元川崎市議会議員 尾作ひとし

対話から、そして聞くことから始める。多くの人の意見を、そして幸せを叶えるために。川崎市麻生区市議会議員の日常ブログ。

定年後の過ごし方

2013-09-30 23:29:28 | 未分類

9月30日(月)

 

 早いのもで、9月も今日で終わり。議会も今日の総務委員会では、報告事項が2件あったのみである。

 議会が終われば、市議会周辺は「市長選挙モード」に突入する。まったく、どうやら今年も私にはゆっくり「静養」なんてことは無さそうである。

 「静養」で思い出したのだが、私もあと数年で「定年退職」となる年代である。以前からお付き合いのある近所の方が、昨年定年退職。3年間嘱託で仕事をしていたが、それも終わり、今は何もしていない。長く「営業マン」として第一戦で働いてきた方で、いうなれば「趣味は仕事」と言ったタイプの方である。

 その方が、定年後、すっかりやることが無くなり、日々TVがお友達だとか。奥様は近所の仲良しグループと買い物や小旅行を楽しんでいる。

 「一度、男が仕事をしなくなると実に惨め」とその方はこぼしていたが、「やはり、現役時代からの近所付き合いは大切でなぁ・・・」と漏らしていた。

 今日の新聞に、定年後の「アルコール依存症」が増加していると言う。例で出ていた方も、営業で全国を飛び回るなど仕事が趣味だった生活が退職後に一変。「何もすることが無く、無性にむなしくなった」と、仕事を持つ奥様が出かけると、コンビニにお酒を買いに行き、奥様だ戻るまで飲み続けたとか。・・・結局、病院で「アルコール依存症」と診断された。

 シニア世代は、肝臓の働きが低下する。体水分も減少するため、飲酒をすると血中アルコール濃度が高くなり、少量でも深く酔った状態に陥りやすいとか。皆さん、深酒にはくれぐれも気を付けましょう!

 やはり、仕事やプライベートも大切だとは思うが、麻生区の様な新興住宅地。こうしたケースで悩んでいる方も決して少なくないと、容易に想像できる。できる限り、現役時代から、地域の中での生活も楽しんでいただきたいとも思う。


議員の質

2013-09-29 21:13:41 | 未分類

9月29日(日)

 

 市内統一美化運動。各町内会・自治会でも一生懸命地域の清掃活動に汗を流している。

 しかし、どうであろう?市内在住の国・県・市を問わず、議員が統一美化運動に参加し、清掃活動をしている姿を見たことが無い。「忙しい?」・・・とは思えない。要は意識が無いのである。

 まぁ、それはともかく、今日は区内各地の神社で例大祭が行われていた。

 各神社、各級議員があいさつ回りに余念がない。それはともかく、毎年感じることがある。

 ①各神社、議員が来るのはいいのだが、受付に名刺を渡し、本殿を素通りして、本部席にまっしぐら・・・ちょっと待って!「例大祭」に来たのならば、本殿にて、賽銭を入れる入れないは構わないが、参拝してから本部席に行くのが礼儀であろう。

 ②国会議員が、スタートだけ神輿を担いで、直ぐに別の場所へ行くののどうであろう?ただのパフォーマンスであるのであれば、これもまた「神様」に失礼極まりない。

 ③そもそも、「国旗・国歌」や「天皇制」を否定している政党に所属しながら、「私は別」などと言いながら、神社回りをする失礼な議員もいる。だったら「離党して」から来てもらいたいものである。

 結局、自分の売り込みだけに来ているの過ぎないのである。せめて、足を止め、パフォーマンスに走る前に、じっくりと地元の方々のお話を聞く時間を作って頂きたいものである。


予期せぬことが次々と・・・

2013-09-28 22:48:35 | 未分類

9月28日(土)

 

 朝から清々しい晴天。空を見上げているだけでも、何とも嬉しくなるような晴天である。

 今日は、議会も一段落し、日頃できない仕事を久しぶりに消化できると思うと余計ウキウキ・・・。

 ボチボチ仕事を消化しつつ、お昼に自宅へ戻ろうとしたら、携帯電話が鳴った。「王禅寺町内会の会員さんの家が火災ですよ」

                    

 周辺には真っ黒な煙、これはえらいことだ!と思い現場、幸白昼でることもあり、また、消防署や消防団の皆さんの迅速な対応で近隣への延焼も防げ、またご家族も含め、けが人も出なかったことが不幸中の幸いである。

