早春の香り－大阪城公園梅林

かぐわしい梅花の香りが辺り一面に漂う。
言葉いらずの早春の香りである。





ここは大阪市中央区の大阪城公園の梅林である。





この梅林は昭和４９年に府立北野高校の卒業生が開校１００周年事業の一環として２２品種８８０本の梅苗木を大阪市に寄付したのを受け、旧「市正曲輪」の跡地約０．７㏊の梅林が開かれたたのに始まる。





その後、梅林の面積は約１．７㏊にまで広げられ、今では３３品種、１０００本を超える色とりどりの梅が植えられ、２月から３月にかけて次々と品種も風情も異なる梅の花を楽しむことができる西日本随一の梅林へと整備された。





広い梅園は２月末の今の時季、早咲きの梅が次々と開花して見頃を迎え、小雪が舞うあいにく天候にもかかわらず多くの人が散策したり、写真を撮ったり、お茶を楽しんだりと、早春の香りと風情を楽しんでいる。





３月中旬には西の丸の桃園の桃が開花、下旬には桜も開花期を迎え、大阪城公園は爛漫の春を迎える。