12月29日(水)
今日の朝刊に「万福寺にんじん」の記事が出ていた。「万福寺にんじん」は、昭和7年頃から、滝野川人参(東京大長人参)の栽培が行われたものを品種改良したもので、糖度が高く、香りがよいのが特徴。特に、昭和29年より、明治神宮で開かれた全国農林水産物品評会で5年連続「農林大臣賞」を受賞した。弘法の松周辺の高台の火山灰層の深い畑が栽培に適していたと言う。しかし、昭和30年代に入り、百合丘周辺の宅地開発が進み、耕作農地が激減、通常のにんじんの3倍もの長さがあるため、収穫の大変さも相まって、昭和45年に万福寺採種組合が解散、姿を消すこととなる。
そんな「万福寺にんじん」も、現在は数十戸の農家などが栽培し、「万福寺ニンジン友の会」が毎年12月に品評会を開催している。そんな万福寺ニンジンの品評会に2年連続最優秀賞を受賞している古沢在住の井上さんの記事である。井上さんは若干27歳、地元の貴重な農業後継者である。こうした後継者が「やりがい」のある都市農業政策を進めなくてはいけないことは当然である。
国は、来年6月に「農業体質強化基本方針」を取りまとめると言うが、そのための財源確保にもしっかりと取り組んで頂きたいものである。しかし、民主党政権が鳴り物入りで導入した「戸別所得補償制度」も、同制度を導入したことから、モデル事業を実施した10年度産米価が大幅に下落し、政府も見直しか、継続かの方針すら定まらない。私個人的には、このような価格下落を誘発を招く「米価変動補填交付金」よりも、農業経営者にとっては「収入減少影響緩和交付金」の方が農業の担い手育成には役立つと思うが、TPPも含め、内外共に「待ったなし」の状況ですよ、菅首相。

今日の朝刊に「万福寺にんじん」の記事が出ていた。「万福寺にんじん」は、昭和7年頃から、滝野川人参(東京大長人参)の栽培が行われたものを品種改良したもので、糖度が高く、香りがよいのが特徴。特に、昭和29年より、明治神宮で開かれた全国農林水産物品評会で5年連続「農林大臣賞」を受賞した。弘法の松周辺の高台の火山灰層の深い畑が栽培に適していたと言う。しかし、昭和30年代に入り、百合丘周辺の宅地開発が進み、耕作農地が激減、通常のにんじんの3倍もの長さがあるため、収穫の大変さも相まって、昭和45年に万福寺採種組合が解散、姿を消すこととなる。
そんな「万福寺にんじん」も、現在は数十戸の農家などが栽培し、「万福寺ニンジン友の会」が毎年12月に品評会を開催している。そんな万福寺ニンジンの品評会に2年連続最優秀賞を受賞している古沢在住の井上さんの記事である。井上さんは若干27歳、地元の貴重な農業後継者である。こうした後継者が「やりがい」のある都市農業政策を進めなくてはいけないことは当然である。
国は、来年6月に「農業体質強化基本方針」を取りまとめると言うが、そのための財源確保にもしっかりと取り組んで頂きたいものである。しかし、民主党政権が鳴り物入りで導入した「戸別所得補償制度」も、同制度を導入したことから、モデル事業を実施した10年度産米価が大幅に下落し、政府も見直しか、継続かの方針すら定まらない。私個人的には、このような価格下落を誘発を招く「米価変動補填交付金」よりも、農業経営者にとっては「収入減少影響緩和交付金」の方が農業の担い手育成には役立つと思うが、TPPも含め、内外共に「待ったなし」の状況ですよ、菅首相。