービス「ビエラ・コネクト」が利用できるタイプをスマートテレビとしており、国内では23機種を販売している。
パナソニックは12年度に全世界で1250万台のテレビを販売する計画。うち45%に相当する560万台がスマートテレビになる計算。
子供が数の数え方や動物について学べるソフトを12年度からサービスに追加した。
見逃したテレビ番組を有料で見られるサービス「もっとTV(テレビ)」は従来の在京民放キー局5局に加え、7月からNHKの番組も視聴可能になった。
電子レンジや炊飯器などの白物家電とスマートテレビを連携させて使う機能も検討しているという。
【記事引用】 「Sankei Biz/2012年7月21日(土)」