goo blog サービス終了のお知らせ 

軽井沢~標高1150Mの森の家とエコ農園からの便り

雄大な浅間山の南麓・千ヶ滝西区の農園で、自然の生態系保全のため化学物質を一切使用せず西洋サラダ野菜の栽培に取り組む

ヨーロッパの種のパッケージは・・・その2

2008-05-07 06:15:10 | Weblog
前回に引き続き、ヨーロッパの種のパッケージの紹介です。

一昨年の初夏の頃だったか、農園で農作業に夢中になっていたところに、いつも親しく声をかけてくれるOさんと一緒に元首相で陶芸家のH氏が奥様と一緒に見えた。

農園のごく近くにH氏の陶芸の窯があることは知っていたが、それまでは全く面識がなく農園で初めてお会いした。

生育中のちょっと珍しいヨーロッパの野菜を4人で眺めつつ、野菜談義となった。
カタカナ語の舌を噛むような野菜の名前などを説明すると、一同、「良く憶えていますね」とか、H氏から「農業を始めて何年になりますか」との質問を受けたり・・・。

私は、その時、H氏にこのように話したことを鮮明に憶えている。
「野菜、特に、サラダ野菜は美しいものでなければならない」と。

本物の野菜の要件に「美しさ」を加えるべきだというのがかねてからの私の持論である。
安全・安心は当たり前。プラス美しさ、色彩の鮮やかさは欠かせないと。

私のこの話に、H氏は肯いていたような気がした・・・。
このようなことがきっかけで、H氏とはその後も、農園での立ち話しや電話でのやりとりなど、お付き合いをいただいている。お互い忙しいのでゆっくりと時間をとれないのが残念だが。

ヨーロッパの種のパッケージは、確かに美しい。
しかし、実際の野菜も美しい。
もしも野菜が無かったら、どんなに色彩が乏しい食卓となるだろう。美しい野菜は料理や盛り付けの工夫し甲斐があるし、もちろん食べるのも楽しい。野菜の持つ色素のパワーは素晴らしい。

自分で、悪戦苦闘しながら育ててみてそれを実感する。