ソフト野郎のハードな思い

”朝日ににおう山桜花”に心酔し、パソコンを趣味とし、草花を愛し、ファジーな世の中を直進する不器用男の独り言

同期会 その3

2012-04-07 23:13:35 | Weblog
青竹を利用してのご飯炊きに使用するための火おこし

遠来の友達をそのままお返しするのは忍びないということで、
毎回のことであるが翌日にイベントを行っている。
今回は30Km位山に入った廃校跡のグラウンドでバーベキューを行うことにした。

食材その他備品等の材料は事前にすべてY君が準備していた。
朝9時20名超が5台の車に分乗し、走ること約30分、目的地に着いた。
天候は曇りで、暑くも寒くもなく、快適な1日が予想された。

そのグランドのすぐ向かいには50m位の小山があり、斜面は山つつじが満開であった。
こんな群生は今まで見たこともないと参加者全員感心しきり。



バーベキュー用の火おこし

早速全員でバーベキュウの準備に入った。
すると、ポツリポツリと小さな雨粒が感じられたが構わずそのまま作業を続けた。
ポツリポツリは止まったりまた始まったりの繰り返しを1時間くらい続けたが、
ついにかなりの雨となった。

会場には木のテーブルと木の長椅子が据え付けられていて
その周囲には鋼管で骨組みが組まれていた。
その骨組みに、敷き用に準備していたブルーシートをロープで縛りつけ簡易屋根を設置した。
これで何とか雨はしのげることになった。



雨しのぎのシート内で小降りになるまで待ちました

しかし10分も雨が続くとシートに雨がたまった。
そのまま放置していたらいずれ大水を頭からかぶることになるので、
時々みんなでその水をシートを下から押し上げながらこぼさなければならなくなった。

こぼすとき何人かが少しではあるが水をかぶり、
キャーキャー言いながら排出していたのもあとでの楽しい思い出となった。



イノシシのロース部分を焼いています

その他のメニューは、牛のロース部分の焼き肉、
焼きそば、それにポンポラ牡蠣飯、岩国寿司(Y君の奥方が作りました)。


ポンポラ牡蠣飯とは
青い切ったばかりの大きな孟宗竹を飯盒代わりにして牡蠣飯を作ることである。

焼肉にしろ、ポンポラ牡蠣飯にしろまずは火をおこさなければならない。
みんなが手分けして火をおこしたところで、焼肉開始をしながら、
別の班は青竹にお米や牡蠣その他の具を入れご飯作りを始めた。

ポンポラとは竹のことで、私も小さいころポンポラを川や池に沈めておき
後日その中にウナギが入るのを待った記憶がある。



ポンポラを火にかけました
煙いのにみんな注目です



ポンポラ牡蠣飯ができるのを待っています



雨の中Y君が焼きソバつくり 3人で簡易シートを持って雨除け

ご飯が炊きあがるまでに、焼肉をいただき、焼きそばをいただいた。
獅子肉はほとんどの人が初めてらしく、おいしさに驚いていた。

その間も雨が降ったりやんだりで、
シートの中に入ったり出たりワイワイガヤガヤ何とも賑やかな食事となった。

ほどなくご飯が炊きあがったらしくあたりに良い香りが漂い始めた。
火傷をしないように手袋をして竹を火から降ろし、
中のご飯を取り出すべくY君が鉈で竹を割り始めた。



竹を割っているところ

みんなが注目の中なれどなかなかうまく割れてくれない。
しばしコツコツやっていたが、ついにポコッと上3分の1が割れた。
歓声が上がった。

湯気の上がる熱いご飯を竹から取り出すのに苦労していたが、
へらを使って少し焦げのついたご飯がついに取り出された。



美味しそうに食べています

みんなで少しずつ取り分けフーフー言いながらいただいた。
美味しかった。
その味に加えて、屋外での食事ということで、兎に角兎に角美味しかった。

雨も次第に強くなり、雷さえゴロゴロ鳴り出した。
少し早いがこれでお終いにしようということで、
最後にY君のリードで「ミンナ、ヨイヨイ」を合唱しごみを残さぬよう片づけをした。



Y君のリードで「ミンナヨイヨイ」

ある女性の話によると、70年間で1番楽しい、バーベキューだったそうだ。さもありなんと思う。
Y君のご苦労は、参加者すべてが十分感じ、「ありがとう、ありがとう」の連続で山を離れた。

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