 早速、町内会3役と共にご家族へのお見舞い。

 やれやれと、以前ご相談を受けていた現場調査に復帰。夕方から、13年ぶりに開かれた100周年記念岡上神社宵宮に。

                    

 境内に立派な舞台も作られ、素人からプロに至る、様々岡上に因んだ方々が、その芸を披露していた。

 ・・・とまた携帯電話が・・・。今度は、現在進行中の小規模特養建設工事説明会会場より、SOSの連絡が。とりあえず、説明会会場に来てくれと。

 まぁ、いつものことだが、予定通りスケジュールが消化できないのは宿命か!?でも、できることは、これからも協力して行かなければ・・・。

 


委員会採決

2013-09-27 23:57:35 | 未分類

9月27日(金)

 

 昨日で「決算審査特別員会」の委員質問も終了し、今日からは、各委員会に付託された議案審査が各委員会で行われる。

 今議会において、総務委員会に付託された議案中、教育委員会から「議案108号上丸子小学校改築工事請負契約の締結について」他議案3件、財政局から「議案96号川崎市債権管理条例の制定について」他議案4件、報告「大都市財政の実態に即応する財源の拡充にについての要望(平成26年度)について」があった。余談だが、この要望については、後日全国20の政令指定都市代表団と共に、総務省に要望に出かけるのであるのだが、幸か不幸か今年は川崎市が当番幹事。と言うことで私が、川崎市議の代表として総務省に赴くだけでなく、全国政令市の代表として、要望事項を総務省に提出する際の座長を務めなくてはならない。・・・気が重い。内容をもう一度しっかり確認しておかなければ・・・。

 さて議案審査であるが、決算審査特別委員会での質疑が終了したばかりなのか、今日の審査対象の議案が比較的軽かったのか、能力不足の委員長である私に気遣ってか(?)、あまりもめることなく議案は全て委員会を通過した。ただ、一会派の方が、平行線の質疑を繰り返し、かなり議案とはかけ離れた部分の質問まで始めたため、私が軌道修正させて頂いた場面があった。やはり、議案審査、最初から「反対ありき」で、いくら質問を繰り返しても歩み寄る態度が伺えないのであれば、私は委員長として、当然質疑者に対し意見をし議事進行を図りたいと思っている。そうでなければ、自己満足の小田原評定になってしまう。

 と言うことで、今日は久しぶりに早く帰宅できると思いきや、午後から、陳情・請願提出者の事前訪問。陳情の結果報告。中間報告等々、委員会が終わるのを待っていたかのように、市民やら理事者が控室を訪れ、全ての対応が終了した時には、既に太陽が西に傾いていた。まぁ、これが仕事、泣き言は言えない。ただ、訪問者が増えれば増えるほど、自宅に帰ってからの宿題が増える。・・・前進あるのみか!

 


東北楽天優勝!

2013-09-26 23:57:52 | 未分類

9月26日(木)

 

 曇天だが、どことなく爽やかさを感じる今日、東北楽天イーグルスが初優勝をした。

 球団創立初年度の9年前、初戦こそ現在シアトルマリナーズで最優秀防御率を争い14勝を挙げている岩隈投手で勝利したものの、2戦目に確か26点だったかロッテ相手に取られ大敗した以後、5強1弱といわれ、年間あの長嶋巨人初年度の38勝と同じ勝ち星しか上げられなかった球団である。

 誰が今年の優勝を予想したであろうか?3年前、星野現監督が就任した年、イーグルスの本拠地仙台を始め、太平洋岸の東北の各都市は地震と津波により大きな被害を受けた。あれから3年である。

 今日の試合、22連勝中の田中将弘投手は1死2・3塁のピンチを迎えた以後の投球が今年の田中を代弁している。きっちりとスイッチを切り替え、西武の3・4番バッターを8球全てストレート連続三振に取った。これが田中の真骨頂であろう。

 どんなピンチでも動ぜず(本心は違うとは思うが)自分の一番の球を思い切り投げ込む。政治家もそうでなければと、改めて思う。市民(国民)がピンチの時に、わけの分からない言い訳をしながら逃げてしまう政治家が多いような気がする。(もっとタチの悪いのは、責任転嫁をして逃げる政治家。もっとひどいのは、様々な問題が解決し、その仕事がうまくいきそうになるとしゃしゃり出て、自分の手柄のように吹聴する政治家)やはり、政治家とは、「決断」する職業だと思う。それが、一部大きな声の少数やマスコミの無責任な発言に惑わされ、逃げるようでは政治家ではない。たとえ49人の反対にあっても、51人の賛同があればよい。その決断により、選挙の得票が減っても、10年後、20年後に評価して頂ければ本望だと思っている。私は政治家とはそうしたものだと思っているし、そうありたいと思う。

