元川崎市議会議員 尾作ひとし

対話から、そして聞くことから始める。多くの人の意見を、そして幸せを叶えるために。川崎市麻生区市議会議員の日常ブログ。

リサイクルパークあさお

2014-07-24 23:48:58 | 未分類

 7月24日(木)夕方

 

 川崎市「リサイクルパークあさお」整備事業概要が決定した。

 この事業は、ごみ焼却処理施設と資源化処理施設を建設し、資源循環型社会の構築向けた北部地域のゴミ処理施設の拠点として整備するもの。

 皆さんにお馴染みの「ヨネッティー王禅寺」、一昨年に建設工事が完了し既に稼働している「王禅寺処理センター」、旧王禅寺処理センター跡地に建設中の「資源化処理施設」(平成27年度末完成予定)、そして「健康とふれ合いの広場」の再整備(平成28年度完成予定)が一直線上に並ぶことになる。

                   

           (既に撤去済みの旧処理センターの紅白煙突と新処理センターの煙突・2012.3.12撮影)

 資源化処理施設は、川崎市北部地域(高津区の一部、宮前区、多摩区、麻生区)から搬出される粗大ごみや小物金属、缶、ペットボトル、瓶等を受け入れ処理する施設で、粗大ごみや小物金属は、破砕処理後可燃物、鉄、アルミに選別し搬出、観、ペットボトルは圧縮し搬出、空き瓶は色ごとに選別し搬出する予定である。

 また、リサイクルパークあさおでは展示スペースを設け、王禅寺と言う自然に囲まれた地域特性を生かし、「資源循環」「低炭素」「自然共生」の3つのテーマに沿った展示をする予定である。さらに、この資源化処理施設は屋上緑化に努めるなど、緑被率50%を確保し、散策路を設けるなど地域開放施設となる。

                  

                     (資源化処理施設屋上緑化イメージ図)

 「健康とふれ合いの広場」では郷土種による樹林地の回復や菖蒲池を配置し、里山の風景を創出しすると共に在来生物相の生育環境の保全を図り、散策路とゲートボールなどが楽しめる多目的広場を設ける予定である。

 そもそもこの施設は、昭和42年に市内4番目のゴミ焼却施設として開設されたものだが、地元では当然のように反対を表明、緑豊かな山を切り開き当然現れた巨大な煙突に違和感を覚えたものである。その後も昭和49年の残灰により公害物質が検出され、カドミウム汚染と騒がれ、長閑な水田地帯であった四ツ田地区から田圃が消えるなど、数々の迷惑を地元にかけてきた施設である。この教訓を忘れずに、しっかりと地域に貢献できる施設になって貰いたいものである。


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