おたくな実験集

おたくで実験好きな御宅菜プロ太の
ブログです
(内容は信用ならないかも・・・)
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雲の作り方

2008-03-28 16:40:04 | 実験など
皆さん雲はどうやってできるか知っていますか??
雲は低気圧なので発生した上昇気流で空気が上昇して
気温が露点(空気中にこれ以上の湿気(水分)を含むことができなくなる温度)
に達して空気中のちりなどを凝結核にし水になり
その水が上昇気流でさせられたものです
(あいにく地学は苦手なのでそんなにわかりやすく説明できません、すみません)
さてこの雲なのですが簡単に作ることができます
とりあえず下記を用意してください
1:500mlの炭酸飲料
2:水を入れたなべ
3:線香
とりあえずなべに水を入れてそれを加熱して
水がある程度(70度ぐらいまで)の温度なるのを待つ間に
炭酸飲料を2/3ほどのんで
開いたスペースは線香の煙で満たして
蓋をしておきます
そして温まった水の中にそれを入れてしばらく(といっても20秒ほどでいいですが)
入れておきます
そして容器の蓋を開けると
雲が出来上がります

これは容器内の気圧が上がった
(加熱したことで炭酸飲料から二酸化炭素が出てきてペットボトル内の気圧が上がった)
ために温度が上がり露点が上がっていったために起こったことです
そして蓋を開けたことにより気圧が下がり温度も下がって露点も下がったため
雲ができたわけです
(下手な説明ですみません)
END

気体の発生

2008-03-22 09:18:23 | 実験など
一般的に実験室にはいろいろな薬品があるので
それらを混ぜ合わせて気体を発生させることができますが
一般家庭においてそんなにいろいろな薬品があるわけではありません
しかし気体は意外と身近なもので発生するのです
とりあえず下記のものを用意してください
1:過酸化水素水(オキシドールとも呼ばれる、消毒に用いる)
2:水を満たした水槽
3:ペットボトルなどの容器とその蓋(2セット)
4:容器の蓋
4:肉や魚などの動物性食物
とりあえずキャップを下記の様に加工してください
こちらです
一つ残りますがそれはそのままにしておいてください
そして一つの容器は水槽に入れて水槽の水で満たしておいてキャップの片方をつなぎます
さらにもう一つの容器(小さめのほうが良い)に過酸化水素水(多めに入れておいたほうがいいかも)と動物性食物
を入れます
そしてすぐに蓋をしておきますそして水槽のペットボトルに気体が出てくることを確認してください
そして水槽の容器に過酸化水素水の入っているよう気分以上の気体が溜まったらそれをすてて
また集めます(最初に出てくるのは容器中にあった空気なので)
空気なのでそれをすててからまたきゃっぷをして空気を集めます
そしてその容器がいっぱいになったらその容器の栓を水中で閉じますこうしたら水槽から出してください
さてそうしたら火のついた線香を用意しますそして栓をあけてビンの中に入れると
線香が炎を上げて燃えるはずです
このことから発生した気体は酸素であることがわかります
ちなみに化学反応式は
2 H2O2 → H2O + O2 です
(動物性食物は触媒といってひとりでに進む反応を早めるために用います)
END

炭を得る

2008-03-15 16:34:08 | 実験など
かつて燃焼すると
炭素と二酸化炭素と水ができるといいましたが
間違っていましたすみません
正しくは二酸化炭素と水でした
(紙を燃やしたときに残るのは炭素と水素以外の物質です
 つまり燃えカスです)
さてそれはともかくでは
炭を得るためにはどうすればいいのでしょうか??
簡単なことです
下記を用意してください
1:適当な大きさの木
2:アルミはく
3:焚き火のときに木を入れるときに使うはさむやつ
(名前なんていうんでしょう??)
です
まず木をアルミ箔でくるみます
そして挟むではさんで火の中に入れて
煙が出なくなるまで加熱します
たったこれだけです
これは木がアルミ箔の中の酸素しか使えないために起こることです
木は酸素とくっついて二酸化炭素と水になろうとします
しかし酸素がなくなると木に含まれている炭素が残るので
最終的に炭が得られます