 奇しくも今市議会では「決算議会」開会中である。今日も「決算審査特別委員会」における質問が行われた。市民の運命たる財政問題を克服し、将来世代を含めた個人の権利と自由を尊重するには、新たな公共領域の創造が必要になる。そして、財政において将来世代の可能性・選択肢を創造するため、現役世代の「あれか、これか」の選択の自由を消極的・積極的のいずれかで発揮するか、今、問われている。


数字が嘘をつく

2013-09-25 21:03:12 | 未分類

9月25日(水)時々

 

 決算審査特別委員会3日目。今日のわが会派の質問者は廣田健一議員と山崎直史議員である。

 山崎議員の質問では「公営住宅決算」について取り上げた。着眼点が素晴らしいく、理事者の答弁もタジタジ。ただ残念なことに、最後のツッ込が無かったのが残念。次回以降に期待。あとは民主の岩隈議員の「川崎市信用保証協会決算」についての質問が、角度の違った着眼であった。

 ただ、残念なのは、毎回ブログでも言っていることなのだが、決算とは程遠い「市政一般」に関しての質問があまりに多いと言うこと。先日「議会運営検討協議会」の答申において、決算審査特別委員会のあり方について、議会運営委員会に送った。議運でどういう結論を導くか不透明な部分があるが、少なくとも、今の様な質問はできなくなることを期待している。

 昨日のブログの続きになるかもしれないが、何故私が来年度からの新会計方式に固執するかと言えば「財政の数字は嘘をつく」と言うことです。「嘘」とは言い過ぎかもしれないが、公的分野独特のルールが存在すると言うことです。

 この公会計独特のルールにて決算書が示されるため、見る側にしてみれば「意味不明」柔らかく言えば、民間の決算とは大きく異なる決算内容となるため、実態とはかけ離れた決算内容を鵜呑みにしてしまう恐れすらある。

 その違いを批判するだけでなく、その違いが将来何をもたらすかを見通すことに、われわれ議員の仕事の重要性が存在することになる。異なったルール同士を比較すれば、必然的に「嘘」が浮かび上がります。数字で示されていることが客観性を担保するのではなく、数字と数字を比較して初めて客観性が担保される。そのために、今回の質問は、病院事業会計報告書から数字を拾い、あえて新会計方式によるB/Sを作成し質問をしたのです。

 こうすることにより、その違いが財政運営に与えている影響をが把握することができ、どの程度構造的なのか、深刻なのかを検証する際に大いに参考になる。そして、現在の決算方式が、公務員のコスト意識の低下に繋がっていることは言うまでもない。

 市民(国民)も国や自治体の財政に無関心でいればそのツケや負担は最終的に市民(国民)に戻ってきます。いつまでも議員は「予算の獲得」が仕事だと思っていたら大きな間違いであり、しっかりとした財政感覚を持ち、必要なものは必要、無駄なものは無駄なものとして切る勇気を持つ必要があることは言うまでもない。この辺で、有権者も議員も意識改革をしなければ、将来を担う若者や子供達が「やる気」を失くすだけである。


病院事業会計

2013-09-24 19:01:39 | 未分類

9月24日(火)

 

 昨日の発熱が嘘のように下がり、無事市議会に出席できた。当に不死身である。(笑)

 それはともかく、今回の決算審査等別委員会の質問は「病院事業会計」である。

 来年度から地方公営企業会計見直しに伴う影響額を試算することから始めた。まず、借入資本金が見直され、企業債が長期負債へと移行することにより、負債額が51億円から740億円となる。さらに、資本が613億円から-66億円と債務超過状態となる。また、退職給付引当金、賞与引当金を負債に計上することにより、退職給付引当金が約75億円、賞与引当金を負債に計上することにより、約7億円の欠損金の増となり、みなし償却制度の廃止に伴い、固定資産・資本剰余金から約4億円が減額され、資本剰余金から長期前受金に約11億円移行されることになる。

 とは言え、決算手法が変更されるだけで、実態が変わるものではないのだが、新会計制度導入により、市民がバスや上下水道を含めその経営状況を実態に即した形で見ることができるようになることの意義は大きいと思う。

