元川崎市議会議員 尾作ひとし

対話から、そして聞くことから始める。多くの人の意見を、そして幸せを叶えるために。川崎市麻生区市議会議員の日常ブログ。

来年はどうなるの?

2011-12-27 23:34:57 | 未分類
12月27日(火)

 ある国会議員の話を聞く機会があった。話の中身は政局中心である。来年度予算、参議院の問責決議、定数削減等々多岐に亘る。しかし、残念ながら結論見えたものが何も聞こえてこない。評論家の話を聞いているようである。何となくこれでは橋本大阪市長が人気の出るのが分かるような気がする。
 定数削減についてが話題に上る。が、忘年会や餅つき、新年会となると、かなり小さな会場まで国会議員と席が一緒になる。ホントにそんなにヒマなのか・・・と疑いたくなる。現行の小選挙区制、選挙区が狭すぎるのでは?国会議員がしっかり腰を据えて仕事に取り組むなら、ドント式単純比例代表制がいいと思う。しかし、今の日本の政治文化にはそぐわない部分もある。また、公明党や共産党と言った組織政党に俄然有利に働く。また、顔が見えない選挙となることから、投票率も下がるであろう。となると、人口が一番少ない鳥取県の人口をベースに小選挙区の定数を決めると200人程度定数で済む計算になる。しかし、これでは公明党や共産党は納得すまい。とすれば、かつての中選挙区制の復活か?まぁ、党利党略、ホントに結論が出るのかなぁ・・・?
 民主党の野田政権の来年度予算は、名付けて「粉飾予算」と言ってもいい。一般会計総額90兆3千億円であり、今年の予算より2兆円削減された。しかし、実際は震災復興財源3兆8千億円を一般会計から引き離した。まぁ、それは百歩譲って仕方が無いとしても、基礎年金の国庫負担財源2兆6千億円も交付国債という聞きなれないウルトラCで一般会計から切り離した。この国債の返済原資は消費増税分である。今日あたりも民主党所属国会議員の離党が報道されていた。こんな状況では消費税の増税案などおぼつか無い。にも拘らず、返済原資の確定しない国債発行が予算案にはしっかりと組み込んである。結局、将来の負担ばかりが目立つ予算となりかねない。
 国が咳をすれば地方は風邪をひく。否、肺炎になって死にかねない。今こそ国会議員の腰を据えた仕事に期待したいものである。

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