石巻ロックフェスから帰ってきました。
8月のことになりますが、ギター&作曲のジャック・伝ヨールさんから新しい曲を頂いて聴いた時、一番最初に浮かんだのが3.11の「海」でした。ジャックさんから鎮魂歌を作りましょうという案に賛同し、書いた詩は、ストレート過ぎてもしかすると読む方の心を痛めてしまうかもしれません。しかし、この歌を3.11の津波で亡くなった多くの方々、海に眠る魂とこちらで生きている皆さんとの心が、どうか永遠の・・・愛の光でつながりますようにという祈りを込めて書きました。
その後、この石巻フェスの話が偶然にも決まったのでした。
当日、会場のステージに立つと、目の前には、キラキラした美しく穏やかな海が広がっていました。この海が、あの日姿を変えて、真っ黒い色をしてこちらへ襲ってきたのだということは想像もしがたく・・・しかしそれは間違いなく起こったことで、忘れられないとてもとても悲しい出来事でした。
この歌を石巻ロックフェスで歌えたことを、皆様に感謝致します。
(石巻ロックフェス実行委員会 代表under the yaku cedar鈴木大輔さん、ゼンチカの中野さん、スタッフの皆さん、お話を届けてくださった宇野振一さん、それから、発表する歌詞にあたり、アドバイスをくださった黄金の手ギター&アコーディオンサポートの渡邉美佳さん、そして、きりばやしひろきさんありがとうございます、そしてそして応援してくださった皆様へ愛をこめて。)
ああ あの日 この海に
心も体も消えた
誰もいない 深いところへ
私は すべてを 忘れて海になったの
夕暮れ 一緒に遊んでいた
鳥達はうちに帰ったよ
夏祭り 見上げた花火
とめどなく 流れる あなたの涙が光る
光る 光る ah----------
その光は海に届いて
消えたはずの 私の心を思い出した
あなたを呼ぶように
光る 光る ah----------

ありがとう。

左からAccordion&GT渡邉美佳さん(fromLira)、Vocal:Reina、Guitar:ジャック・伝ヨール、Perc間所直哉
ライブ後のインタビューにて。
石巻ロックフェス2011
http://www.ishinomaki-fes.net/index.html