 そうした動きに対し、どのような経営健全化を図るかとの質問をすれば、病院事業に限らず、役所の答弁はいつも一緒である。病院事業で言えば、「不採算部門からの撤退など、民間企業のような経営改善手法を採用することはできない」と言う。しかし待てよ!不採算部門から撤退はできないといいながら、その不採算部門は毎年約70億円もの資金が、一般会計から繰り入れられているではないか!要は、病院事業会計を硬直化させている最大の原因「固定費の縮減」を図ることではないのか。

 例えば、看護師の給与である。川崎市立病院の看護師の平均給与は約680万円、他の公立病院では約550万円前後、大学病院では約480万円、医療法人では約430万円と言われている。川崎市の看護師の給与は図抜けて高いものになっている。

 今看護協会では、看護師の2交代制を推奨している。ところが、本市では、看護師にアンケート調査をしたら3交代制を希望するものが多かったとのことで、2交代・3交代の選択制を採用している。しかし、完全2交代制を導入するだけで、約500万円の人件費の削減が図れる。公立病院の看護師のコスト意識の低さが伺える。

 また、看護師の労働条件を変えれば看護師は集まらなくなると言うが、川崎には看護短大と、看護専門学校がある。しかしこの両校とも、市立病院への就職率が著しく低い。その原因については私なりに分析しているが、ブログ上で書くと、様々なハレーションを起すといけないので見合わせておくことにする。

 それにしても、この看護学校の2校、とくに看護専門学校は川崎市看護師養成確保事業団と言う川崎市の出資法人なのだが、年間約80,000万円もの補助金を受け取りながら、市立病院就職者は22名。それにもかかわらず、役員3名はいずれも市職員のOBであり、内部留保として2億3百万円もの市債を引き受けている。個人的感想だが、こんな事業団はいらない。

 まぁ、今日の質問内容の一部を掲載させて頂きましたが、まだまだ経営改善を図るための方策はあると考えます。今後とも、公営企業3会計、出資法人各社の経営状況の財務分析はしっかりとやっていきたいと考えています。


最悪の七七日

2013-09-23 23:58:57 | 未分類

9月23日(月)

 

 母親の七七日の法要が無事終了。

 と思ったら、夕方から震えが止まらない。熱を測ったらなんと41超えの41.5℃。私の記憶だと、過去41℃を超えた記憶がない。

 そのまま病院に直行、「入院しなさい」と言われたものの。明日は私の決算特別委員会の質問日。休むわけにもいかず、これから原稿を仕上げなければ・・・。

 とは言うものの、もやはり、記憶が飛びそうだ!(泣)


巨人独走優勝

2013-09-22 22:34:52 | 未分類

9月22日(日)

 

 プロ野球読売巨人軍が、今日の広島戦を2対1で制し、デーゲームで行われた阪神が敗れたため、独走でセリーグを制した。なでしこジャパンは対ナイジェリア戦に快勝、あの高視聴率を誇ったお化け番組「半沢直樹」は何とも意味ありげな結末で幕と閉じた。ひょっとしたら、次回作へのプロローグか?

 そんな今日、依然として私の体調は最悪である。

 明日の母親の七七日と明後日の決算審査特別委員会の質問をどうにか乗り切りたいものである。・・・と言うことで、大変申し訳ありませんが、今日も早寝をさせて頂きます。明日からのブログは正常に戻したいと思いますので、今後ともよろしくお願い致します。m(_ _)m

 


お彼岸

2013-09-21 23:15:46 | 未分類

9月21日(土)

 

 世の中、お彼岸の中日を含み3連休の方も多いことであろう・・・。

 タイトルを「お彼岸」と名付けたものの、昨日から風邪気味で、現在の体温は37.4℃。

 どうも頭がぼーっとしてるはずである。・・・いつもか!?(笑)

 明後日は、母親の七七日の法要。本来は10月5日なのだが、私やお寺の都合で五七日に近いものになってしまった。

 さてさて、困った時に風邪をひいたものである。明日は、明後日の準備をしなければならないし、今日は、これ以上風がひどくならないうちに、薬でも飲んで早寝しよう!


