G-01はロボットである。今更そんな宣言をして何だと思うだろう。つまりはロボットだから色々と計算とかデータから結果を得るとかが得意なのだ。後はシュミレーション。私は色々とこの汚れを検証した。
まずはどのくらいでこの汚れが消滅するか……だよね。大切である。自然消滅が早いのなら、別になにかやる必要はないからね。一回ついただだけなら、この汚れの付着時間は30秒くらいだった。その面積にもよるけどね。G-01ほどの大きな物体についたら、もちろんだけどそれだけ付着面積も大きくなる。
そうなると完全に消えるのも時間が通常よりもかかった。一分くらいである。次は何回か汚れを追加してみた。一回の消える時間が30秒なら二回とか時間をおかずに汚れをつけるとその汚れの時間は延長されるのか? ということだ。
結論から言うと、もちろんだけど延長されたし腕についた汚れは多くなった。そしてそれを繰り返していくと、汚れは明らかに肉体……に影響を及ぼしてきた。多分だけど、この黒い口と短い手のオタマジャクシみたいなのが影響を起こしてると思われる。
ちょっと出来心でこの変な生物? をつまんでみた。でも……この汚れ……空間の汚れから出た瞬間に塵のようになってきえていった。死んだのか? と思ったけど……どうやら違うらしい。
これはG-01だったからわかったことだと思うけど、どうやら汚れに転送されたみたいた。だってG-01が数を数えてみたいで、一体が塵になって消えてしまったのに、その数は変わってなかった。
メッチャクチャバシャバシャと汚れの中でしてるオタマジャクシみたいなの。それも潜ったりもしてるのに、よく正確にその数を把握してるものである。私だけなら絶対に出来なかった。
「あっ、消えた」
とか思っただろう。でもG-01が数えてたくれたおかげで消えたわけじゃなく、戻ったんだとわかった。まあそれがなんだって言われたら……困るけどね。
「これが空間の移動に影響を及ぼすのなら……」
私は入口だけを今は設定してた。それはもちろん聖杯が不安定にしてる空間。それが入口である。出口は設定してなかった。でも、この汚れが空間の移動に影響を与える……かどうかを調べるのなら、もちろん空間を移動する――ことが必要だろう。だから出口を作る。この空間の外ではない。そんなのしたら大変だ。だからこの空間の中に作ることにした。
かなりのマッピングは出来てるんだから、この空間内なら、空間移動に不便はない。まあ今までやったことはないけど……練習のためにもここで練習しておくべきだろう。私はある船の内部につながる出口を作ってみた。
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