■風邪=浄化
今日も厚ぼったい雲がうっとおしいお天気ですね。まるで私の気管支にからまる痰のようです…ああ、うっとおしい(笑)。
私の気管支炎(ぜんそく)は快方のようなのですが、なんだか余計なことはしない方がよさそうな感じで、家におとなしくしています… ちょっとした空気中の埃を拾って、ゴホゴホ、ゲポゲポ、なんだかドラマテックな響きの咳が出ます(笑)。ぜんめいは収まってきたのですが、気管支の炎症はまたぶり返したようです・・・(><)
ヨガ(アーユルヴェーダ)では、風邪は浄化のプロセスで、そんなに否定すべきことではありません。
熱も、鼻水も、痰も、不要物の排泄行為と考えられて、できるだけ出すように、という発想です。
しかし、気管支とは・・・肺は悲しみをつかさどる部位なのですが、私には最近悲しい出来事はなかったですけど。
肺の(気管支)の不調など、本当に子供の時以来なので、ちょっと面食らっていますが、これも毒だしと思って、のんびり構えることにしました。どちらにせよ、台風でお天気が悪く、何をするにもよい時期ではなさそうです。なんてお天気にマッチした体調。
■ レストの大切さ
現代は積み上げることをよしとする時代なので、病気や怪我の期間はロス、損失と考えられることが多いと思います。
私もそう思っていたんですよね。
でも、あるとき気が付いたんですが…、たまたま仕事が忙しく、一か月、二か月ブランクがあって…、すると、痛めた個所(左の股関節、右足の膝の腱)が直そうとしたわけでもないのにもう全然痛くない!
もしかして単純にオーバーユースだったのかなぁ…。
カラダって不思議ですよね、体の声を聴くようにいつもヨガで指導していますが、それは意外に単純なものです。
痛い → しない
このごくごく当たり前の、野生動物なら何も考えずにそうしてしまうようなことが、なぜだか現代人はやりづらいんですよね。
不思議と。
これはヨガの大先生も同じことを言っています。痛いことはしない。シンプルに考えよ、です。痛みによってカラダが知らせてくれるのは、「それしないで」ってメッセージなんですよね。
もちろん、一方で、現代はほとんどすべての人が、慢性的運動不足病 でもあるのですが。 そこのところとの釣り合いをとるのが難しいです。
アーユルヴェーダでは、
・体力の50%以下の運動を
・毎日
・日中
行うことが大事とされています。
でも、私たちが運動について教えられたのは、成長期の体育の授業。 成長期の運動法を教わっています。すなわち
・体力の120%頑張れ
です。 そう、どんどん積み上げる、上手になっていく、という発想の運動の方式ですね。成長期だからこその運動法です。
でも、ヨガの場合(ヨガではなくてもですが)、健康になることが目的ですから、体力の目一杯を頑張る必要はどこにもありません。ないどころか害があるんですよね。
それが故障です。
故障したら、それは明快なカラダからの、NOというメッセージですね。
■ 目安として利用する科学
しかしこうは言っても、適切な運動強度ってどれくらいなのか分かりづらいですよね。
・心拍数が120より上がらない
というのは重要なポイントと思います。これくらいの心拍だと、隣の人とおしゃべりできます。これはマフェトン理論で使われる心拍数です。
あとはメッツが一つの目安になります。週23メッツ。厚生労働省推奨(笑)。でも本来は、自分のカラダに聞いて、体が心地よくなる程度の運動をすればいいんですよね。
そのカラダに聴く、というところをやっぱり現代人は、数値化できるメッツや心拍数に求めてしまうのですが、せっかく科学がある時代に生まれ生きているのですから、利用しない手はないと思います。
とりあえず、これらを目安に自分にあった運動強度を発見していけばよいんですよね。
ちなみに、ヨガでは、もっともっと・・・と次から次にと欲求が高まるようなものは、ラジャス(劇性)であって、純性(サットバ)なものではないとされています。純粋なものは無理がないのでずっと続けられるはずです。
■ Noの理由を考える
カラダはこのように不調や痛みを通して、我々にNOを突き付けてくるのですが、そのNOの中身をよく知るのが重要ですね。
私の風邪ですが、一体私は体にどんな悪いことしたかしら…と色々考えています。休息が必要となる意味ですね。
アーマ(不要物)が溜まるような活動だと夏の肉食ですが、肉食は激しい肉体労働をするような人にのみ許されるものなので、私にはやっぱりイラナイものだったのかな。
実は、去年の同じ時期にはなんと、山で食べ過ぎたがために肉離れを起こしていました(--;) 腸内にいつも食べないような量の食べ物を入れてしまったのです・・・その状態でアーサナをしたら、右足の肉離れをしてしまったのでした。これもしばらく食べないで直したんですよね・・・。
私の肺、というか、アレルギー?は一体何に起因しているのでしょう・・・ 明日は食物アレルギーの検査結果が出るので楽しみです。