ぱきぱきちゃん の Pakipaki 話

ぱきぱきは若年性パーキンソン病の夫Mr.Pakipakiと二人暮らし。介護人生活をご紹介。

日曜日の晩ごはん

2005年10月25日 | パーキンソン国際会議/セミナー
せっかくなので、日曜日の晩ごはんの写真。ジョギングをしたりアクティブMr.Pakipaki、グラーシュを作ってくれた。私も手伝ったけど。まあハンガリーのビーフシチューって感じかな。

今日は、ダブリン旅行でのまわりの人の反応/対応についてちょっと書きたい。

まず最初のホテルの従業員。このホテルは若年性大会の会場でもあったので、患者さんがいっぱい。というわけで、従業員の対応はすこぶるつきでよかった。例えば、バイキング形式の朝ごはんだったんだけど、頼めば適当にお皿に料理を取って持ってきてくれたりもした。

二つ目のホテル。ここの従業員の態度も悪くはなかった。でも時々驚いた顔をしていたのは確か。だって患者さんはオンとオフの時があって、歩ける時とほとんど歩けない時があるんだもんね。これって、知らなかったら摩訶不思議だよね。フロントの男性が、前夜は歩きにくそうにしていた人が颯爽と走っているのを見て(関東さんはオンの時走れる!)あまりにも不思議そうな顔をしていたので、「薬が効いている時は動けるんだよ」と言ったら分かったような分からないような顔。さすがに病名までは言わなかったけど、やっぱり症状をそれなりに伝えた方が適切なサービスを受けられるのかな。。。と思ったりもする。でも旅先でいちいち病気の説明すんのはどうなんだろうねえ。

フランス料理レストランでのこと。ここは、予約の時から感じがよかった。車椅子利用者ですけどと言うと、階段は数段ありますがお手伝いしますのでいらしてくださいと女性スタッフ。帰り際に私にこっそりと「で、あの方々はどういうご病気なのかしら?」とその女性スタッフ。その聞き方がね、とっても自然なの。思わず「パーキンソン病なんですけどね」と答えると「でも震えたりしていらっしゃらなかったけど・・・」と答える。たしかに・・・で、震えが一番有名な症状だけど、他にも動作緩慢、歩行困難などなど症状は千差万別と説明。女性スタッフ、「そうなんですか。実際にパーキンソン病の方と接するのは初めてでした。ダブリンを楽しんでくださいね。」と笑顔。この女性、どんな病気かと聞けるってすごい。私なら、聞けない、聞かない。これって一歩間違えばお客さん失いかねないもの。でもこの女性は目の前にいる人たちのことを正しく理解しようという前向きな姿勢からの質問だったと思う。

何だか中途半端な終わり方だけど、書くのしんどくなったからこの辺で。

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7 コメント

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Unknown (warmgun)
2005-10-25 04:45:41
ほんとにそうなんよ。

ぼくはダブリン市民と自由に会話できなかったが、面と向かったひとも、街ですれちがったひとも自然だった。

タイレストランの従業員(バリ島出身)も”おいしかった?ぼくの弟は日本で勉強してる”と言ってた。

”患者”をじろじろみたり、過剰に親切だったりしない。

きっと”移民”のひとも多く、自分と異質なものとの対応ができている社会なんよ

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旅先でも説明したい (Almond)
2005-10-25 11:57:44
関東さんは「(薬が効いているときは)歩くより走るほうが楽」と言っています。

何故なのかはわかりません。



原則的にはあらゆる機会を捉えて、PDの説明をして歩くというのもawareness campaignということかしら。

今回は殆どしなかったけど。
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たしかに。。。 (ぱきぱき)
2005-10-25 15:09:52
兄さん、おはようっす。日本も大好きだけど、こちらの方が異なるモノへの寛容度が高いような気がします。



アーモンドさん、そういえば、Mr.Pakipakiも歩くよりジョギングの方が楽そうなんですけど。。。どうしてだろ?



