風週（Winnd of Free）

都わすれが咲き始めた。一か月前に根分けして、一本一本楚々として自立し、可憐に主張してるようだ。庭の床屋も終盤に入ったが、今朝は秋明菊の移し変え。これも根が這いずり回り、狭いところ狭いところと歩く俺みたい。どこに出るかは出てのお楽しみ。これも秋さかにはすかっと咲き、風に揺れる様は、どこか俺みたい。

　ようやく韓国大統領も決まり、テレビもいくらか収まるようだが、それにしてもフランス大統領、若い３９歳。奥さんが６５歳だそう。子供５人、孫７人の大家族。自分の学校の先生に猛アタック、フランス奇っての秀才マザコン。さぁどんなユーロになるか楽しみ。

　大家族の中に居るとホッとする安心感、喧騒の中からの逃避で一人になりたい、人それぞれに考えはあるだろうが、西欧の個人主義社会で、今確実に日本も同じ方向に走ってる、見習うべきかどうか。私は生まれた時から喧騒家族。いつでも誰かが背中を押している、そんな感覚で生きてきた。それが卒業して一人住まい、リスクが取り払われ宇宙遊泳、でもあるある年金範囲と、体の衰えに対する対応。

　鈴蘭も咲き始めた。別名「君影草」。この咲き方にも一物ありて、自分の葉で花を隠し、いつの間にか辺りいっぱい家族を増やしている。これもまた自分に似てないか。銀木犀も匂い控えめ、庭の樹一本一本私の思い入れがいっぱいになってる。

　この前古物商をやってる後輩が来た。ちなみに何点か見てもらったら、鼻先で笑われた。昔の古いものは、今の若造には判らない。アイホンで市場価格を見てるのだ。時計だとか指輪だとか、ネット売買の時代なのだそう。何か自分の価値観がなくなり、がっかりである。価値観が合う人に。

風週（Winnd of Week）

先月から、北朝鮮の話題が中心で、戦争モードに走ってますが、戦後生まれが７０％を超す時代には、戦争の虚しさが判らないだろうから、一度味わさせたらよかんべぇ、なんて思うこともある戦前生まれ。結構今の人は冷静性的で（半分皮肉）自分に災いが無ければわれ関せず、である。

　３・１１お震災、特に津波にあった人と手前で被害に合わなかった人とは、立場が全然違う。隣は何する人ぞ。お前は運が悪かったから仕方が無いのだ。被災地沿岸のちょっと手前で逃れた元気な人、こんな目に余る人間の感情をまざまざと見せつけられた、被災地の私。

　被災地では一人ひとりの違う家族にとって、話を聞いたりテレビに出たり、その都度涙が流れて仕方なかったが、これは合わなかった元気者のせめての、隠れた被災者で遭ったものと思うことに。
＊　それにしても、あの今村復興大臣、「東北で良かった」は、隣の人は・なのである。自分が良ければ国民なんてどうでもよい大臣、自民党の本音がでた姿なのである。
＊　思い出すが、ウイスキーのサントリー、会長の佐治敬三、東北人はバカだ。あれ以来サントリー製品は二度と使わないのは、私だけだろう。
＊　それにしても、東北人は　すべての悪いところを引き受け、日本を救っているのだぞ！！。原発は何十年も引きずるのだ。北朝鮮が東京や大阪にミサイルを撃ち込んだら、どんな顔をするのだろう。

　
　アメリカのNSC（情報監視）だった　エドワード・スノーデン、ロシアに亡命してるが、NHKのインタビューで、X-KEYSCORE という世界の人の監視をしており、日本人のあなたでも名前を入れると、日常の生活や話や、全て出てくるのだそうだ。映画の中でも秘密な話は、外に出て道路脇のベンチに座り、話をする。最近は監視カメラもあるが。

　こうしてプライバシーが完全にない時代になった今、民主主義の表と裏、完全に破壊されているではないか。「明日は憲法記念日」いま安倍総理が進めてるテロ監視法案、・・・一人ひとりの行動話は聞き取っているので、それを基に事前にしょっ引くのである。

　メジャーリーグの青木が、バッターボックスに入るとき、ヘルメットを被るが右バッターなら左耳を保護するのをかぶる。でも私は両耳を防ぐヘルメットを被るのだそう。何故か？ボールを見るとき、塞がれていない方の眼でボールを見るのだそう。　　全ての事柄、両目で裏表、光と影、よ～く見ようではないか。五月の緑は目によし、心にも。