江戸時代の小噺 2005-05-15 22:25:59 | 落語・その他芸能一般 江戸時代の小噺 (写真:大名屋敷の門) 武芸が盛んな時代。一儲けをしようと思った町人が木刀を拵えて、丸の内を「木刀、木刀」と云って売り歩いた。 ある大名屋敷の長屋の窓から「いくらだ」という声がかかった。 「はい、三分(約4万5千円)でございます」と答えたところ 「それは高い。半額にせよ」という。 「引けません」と答えて四~五間も歩いたが、町人は思い返して 「まけて(割り引いて)あげましょう」と持ちかけた。すると窓の内から声が返ってきた。 「負けた木刀はいらぬ」 平成17年1月15日 « 『野うさぎの走り』 | トップ | 横丁の変物(へんぶつ) »
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