サスペンスを語る！！

ミナサマもご存知の通り、文学少女のミキです

大学の図書館にフツーの本が置いてないせいで、今ではすっかり読まなくなっていましたが
話題になってたのが面白そうやったんで、オカンにうまいこと言うて買わせちゃいました

それがコチラ 『白夜行』でございます

風邪で寝込んでいる２日間でイッキに読んでしまいました

アタシは基本的にサスペンス小説しか読みませんが
はじめの方はカナリとっつきにくいかもしれません
何てったって前振りがカナリ長いしかも内容が読めてこん
この時点で『おもんない』と思ってしまったらもうダメです
そっから読みつづけても、シーンが断片的でよく飛びます

しかしっ
根気強く読んでいくと点と点やった事象が一本の真実に変わる瞬間があります
もうその瞬間がたまらなくイイのです快感です
しかもそれだけではなく、その背景には切なすぎるほどの人間模様が描かれています
サスペンスは、本当の人間味をリアルに描いているからこそドロドロしているのだと思います

もちろん『白夜行』もカナリ陰湿な感じですが切ないです

この小説の特徴は主人公たちによって一切真実が語られないところにあります
（あとがきより）
しかも、その主人公たちの行動でさえ全てが書かれているわけではないので
『解決したーっ』という快感は得れません
読み終わってもさらにナゾは深まるばかり…

こういう感じがヤな人にはドラマの方がオススメです
事件の流れもカナリ解りやすく作られていると思います

気になった方はゼヒ観て見て下さい

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　by　ミキ