職人のリズム 2004-04-10 14:37:19 | yomoyama 技術者にはないものが職人にある。 リズムだ。自然に身体がゆれてしまう「アレ」だ。 先日、すきやばし次郎の小野二郎さんの握る鮨をいただいた カウンタに座るや、ピーンと張り詰めた何かが。居合わせた誰もが 臨戦体制、ややあって「はじめましょうか」サウスポーの左手がシャリ の桶へ、身体がそれとなくワルツを踊っているようにリズムを取っている。 わさびを指先で取る、右手のネタと融合、くるっと返す。本当に緩やかに ながれて鮨が運ばれる。一寸の乱れなし。 食べる自分も踊ってしまった。