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パナソニック、東京本社ビル売却、資産圧縮を加速

2012-02-24 |  パナソニック


 パナソニックが東京本社ビル(東京都港区)を売却する方針を固めたことが、23日わかった。東京の本社機能は今秋、旧パナソニック電工の東京本社(同区東新橋)があったビルに移管する。

 資産を圧縮し経営を効率化すると同時に、重複する機能を集約してグループの連携強化につなげる。


各拠点の再編

 三洋電機の本社ビル(大阪府守口市)も、数年後をめどに売却を検討する。

 パナソニックは今年1月に旧パナ電工を合併し、三洋も一部を残し事業を本体に吸収した。事業統合に併せ、各拠点の再編を進める。

 旧パナ電工の東京本社だった「パナソニック東京汐留ビル」は、2003年1月の完成と比較的新しく、省エネ性能にも優れる。

 JR新橋駅に近く交通の便も良いことから、東京の本社機能を移管する。パナソニックの東京本社「東京パナソニックビル」の売却先などの詳細は、今後詰める。

 一方、三洋の東京ビル(東京都台東区)は当面、電池事業などの拠点として存続する方向。

 パナソニック本社に隣接する旧パナ電工の本社建物(大阪府門真市)も、環境事業などの拠点として今後も活用する。




【記事引用】 「SankeiBiz/2012年2月24日(金)」