おたくな実験集

おたくで実験好きな御宅菜プロ太の
ブログです
(内容は信用ならないかも・・・)
このページはリンクフリーです

某番組より

2007-09-02 09:40:24 | 実験など
さて昨日某番組でこういう実験をしていました
凹面鏡ではさんだろうそく何本かおいて
一番端のろうそくのみ消すというものです
図で書くとこうです

なんで一番端のろうそくだけが消えるのでしょう
これは凹面鏡の実験です
凹面鏡は内側に焦点があるので
光や音はそこに集まりますですからこうなります

少し解りにくいですが
青→ピンク→緑という感じになります
なのでこれを音に置き換えましょう
発せられた音は最初の凹面鏡で焦点に集まります
その焦点よりもうひとつの凹面鏡へ向かう音があります
平行な音ではないので焦点には集まりませんが
別のところには集まります
そこにエネルギーが集まります
そして振幅の大きい音となるので
ろうそくの消えるほどのエネルギーとなり
その点上においたろうそくは消えます
それ以降音の直進性質によりエネルギーは
分割されそのほかのろうそくは消えなくなります
今回の実験では図ニの中の点上におくと
エネルギーが集中するためろうそくは消えます
(ろうそくの位置というのは炎の真ん中の位置です)
光でやるとわかりやすいでしょう
END

永遠に弾み続ける魔球

2007-09-01 20:22:34 | 実験など
さて普通どんな玉でも
床に落としてもたたきつけても
絶対に一回目のバウンド以上は上がりません
何故でしょう

普通のバウンドは
位置エネルギー→運動エネルギー
→弾性エネルギー→運動エネルギー
の繰り返しです

力学的エネルギー保存の法則によって
運動が終わるまでに使ったエネルギーは
最初にあったエネルギーに等しいということになります

なのでエネルギーの損失が無視できれば
永久的に運動を続けることができます

なので上記の図は永久的に運動が続きます

しかし運動エネルギーと弾性エネルギー
に変換されるとき
音がしますその上摩擦力も発生します
なのでその損失の分弾性エネルギーも少なくなり
運動エネルギーも少なくなり
位置エネルギーも少なくなります

よってしばらく待つと
運動が止まってしまうのです
永遠に弾み続ける魔球を投げるには

1:摩擦力の発生しない床質及びボール
2: 音がしないような  〃
です
しかしこれを作るのはまず無理なことです
END

答え

2007-09-01 14:56:48 | 実験など
さて食塩を使わずに食塩水を作る方法
はこうなります

塩酸と水酸化ナトリウムの水溶液を
中性になるように混ぜる

です
何故でしょう塩酸は
HClとH2O
(塩化水素と水)
水酸化ナトリウムの水溶液は
NaOHとH2O
(水酸化ナトリウムと水)
です

そして食塩は
NaClです

塩化水素と水酸化ナトリウムだけで考えましょう
HClとNaOHですから
HとClとNaとOとHです
(水素・塩素・ナトリウム・酸素・水素)
食塩=塩化ナトリウムですので
NaClとなります
NaClは
NaとCl
(ナトリウムと塩素)です
ですから
HClとNaOHが
HとClとNaとOとH
となり
NaClとH2Oつまり食塩水です
溶媒の水はそのままなので正確に言うと
NaCl とH2O*3
となります
実験するときは
紫キャベツ液などを用いてください
赤っぽい色のときは水酸化ナトリウム水溶液を
緑や黄色のときは塩酸を足してください
紫ならOKです
(何度か赤→黄色→赤と繰り返したほうが良いです)

できた液体は加熱して水を蒸発させると
食塩だけになります
できた液体(食塩)は
食べても構いません
END