おつかれ山っ!/(^o^)\

山行報告&コラム

越前岳(御来光登山)

2007年01月01日 | 参考にならない山行報告
05:10十里木駐車場
05:20展望所
06:10ヘッドランプを消す
06:30越前岳山頂
06:55ご来光(雲があって少し遅れる)
07:05下山
08:00十里木駐車場


2007年の初日の出と、モルゲンロートに染まる富士山を見たくて元旦登山に越前岳を登る。
1時間余りで山頂に立てて、初日の出を拝めるとあればかなりの人が来るだろう!
駐車場が満車だったらどうしよう…、と、思っていたが、空きスペースはまだまだあってホッとした。
登山道を見上げると、ヘッドランプがチラホラ動いており、御来光に間に合わせるため私も気が焦って来る。

暗い中、ヘッデンを点けて出発!
ハァハァ…
ヘッデンに照らされた自分の白い息が、何だか凄い事をやってるみたいでカッコ良く思えて来る。

気温は低いが風が無い為、すぐに暑くなった。上着を脱いで長袖のTシャツ一枚でガンガン登る。

誰もいない静かな展望所に到着し、ザックを降ろして汗を拭った。
ヘッデンに照らされたザックからも白い湯気が上がり、何だか凄い事をやっているみたいでカッコ良く思えて来る(本当か!?)

星空があまりに綺麗だったので、ヘッデンを消して見上げていると、誰もいないはずの後方から…
「あぁ~」と言う声が聞こえ…
ビックリして思わずヘッデンを点けて辺りを見回すが、何の気配もない…

(遂に聞いてしまったかぁ!?いや!空耳だ空耳だっ!そうでなければ何か動物の鳴き声だ!絶対そうだ!)

そう自分に言い聞かせて落ち着いた頃、再びヘッデンを消すと…
「おはようございます!」
\(◎o◎)/!
と、今度はハッキリとした口調で喋り出した!
幽霊のくせしてハッキリ喋りやがって!と、声がした方にヘッデンを当てると、カメラの三脚を立てたおっさんが一人立っていた。
(もぉ…やめて下さいよぉ…)
先ほどビックリして飛び上がった私の失態を隠すように
「いやぁ~、なかなか星が綺麗ですねぇ~」
なんて、ごまかしながら富士山の未来について熱く語り合った(汗)

気を取り直して登り始めると、急に道は細くなって傾斜が増し、木の根を掴んで登る。
ここで四人組のパーティーに追い付くが、年配なのか遅いので先行させてもらう。

傾斜が緩んだブナ林の中、6:10辺りが明るくなり出したのでヘッデンを消して進む。振り返れば富士山もクッキリ見えている。

勢子辻への下降点を右に見送り、ほどなく6:30越前岳山頂到着!
今年は全国的に雪が少ないせいか越前岳山頂にも雪は無く、アイゼンの必要も無かった。
辺りはだいぶ明るくなっているが、御来光には充分間に合い、山頂にはまだ二人の若いカップルがいるのみである。
南から吹き上げる風が痛いので、北斜面で少し休憩。その間に続々と人が集まり、山頂は20人ほどになる。

今か今かと御来光を待ち望み、南を向いた人達の中、私だけが赤く染まり始めた富士山頂を眺めていた。


裾野まで除々に赤く染まり始めると、ようやく伊豆半島の上に停滞する雲の上から御来光が出た。

表現は悪いが、その卵の黄身のような太陽が、除々に除々に昇って来ると、地球の回転速度がどれだけ早いか思い知らされてしまう。
いやしかし、今年最初の日の出である。今年一年また照らし続けて下さい!
良い一年になりますように!と、柏手をふたつ打ってしまう私なのである。パン!パン!

下山は、正月らしいキリッとした富士山を正面に見ながら清々しい気分で降る。
展望所に着くと私を驚かせたおっさんがカメラを構え、まだ富士山を撮り続けていたが、おばけのQ太郎に出て来る小池さんそっくりだったので昼間見た方がビックリしたかもしれない。

まぁ、とりあえず天気に恵まれ、御来光も無事拝めた良い元旦登山であった。


(同行者)無し
(立ち寄り湯)無し


最新の画像もっと見る

コメントを投稿