あああ、出勤の時間
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Japanese (summer sunset)
2005-10-25 22:55:03
ぱきぱきさん、はじめまして!ぱきぱきさんのブログにたどり着いたのは最近ですがいつも楽しく読ませていただいてます♪私は製薬会社に勤めているのだけど一応薬剤師の免許も持っているしパーキンソン病治療薬も扱っているのである程度の知識は持っているつもりです。歩き方等を見ているとパーキンソン病かなというのはわかるかも。仕事でいつも病院にいるので特に意識することはないけど、つまずいたり転んでしまわないだろうかとか考えちゃうので自分が常に助けにいける状態にいようとは心がけています。

ところで日本人は真ん中、中間を好むというか普通を好む傾向があるように思いますね。異質なものに対しての寛容性が乏しいような。。。

そう!(ちょっと話がずれるかもです)私が仕事中にいつも思うことは、車で病院の駐車場に入る時に対向車が譲ってくれることがないっっ。これがいつも悲しいのです。私はいいのだけれど、他の方は何かしら用があって病院に来ているのだから入れてあげてよ~急病だったらどうするのよ~と思う毎日です。ひどい時は救急車さえ入れない…。ぱきぱきさんがいらっしゃるのはドイツ?はいかがですか?!

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はじめまして (ぱきぱき)
2005-10-26 14:15:28
summer sunsetさん!書き込みありがとうございます。summer sunsetさんってちょっとドイツ人的発想かも。私の周りのドイツ人も、障害のある人やベビーカーを押している人、老人が視界に入ると「自分が常に助けにいける状態」に入る傾向ありです。優しさっていうか、近くに居合わせた者としての義務感みたいなものにかられるみたいです。



そうそう、日本人は中間を好む!



それにしても救急車も入れてくれないことがあるって。。。ドイツ人はアウトバーンでビュンビュン車を飛ばす割には運転マナーはよかったりします。でもね、道を譲ってくれないドライバーももちろんいますよ!



パーキンソン病に理解のある製薬会社の方/薬剤師さんの存在は大変心強いです!
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ありがとうございます☆ (summer sunset)
2005-10-26 22:12:48
ついついうれしくってまた書き込みしちゃいました。ドイツ、行ってみたい国ですな~。薬学部はドイツ語必修なので自己紹介くらいはできるかも。。。

Ich hiβe summer sunset.???

ヨーロッパはまだ行ったことがないので絶対いつかは行くぞ!と心に誓っています。海外に行くと価値観や世界観がとても刺激されますよね。

話は変わりますが(私話し変えるの大得意なんです)私の大学ではパーキンソン病やアルツハイマー病のような脳の神経細胞が変性し上手く機能しなくなってしまう病気に対して、根本治療(原因を改善することかな)ができないかというようなことを研究していました。簡単に言うと、まだ赤ちゃんの細胞にあなたは脳の神経細胞になるのよ~というサインを与えてあげて成長させ足りなくなってしまった神経細胞を増やす感じです(わかりづらいかな…)。今世界中ではこのような研究が沢山行われていて、いつか絶対パーキンソン病が治る時代が来る!と私は信じています。/hiyo_uru/}また長いカキコですみません。。。
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日本もいいけど。。。 (ぱきぱき)
2005-10-27 01:34:40
どうしよう、私もついつい嬉しくなってお返事を書いています。日本もいいけど、ヨーロッパも楽しいですよ。ぜひドイツにもいらしてください!



パーキンソン病治療の研究が進んでいることは本当にありがたいことです。summer sunsetさんの会社でもパーキンソン治療薬を扱っているんですよね。たのもし〜!



日本は、ドイツにくらべるとお薬の種類が少ないそうですね。薬の種類の多さがすべてではないと思いますが、日本でも薬の選択肢が増えたらいいなと思います。



そうそう、ドイツって日本より薬局が多いような気がする!気のせいかもしれないけど。。。
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