そのほかにもジュースなどの缶の飲み口を切って
なるべくぎゅうぎゅう詰めになるように
有機物を入れ、アルミ箔で蓋をして
煙が出なくなるまで加熱すると
炭になります
END

燃焼させると

2008-03-08 16:29:58 | 実験など
メタン(天然ガスの主成分)を燃焼させると
CH4 + 2O2 → CO2 + 2H2O となります
このとき光と熱が発生します
この時発生する熱はかなりの熱です
普通物質の持っている化学エネルギーの少ないほうが安定するので
化学エネルギーから変換された熱エネルギーが発生するわけです
つまり考えると二酸化炭素と水はかなり安定しているということになります
ではメタンから発生する熱エネルギーはどれくらいなのでしょうか

家では都市ガスつまり天然ガスを用いているので大体計算が付きます
やかんいっぱい3Lとすると沸騰するのに約10分かかります
大体強火で30分ぐらい加熱すると1m3(立方メートル)ぐらいのガスが出ているので
10分ではおよそ0.3m3出ていることになります
計算しやすくするためにL換算すると
1M3=1000Lよりおよそ300L使っている計算になります
大体大きめの浴槽一杯分ぐらいです
さてこれだけのメタンを用いて水の温度を上げることになります
大体今の時期の水の温度は8度ぐらいで100度まで上げるので92度
あげていることになります
普通物理では熱量の単位にジュールを使いますが
計算がめんどくさいのでcalを用います
1cal≒4.2Jで一グラムの水の温度を一度上げるのに必要なエネルギーです
このことから3L(=3000g)の水の温度を92度上げるには
3000*92で276000calつまり276kcalとなります
これは300L当たりです

ここからリットル換算していきたいところですが
ここでモル単位が登場します
モルとは体積の単位で1モル=22.6Lです
また物質が気体のとき1モルの質量は元素量にgをつけた量になります
また同じ体積で状態が一緒であれば
分子の数も一緒です
(酸素1Lと水素1Lで分子の数は変わらない)

さてメタンのモル質量はというと元素量がC=12 H=1なので
C + 4H つまり 12 + 1*4で16よって16gとなります

さて話を元に戻します
さっきモル質量を出したので300Lが何モルかどうかがわかれば
1g当たりどれぐらいの熱エネルギーが発生しているかわかります
とりあえず300Lは300/22.6でおよそ13モルです
よって1モル当たりで発生した熱エネルギーは
276/13でおよそ21kcalです
1モルはこの場合16gなので
21/16でおよそ1.3kcalとなります

しかしこれは
メタン一グラム当たりがやかんにかけているエネルギーであって
外部に逃げる熱を計算していません
普通発生した熱の60%は逃げるようなので
計算すると3.25kcalとなります

家庭科の教科書を見ると炭水化物は一グラム当たり4kcalと書いてあったので
最終的な結論は
3.25kcalが熱エネルギーに0.75kcalが光エネルギーに変換されます
END

続・燃える風船

2008-03-01 09:22:21 | 実験など
さて前打った燃える風船の解説です
これはとても簡単です
これは水の電気分解の原理です
水を電気分解すると
2 H2O → 2 H2 + O2 となるので
風船には水素と酸素の2:1の混合気になります
その混合気に点火するとさっきとは逆に
2 H2 + O2 → 2 H2O
となります
これは燃料電池の原理と似ています

少しスペースがあるので塩化ナトリウム水溶液の電気分解について
書くとしましょう
塩化ナトリウム水溶液の電気分解は
まず塩化ナトリウムの電気分解から考えると
2Na+ と 2Cl- と 2e- と 2e+ で 2Na(陰極) + Cl2(陽極)
になります塩化ナトリウム水溶液を電気分解すると
陽極で塩素が発生するので陽極は問題ありません
問題の陰極ですが
ナトリウムの性質で「水につけると水酸化ナトリウムと水素になる」
という性質を用いて
2Na + 2H2O → 2NaOH + H2 となります
これだけです
END