元川崎市議会議員 尾作ひとし

対話から、そして聞くことから始める。多くの人の意見を、そして幸せを叶えるために。川崎市麻生区市議会議員の日常ブログ。

島根・鳥取視察2

2014-07-04 23:28:03 | 未分類

7月4日(金)

 

 健康福祉委員会委員視察一日目は「島根県立中央病院」。視察内容は、①先進医療、混合診療等、②島根県ドクターヘリポート、 ③PET-CTなどについて視察。

                 

                       (島根県立中央病院全景)

 今、国において、保険外併用療養費制度の新たな枠組みとして、「患者申出療養」(仮称)を創設することを決めた。国内未承認や適応外の医薬品などを使用する医療技術について、患者の申し出を受けた臨床研究中核病院が国に申請、有効性、安全性などを原則6週間で国が判断し、保険診療と併用できるようにすると言うものである。最終的には安全性、有効性が確立されれば、生来的に保険適用に持っていくと言うもので、患者申出療養として前例があるならば、患者から申し出を受けた臨床研究中核病院もしくは協力予定医療機関が申請すれば、臨床研究中核病院が原則2週間で判断すると言うもの。

 臨床研究中核病院は、現在、東京大学医学部付属病院、慶応義塾病院、国立がん研究センター東病院、京都大学医学部付属病院、岡山大学病院、国立循環器病研究センターなど全国15病院で、今後も要件を満たせば追加していく予定である。今回訪問した島根県立中央病院は岡山大学附属病院の協力研究病院で、先端巨人症や巨人症などの難病に対するサンドスタチン投与などを研究していると言う。川崎市でも臨海部におけるライフサイエンス総合特区において先端医療研究が進められようとしているが、そうした研究を生かす意味においても、市立3病院の先端医療への道を開きたいものではあるのだが、それに対応できる医師の確保など、難しい問題が多く残されている。

                

                      (現地にて説明を受ける視察団)

 ドクターヘリに関しては、県域の広い島根県にとっては、医療機関に恵まれない山間部町村なども多く有り、迅速な医療対応には欠かせない存在である。直近の出雲空港に駐機場があり、24時間体制で受け入れ画家の名体制を取っている。また、近隣他県とも連携し、県の枠組みを超えた医療支援体制も整えてある。川崎市のように、きんりんに様々な航空管制域があり、直近に駐機場を置くこともできず、さらに、羽田空港拡張に伴う管制域の拡大は、消防ヘリ活動に大きな支障が出ることが予想されるだけに、早急な対応が望まれる。

 本日の鳥取県「自殺対策」については、また明日。


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