街金オヤジの日記

貸付けの時の気分、取立て・追込み
そんな日常業務?を書いていきたいと思います。

一喜一憂

2006年08月20日 10時18分30秒 | Weblog
貸金上限金利、10万円まで特例29.2% 金融庁調整
8月15日には、50万円以内で返済期間12ヶ月であれば特例金利で認める。
この記事で、貸金業者は救われたと思いましたが
元本10万円以内で、返済期間1年以内ですとコストがかかり大変です。
このブログを見ている人はならば、利息制限法で貸付ければいいのでないか......
そんな声が聞こえるような気がしますが
街金の業務は、貸付の与信・貸付金の回収・延滞客の電話での催促・裁判の処理など
本当に、多忙なのです。
大手は、分業で職務をこなしていますが
零細街金は、少人数でこなします。
傍目からみれば、貸金業者は楽に見えるみたいですが......
「例外を設けると例外でなくなることもある」(与謝野金融相)
資金供給者である貸金業者が、全て悪いみたいに思えるのは私だけでしょうか?

街金に融資を申込に来られるお客さんは
利息制限法で借りれない人です。
そうなんです...破産者・債務整理・長期滞納者(一切貸しません)などなど....
以前の契約を一切反故して、シャーシャーと平気な顔でやって来るのです。
こんな人でも、自分は判っているのです。
銀行・カード・大手消費者金融は、貸してくれないのを
それで、街金に来るのです。
でも、情報センターに加入している街金は恐らく貸しません。(一部は貸しますが)
何度もこのブログで書きましたが、ウチは情報センタに加盟していません。
融資を申込のお客さんは、ほとんどと言っていいくらいうそしか言いません。
ただ、取立てできるか?俺の与信はこの一点だけです。

多重債務者同士で、あそこは貸してくれないがココなら貸してくれるぞ
いやな、ネットワークです。

俺のところは、一切宣伝広告はしていません。(以前はしていました。)
でも、何処からか嗅ぎ付けて融資の申込に来店します。
(本当にヨク見つけてきたな....感心します)
来店しても結構貸さない方が多いのですが......
ハッキリ言います、ウチで貸さなければ、短期・高金利しかありません。
そう確信しています。
ま~自分で蒔いた種だから自分で刈らないと

政府は、借りれない人のセーフティーネットどうするのでしょう?