決算審査特別委員会1

2013-09-20 23:20:47 | 未分類

9月20日(金)

 

 決算審査特別委員会初日。12名の委員(議員)が質問に立った。

 私は予てから、銀の仕事はの第一は「税の使い方」に対するチェック機能である。再三申し上げているが、予算が甘くて首になる社長はいない。しかし、決算結果が悪ければ、当然更迭される。

 しかし、真の多くは未だに市民に対して「いくら予算を取ってきた」と言いたい議員が多いし、市民もまた、そうした議員に拍手を送る。高度成長時代やあのバブルの頃ならいざ知らず、今の川崎市の市税収入はあのリーマンショック時の全集にも及ばない。いい加減議員も市民も「タカリ」体質から卒業する時代である「。

 ・・・と今年の決算審査も相変わらず。半数以上の議員は、補助金よこせの大合唱である。しっかりとした財務分析の下、将来を見据えた財政構造構築のために頑張ってもらいたいものなのだが・・・。

 決算特別委員会終了後、横浜県連会議室へ。都市農業再生のための国への意見具申のためのとりまとめ作業である。

 しかし、国会では地方の少品種大規模農家の支援を受けた議員が幅を利かせ、都市部の多品種小規模農家ぬけの政策を訴える議員は少ない。

 当然、神奈川県選出の国会議員の多くは、興味すら示さない。まぁ、川崎市議も同様なのだが・・・。

 どうにかそうした風潮に風穴を開けなければ、神奈川の農業は衰退する一方である。


秋ですねぇ。

2013-09-19 23:29:09 | 未分類

9月19日(木)

 

                       

 中秋の名月。写真では分かりにくいのですが、お月様の手前の水田では、既に稲刈りを終えた田圃に掛け干しされた稲穂が・・・秋ですねぇ。

 つい先日まで、30℃超えの日々が続いたかと思ったら、すっかり今では秋の虫の声が・・・稲刈りに虫の鳴き声!?どこぞの田舎・と思われるかもしれないが、れっきとした川崎市麻生区である。

 その麻生区でも、ほんの20年位前までは、区内のあちらこちらで稲刈り風景を見ることができた。しかし、最近では黒川上、岡上、早野の農業振興地域で見かける程度である。

 ところで、十五夜の日が満月とは限らないと言うことをご存知でしょうか?

 旧暦では、月の満ち欠けを見て日付を決めており、新月の時が1日となり、満月の時が15日。しかし、新月から満月までの期間が毎回15日であるとは限らないため、15日は満月でない可能性があるのです。最近では、2010年が旧暦8月15日に当たる日が9月23日、満月の日が9月22日、同じく2009年も10月4日が10月3日、・・・2007年に至っては9月27日が9月25日と2日も食い違っています。

 とは言え「中秋の名月」をススキと団子の飾り付けの前で眺める・・・何とも風流な伝統ではないでしょうか。


都築郡衙

2013-09-18 23:38:11 | 未分類

9月18日(水)

 

 どうにか決算審査特別委員会の質問原稿の一稿を理事者に渡すことができた。明日、どんな答弁が戻ってくるか、それによっては、また明日練れない夜となる・・・と言いながらしっかり寝てたりして。(笑)

 役所の帰り、田園都市線江田駅近くの公園でふと目をやると「ススキ」が群生していた。そう明日は十五夜である。最近は「セイタカアワダチソウ」におされ、ススキもあまり見かけなくなった。

 この公園からもうしばらく進むと猿田公園なるものがある。この公園の所在地こそ長者ケ原遺跡・都築郡衙跡と言われている。今川崎市では、橘樹郡衙調査指導委員会を設け、国史跡指定に向けた取組を開始している。現川崎の大部分を占める橘樹郡故当然のことだとは思うが、唯一柿生地区だけは旧都築郡であり、その都築郡衙跡も気になる所である。

 この長者ケ原遺跡・都築郡衙跡は、現在東名高速道路敷設により二分されてしまっているのが残念である。

 この周辺には稲荷前、朝光寺等の遺跡群があり、調査の結果、郡庁舎はコの字型に建物が配置され、正倉等掘立柱建物が70戸余、その規模は4万㎡、中国高級陶磁器が出土したことで有名である。当時、郡は郷を持ち、一郷2千人の人口規模だったと言われている。

 しかし、平安時代になると、武士の力が台頭し、盛んに未開発の地の開墾に励んだ。結果、国司や郡衙の支配を避け、荘園や御厨等への起震が進み、郡衙の衰退が進むことになる。

 この時期、この地方は秩父氏(後の稲毛氏)の配下であった。麻生郷は国衙支配、隣接の恩田(青葉台)は伊勢神宮の御厨領であったと言われている。


稲むらの火

2013-09-17 22:53:21 | 未分類

9月17日(火)

 

 台風も過ぎ去り、気持ちのいい晴天の朝。何となく「やる気」も湧いてくる。さぁて、決算審査特別委員会の質問原稿でも纏めるか!

