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還り見れば酔生夢死か?

80歳代の聾人でネットの話題を書いています。足が悪いので家で得ることが出来るネット情報と私自身の唯我独尊の偏向文です。

考えさせられた記事???

2013-06-07 12:50:27 | ネタ

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火論:人生の勝者は=玉木研二 毎日新聞 2013年06月04日 東京朝刊

http://mainichi.jp/opinion/news/20130604ddm003070158000c.html 以下全文

火論:人生の勝者は=玉木研二 毎日新聞 2013年06月04日 東京朝刊

 <ka−ron>

 今評判のインド映画「きっと、うまくいく」(ラージクマール・ヒラニ監督)は青春コメディーだが、笑いは痛烈な社会風刺を包み、私たちにもチクリとくる。

 経済勃興とともに、受験競争が過熱する。経済成長期の日本がそうだった。今、インドの激しさはよく知られるところだ。ストレスによる自殺の多さも指摘される。

 映画は、出願40万通に合格200人という最難関工科大学が舞台。学長は「人生は競争に勝つか、死か」と言ってはばからない。

 ロボットのような学生が多い中で変わり種のランチョーは学長に言う。「何のための1位です? 評価されるのは成績や海外での就職率だ。ここは学問ではなく、点の取り方を教えている」

 ではお前が工学の講義をしてみろと引き出された教室。彼は黒板に2語を書き、意味を30秒で答えよ、と言う。

 開始の声に皆はじかれたように本をめくり、隣をのぞき、必死で調べる。分かるはずがない。2語は親友の名をもじった造語で、本をいくら見ても意味は無いのだ。

 彼は学生に問う。「僕がこれを出題した時、今日は新しいことを学べると思った人は?」。誰も手を挙げない。

 「みんな競争に夢中だ。勝って何を得る? 知識? ノーだ。圧迫が増すだけだ。大学は圧力鍋じゃない」

 彼は自由に教室を出入りし、学問を喜び、ドライバー1本の機械いじりで創造する。

 対照的な学生チャトゥル。本を丸暗記し、他人の勉強を邪魔し、ひたすら1位を目指す。ランチョーに敗れるのだが、卒業10年後どちらが人生の勝者か、再会して確かめようと申し入れる。

 10年後。350万ドルの大邸宅、温水プール、豪勢なリビングを携帯の画像に収め、海外の会社の副社長となったチャトゥルは高級車で自信満々に現れる。しかし−−。

 人生の「成功」に満たされたはずのチャトゥルだが、学生時代から所構わぬ音なし放屁(ほうひ)で周囲をへきえきさせ「消音銃(サイレンサー)」のあだ名を持つ。

 その哀れな計算高さ、滑稽(こっけい)さを笑いながらどこかせつないのは、その俗物ぶりに、たぶん、私たち自身の影をちらりと見るからではないか。

 激しい格差、親の期待を担う重圧、拝金主義など現実の社会問題を織り込みながら、歌に踊りにインド風の娯楽色満載の映画である。そこにシリアスな寓意(ぐうい)と風刺を刷り込む技、創造力は見事だ。

 これも勃興する大国のエネルギーが生み出すものか。(専門編集委員)

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 つぶやき

 勝者にしろ敗者にしろ何をもってその判断の基準とするか? ・・・等 言うのは負者の戯言? 80歳を過ぎた老人の言うことではないね。

私 自身 勝者とか?敗者とか考えたこともない。流れるままに来た感じだ。

六無斎 ?仙台か?江戸時代の東北の方だった。寛政の三奇人の一人であった。

六無斎 の名を出すほどの者ではない俗物であるが・・・・・。


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