岡崎京子は1996年5月に交通事故にあって、すべての活動を休止した。
これは、その岡崎京子が事故直前まで「PR誌ちくま」に連載してた唯一の物語集
物語集は、短編で、とってもすいすいと読めるけど
すいすいと読みながら、心の中にぐさぐさと棘がたまっていく
岡崎京子の痛さって透明すぎて棘になる
ただ、読み進めてて思ったのは。それは、やはり、1980年代の空気だった
マンガにおいてトコトン深間までいっちまってた彼女だけど
その骨子にあるのは、どうしようもなく1680年代の、あの、「空気」
その空気がなんなのかと問われても、説明は今は不能だ。
もしくは説明しようとすれば、ものすごく長くなってしまう
あの頃。あの時。あのファッション。あの時代的な。。。
バブルなんてものが始まる、多分、少し以前に
一瞬、時代はピンとトンガッタ。
最後の連作的な「チルチルミチル」の冒険譚に、特にその想いは強かった。
うん。敢えて言うなら、橋本治に似てるよ。
ミチルは風に飛ばされて、チルチルは船着場に取り残された。
もしかして、あたしも、あの時代に今も取り残されているんだろうかと、ふと思う。
岡崎京子は時を取り戻してくださるだろうか。。。
これは、その岡崎京子が事故直前まで「PR誌ちくま」に連載してた唯一の物語集
物語集は、短編で、とってもすいすいと読めるけど
すいすいと読みながら、心の中にぐさぐさと棘がたまっていく
岡崎京子の痛さって透明すぎて棘になる
ただ、読み進めてて思ったのは。それは、やはり、1980年代の空気だった
マンガにおいてトコトン深間までいっちまってた彼女だけど
その骨子にあるのは、どうしようもなく1680年代の、あの、「空気」
その空気がなんなのかと問われても、説明は今は不能だ。
もしくは説明しようとすれば、ものすごく長くなってしまう
あの頃。あの時。あのファッション。あの時代的な。。。
バブルなんてものが始まる、多分、少し以前に
一瞬、時代はピンとトンガッタ。
最後の連作的な「チルチルミチル」の冒険譚に、特にその想いは強かった。
うん。敢えて言うなら、橋本治に似てるよ。
ミチルは風に飛ばされて、チルチルは船着場に取り残された。
もしかして、あたしも、あの時代に今も取り残されているんだろうかと、ふと思う。
岡崎京子は時を取り戻してくださるだろうか。。。