 そんな今日ではあるが、大きな台風被害にあった地域では、後片付けに追われ、そんな気分にはとてもなれないであろう。また、今日は、宮城県石巻市の私立日和幼稚園の送迎バスが、東日本大震災に伴う津波により流され、園児5人が死亡した件について、仙台地裁は幼稚園の過失を認める判決を下した。

 昭和12年から尋常高等小学校の国語読本にのせられた「稲むらの火」と言う話がある。この「稲むらの火」の物語のモデルになったのが、濱口梧陵と言う人物である。出身は紀伊の国広村の出身だが、銚子で醤油醸造業を営む本家の養子となった富豪である。醤油の「ヤマサ」と言えばご存知の方も多いはず。

 この梧陵は家業のある銚子と本宅のある広村を行き来していたのだが、丁度梧陵が広村に滞在していた時にM8と言われる安政南海地震による津波に襲われる。その時に、暗がりの中、逃げ遅れた村人のために転がっていた稲束に火を点け、避難する者の目印にした。これが「稲むらの火」と言われる所以である。そして家屋や家財を失くし、田畑まで失くし「働く場」を失った村人のために、私財をなげうって津波に備える堤防を築く提案をした。当時のお金で1,712両と言う巨額の投資である。これには、「一方通行の施し」は人の心によどみを生じさせるおそれがある。しかし、堤防工事と言う働いて得た報酬であれば、堂々と受け取れる。しかも、築堤は自分たちの村を守る仕事でもあるから「ここで生きる」と言う気持ちを育み、生活支援対策のみならず、精神的なケアとなったことを意味している。そして、その90年後に発生した昭和南海地震(昭和21年)で発生した津波から村を守ることになる。

 かつて、柿生でも明治35年に開校した尋常高等小学校は、莫大な建築費を賄えない村の財政を憂い、私財を投じた臼井義胤氏、村民は感謝の意を表し、校名を義胤尋常高等小学校と名付けた。また、小田急線開業に合わせ「柿生駅」ができた時には、用地約1,000坪を地元負担で買収、小田急に寄付、駅の設置を見た経緯がある。当時の負担は約3,000円。上麻生1,500円、片平750円と10ヶ村中、上麻生と片平でその殆どを賄った。更には、戦後6・3制の施行に伴い、東柿生小学校独立の際、川崎市は財政上の都合で校舎の新築を渋った。そこで、材木の調達から施工まで地元住民の勤労奉仕で賄ってできた学校である。

 全ての物に恵まれ過ぎた現代。全てを行政任せにする風潮がある。それが悪いこととは言わないが、日本人としての「気概」が感じられなくなっているのは、私だけであろうか?


台風一過

2013-09-16 23:16:51 | 未分類

9月16日(月)

 

 台風一過。こんな日は、何故か夕焼けの投稿が多い・・・と言うことで、私も一枚。

                     

 全国各地に大きな被害を出した台風18号も去り、静けさを取り戻した午後。

 幸いにも川崎市内では大きな被害の報告も無い。

 今回の台風、市内最大時間雨量を記録したのは多摩区で、52㎜。累積雨量でも多摩区で190㎜。風速は川崎区の最大瞬間風速32.2mであった。

 被害状況は、床下浸水が宮前区馬絹で2件、多摩区生田で1件。一部破損が1件(多摩区のがけ崩れで発生したもの)。がけ崩れ2件。多摩区東生田2丁目(幅15m、高さ5m、深さ3m)このがけ崩れに伴う自主避難1世帯1名。麻生区片平2丁目(幅5m、高さ1.5m、深さ1.5m)。人的被害2名。川崎区大師町で強風による転倒で軽傷、宮前区野川で強風による転倒で軽傷。停電被害は麻生区下麻生3丁目で241世帯。等である。その他強風による倒木等の被害が若干見受けられた。

 まぁ、全国的な被害状況からしてみれば、大きな被害が出ず、よかったと言うことになる。しかし、こうした自然災害、何時、何処で発生するか予測がつかない部分が多い。日頃から備えておくことにこしたことは無い。

 夜、天候も回復したこともあり、琴平神社の「秋まつり」実行委員会へ。

 王禅寺町内会の中では、夏の「納涼祭」と並ぶ一大イベントである。どうにか成功させなければ。